2018年8月28日 第683号

目 次
  1. TAROの独り言
  2. TAROくんの独り言拡大版
    ・・・日本でいちばん有名な勉強会をけなす
  3. まーけ塾レポート
    ・・・9. PBR1倍割れ40%
  4. Q&A
    ・・・今年のフジロック
  5. しょせん人の言葉  しかし、気になる言葉
    ・・・『高倉 健
  6. 砂漠の中から本を探す
    ・・・『蘇生科学があなたの死に方を変える』
  7. 構造で映画を見る。時々、いいかげんに映画を見る。
    ・・・『未来のミライ』
  8. TAROの迷い言
2. TAROくんの独り言拡大版

■ 日本でいちばん有名な勉強会をけなす

おそらく、日本でいちばん有名な勉強会。
この勉強会をけなしたら、あちこちから石を投げられると思いますが、私はこの勉強会が大嫌いです。

実は、私も30代前半に数カ月をここで過ごしたことがありますが、新潟県支部(?)の重鎮たちの態度が鼻につき、
すぐに辞めてしまいました。

はっきり言いますが、彼らは最低です。
単に主催者の威を借りて偉そうにしているだけで、立派な言葉が
放たれれば放たれるほどに、その言葉は宙に浮いていました。

この立派な勉強会に、当社のお客さまで熱心(?)に通っている人がいます。
本人のキャラクターとその勉強会の匂いは真逆ですから、
通い続けているだけで偉いな~と思います。
そのことを本人に伝えると、次のように言いました。
「私は、正統派とその真逆の両方に行っているんですよ」

ここで彼が言う“真逆”とは、私のことです。
そこで、私は言い返しました。
「悪いけど、ボクの方が正統派だよ。どう考えたってそうでしょ?!」

その勉強会では、経営計画書を発表するような催しもあって、
表彰もされるそうです。
経営計画書に立派もクソもないと思いますが、
みんなで競う方がやる気がでて盛り上がるのでしょうか?
理由はよくわかりませんが、それなりの理由で、そういうことが行われているようです。
私は思います。
そんなことをやっている所のどこが正統派なのか・・・・・と。

そして、思います。
日本を代表する経営者がそもそもやることなのか・・・・・。

おそらく組織が大きくなりすぎた故の弊害だと思いますが(好意的に見ると・・・)、それならば、そもそも組織を続ける必要もない。
農協を代表に、そういう組織はたくさんあります。そんな組織に経営者の集まりが成ってしまうことの愚かさを感じてしまいます。

もちろん、2カ月しか所属しなかった私に全てはわかりません。
でも、匂いってわかりますよね・・・・・・・・・。

そして、声を大にして言い切っていいと思います。
私の方が“正統派”です。
彼らの宙に浮いた偉そうな言葉は、市井の経営者が本来は嫌う類のものです。
“起業家精神”などという言葉さえいりません。私たちは一生懸命生きればそれでいいわけですから・・・・・・・・。

さて、そんな今だけ“正統派”を自負する私には、目指している生き方があります。

本当は、目指すとか目指さない・・・というような類のものではありませんので、この表現は非常に語弊があって、まったく“正統派”になりきれないところですが、ご容赦を。
ある程度の大きさのコミュニティーでは、“仕方がない”が生じるのは仕方がありません(笑)。許してください。

でぇ、こんなところで細かい表現にこだわっていては話が進みませんので、もう「目指す」で言い切っちゃいますが、私は「デタラメ」を目指して、いろいろやっているつもりです。

すてきな「デタラメ」になりたいのです。

もちろん、「デタラメ」で始終したいわけですから、日本でいちばん有名な勉強会をはじめ、倫理法人会とか、○○の会とか、△△の会とか、どこもまったく縁がない男なわけですが、「デタラメ」って、倫理法人会なんかで、立派そうなことを言っているよりも難しいってところが乙です。

だって、本当に「デタラメ」になったらおしまいじゃないですか。
そもそも、本当に「デタラメ」な人は、自分のことを「デタラメ」とは思っていないわけで、目指す「デタラメ」というのは、なかなか微妙なバランス感覚を要求されてしまいます。
どの辺の「デタラメ」までなら、人の生き方として許容されるか?
・・・と言って、許容されることばかりを考えていたら、本末転倒です。
十分、自分を生き切りながら、さらにもう1歩から2歩踏み出してみる。
そこには、常に観察眼が必要で、観察眼など完璧ではないし、いろいろと育ちの問題もありますので、無難なことにはなりません。
ですから、倫理法人会なんかで、立派そうなことを言っている方が数倍楽です。だいたい、言っている本人は空っぽでも形になりますからね。

「デタラメ」はそうはいきません。
表面的なところは、人として少し破綻しているわけですから、もっと本筋なところで勝負ができなくてはなりません。
くどいですけど、ずっと難しいんです。

でも、こっちの方が、経営者、自由人の生き方としては、フィットすると思うんです。
そして、そもそもの行動がちょっと破綻していますから、人とつるむこともできません。ネットワークなんてクソ食らえ。一匹狼、大いに結構というところです。

私的には、ここら辺の気分を日本でいちばん有名な勉強会に参加している付和雷同型の頭を使わない人たちに、彼らの大好きな釈迦の言葉などを引用しながら教えてあげたいところです(冗談)。

・・・・・と、ここまで書いて思うのです。
やっぱり、オレの方が正統派だよな。

経営者の世界は、いつの頃から、平均点がとてもつまらない所まで下落してしまったのでしょうか?
いつから、立派な言葉を使っていれば、それでOKってことになったのでしょう。
さらに、経営計画書を発表したあげく、表彰されてステージで泣くとか、日経ナントカのビジネスナントカ賞などに表彰されて喜ぶ・・・みたいな世界になったのでしょう?
それはそれで、デタラメ過ぎるからいいのかもしれませんが、オレのデタラメとは違うんだよな~。

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