(15)役に立つマネジメントツールは?
2008年3月のまーけ塾は下記の通り行いました。
毎週この中から一項目抜粋して掲載します。
(1) クレイ・アニメさえ格安でできちゃう! -映像最前線(1)-
(2) フラッシュアニメの時代 -映像最前線(2)-
(3) 低価格マーケットの流れ
(4) ノックイン・オプションという地雷
(5) 藤巻さんのヨーカ堂での挫折
(6) 医療ツーリズムというオフショアリング
(7) 子宮のアウトソーシング
(8) ズームという技術
(9) 写真とキャプションだけで売れ!
(10) どうして、このチラシは当たったのか?
(11) 『ぷち萌え 幼なじみ編』におじさん達萌える
(12) 地下経済の推計ね・・
(13) 行列の待ち時間
(14) リクルートの部下面接法
(15) 役に立つマネジメントツールは?
(16) 笑えるチラシ「パイナップル」
(17) 21年目の由美かおる
(18) 朝青龍問題はどこか変
(19) カストロの引退
(20) 中小企業の事業承継支援に伴う相続税の改正
(21) 人体通信実用化
(22) 太陽工機の上場
(23) チームラボの検索
(24) 感情労働という労働
(25) マガジンとサンデー
(26) 主婦の時代の終焉
(15)役に立つマネジメントツールは?
『ハーバードビジネスレビュー』2008年3月号の「役立つマネジメントツールはどれか」は久々に面白い記事でした。
話題の「ICタグ」や「企業ブログ」、「シェアードサービスセンター」などがあまり現場では役に立っておらず、逆に、ミンツバーグがこき下ろす「戦略プランニング」などが高い満足度にあるという事実は、我が意を得たりと思ったり、意外だったりしました。
どんな偉い学者や実務家がこき下ろそうと「戦略プランニング」は使えます。これは私がいつも声を大にして言っていることですから嬉しい限りです。
残念なのは、「バランスト・スコアカード」の満足度が低いことでした。大企業でまったく機能していない話は聞いていますから分かってはいましたが、もっと工夫をすればやりようがあるのに・・と残念です。
また、同時期では、各ツールので過去からの満足度と利用度のへ推移もグラフ化されて掲載されています。
この推移を見ていて意外だったのは、「CRM」「顧客セグメンテーション」「シナリオ・アンド・コンティジェンシー・プラニング(危機管理)などの利用度が高まってきたのが最近のことである事実です。
意外にも顧客データベースなどの整備は大企業を含め、進んでいないんですね。
しかし、2008年段階では、中小企業にも、気の利いたデータベースはある時代です。ここからは、このデータベースの使うセンスが問われてきますね。
全ては仮説と検証ですから、大胆なデータベース利用法を模索していきたいですね。