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(1)考えてみれば、言ってるようになりましたね

2008年10月のまーけ塾は下記の通り行いました。
毎週この中から一項目抜粋して掲載します。

  1. 考えてみれば、言ってるようになりましたね
  2. トレンド変換の時が来た
  3. 養老孟司のことば
  4. 2015年という年
  5. CDSという時限爆弾とAIGの凋落
  6. この前までの主役、年収2000万円の人たちの沈没
  7. 効率VS御用達
  8. フィデックのビジネスモデル
  9. 新しい金融革命と旦那革命
  10. これから本番

(1)考えてみれば、言ってるようになりましたね

少々冗談ぽく言っていましたが、昨年初めに言っていたことが起こりました。
今回も、当時話題にしていたノックインオプションの価格を日経平均は触ってしまいました。
まだ、7000円台、6000円台のノックインオプションがありますが、これからどうなるか?ここから見物であり、本番です。

1920年代に流行ったものと現在流行っているものの類似性については、いつも言っていましたけど、1929年の大恐慌に対応するようなことまで本当に起きてしまいました。

昨年暮れくらいから、円をキャッシュで持つのが一番に良いと言い続けてきましたが、春くらいに急に投資を思いつき私に相談に来た人なんかもいました。
んー、損しなかった分を私がもらいたいくらいですね(笑)

1929年について言うと、1933年まで多くの人が討ち死にしていっています。
もうこれ以上相場は下がらない・・と見た人たちが、どんどん討ち死にしました。

大恐慌は、1929年の暴落で損したよりも、その後の安値で買った人たちが損をしていたと記憶しています。

私は、相場が下がると、必ず逆張りをしてきた人間ですが、今回については一切出勤していません。
むしろ、少し残しておいた株も様子を見て売却したりしています。

1929年と同じになるかはわかりませんが、過去の株価の動きや起きたことは押さえておきましょう。

個人的な感触は、相当、ヤバイと感じています。
今の状態から、少しでも何かあったらとんでもないスパイラルが始まるものが目白押しですから、悲観せざるをえませんよね。

実体経済への影響はすでに出ていますが、本番はこれからです。
どう見ても、影響のないクラスターなんてないでしょ。
20代若者たちでさえ、お金を貯めるのが趣味の人が多くいましたから、やられていますよね。

こんな時は、予測不可能です。
あまり考えないで、淡々と商売を続けましょう。
余計なことを考えると負けです。

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