■2010年3月30日 第231号

第5週目のある月は増刊号!

 
■わからない・・ということ

(1)
15年前くらいに、
お客様であり友人でもあるMさんが入院した。

入院の理由は、C型肝炎。
(だと思う。A,Bではないはず・・)
この病気、身体がだるくなって何もする気がなくなるらしい。

彼は、診断が出て即入院・・となったが、
病院にいても休むだけなら家でも一緒と考えて、
退院を強行。

それから、
ある信奉している菌(EM菌みたいなものです)で
直す・・と宣言。

医者には、経過観察だけをお願いして
自宅で毎日菌を飲む日々に突入した。

そして、数ヶ月後、
彼は、その代替医療でC型肝炎を治してしまった。

医者は相当驚いたらしい。

(2)
数年前に、お客様であり友人でもあるSさんが
死んだ。

原因はガン。

彼は、医者の手術を拒否。
代替医療で直すことにして自宅で療養したが、
帰らぬ人になった。

(3)
妻が、変なお茶を買ってきた。
チャールズ皇太子が感謝状を贈ったほどのお茶だそうだ。

薬事法があるので、
何に効くかとかは何も言わないが、
いろいろなことに効くことは示唆されていることだろう。

値段はもちろん高い。
異常に高い。

しかし、
妻は良いお茶だと喜んでいる。

もちろん、私も毎日飲む。
高いのだから当然だ。

ところで、このお茶、
重金属とか大丈夫かな~?

そんな心配をちょっとしてみる。
モノによっては、コーヒーや緑茶の方が
全然安心・・というのが現実だ。

(4)
ところで、チャールズ皇太子。
この人は、代替医療好きで有名。

代替医療の研究を国で本格的に
やるように提言もしているらしい。

そんなことをしたら、
彼には残念な結果になる可能性の方が高いが、
彼はそれを願っている。

(5)
日本の経済がデフレだなんだ・・と
経済学者から素人までいろいろなことを言っている。

ついでに、
私も思うところがある。

きっと、
私以外にも思うところがある人は多いでしょう。

経済議論の大衆化がはじまった。

政治は、最早議論をするには、
あまりにも次元が低くなったので、
ちょっと難しい言葉が使える
マクロ経済学に議論の人気が移ったのだろう。

別に、
経済の事なんて床屋のおばちゃんでも語れるわけで、
テレビやブログでも床屋のおばちゃん並が
大きな声でいろいろ言っている。
(床屋のおばちゃん、すいません)

でぇ、言うことは人それぞれ。
誰の言うのが正しいかなんてわからない。

もちろん、
自分の考えが正しいかもわからない。

いろいろ
批判されている日銀ですが、
結果を見たら、彼らが正しかったということも
あり得る。

(6)
昔、ヨーロッパで鍼のブームがあった。

そして、衰退した。

それを、
毛沢東が蘇らせた。

(7)
昔、ケインズ政策が王道の時代があった。

しかし、
ボルカー登場後、人気が下がり始めた。

新自由主義の政策が流行はじめ
ケインズの人気は最低数値まで落ちた。

しかし、一方で、
左翼系の学者は、新自由主義を批判した。

そんな時を過ぎて、
今、新自由主義の人気がなくなった。
ケインズの人気が戻りそうな空気がチラホラ。

(8)
たまたま。
たまたま。
たまたま。

(9)
再び戻る。
再び戻る。
再び戻る。

(10)
繰り返す。
繰り返す。
繰り返す。

(11)
実は、

何もわからない

(11)
わかってるふりは、

床屋のおばちゃん

(12)
それと、

大学教授(専門化だから仕方ない)

(13)
「ほら、オレの言った通りじゃん!」
の言葉が響く。

(14)
外れたときも言えよな!

(15)
世の中は、

バイアスだらけ。


岡本 吏郎

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