■ホームページを作る
「何を今さら・・」ですが・・・・・。
ホームページを作りました。
皆さまには、数日内に、次のご案内を送らせていただく予定です。
もはや、ホームページを新しくする・・なんてことに、 新規性はゼロです。
お知らせする必要もないところです。
まー、しかし。
もう10年以上放りっぱなしのホームページ。
それに手を付け、なんとか仕事を完遂できたのは、 当社にとっては“事件”です。
だから、何も言わないでおく・・ということはできません。
やっぱり、「新しくなったよー」と言いたい。
気分は、小学校3年生くらいな感じです。
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こんな感じではじまって、
同時に、皆さまにお知らせがあります。
【〇〇に無料で参加しよう!キャンペーン】というのを 企画しました。
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とご案内は続いていきます。
結構、長い文章です(毎度すみません)。
生活しているだけでも、ゴミはたまっていきます。
棚なんて、気を抜くとすぐに乱れていきます。
それが仕事になると、もっとです。
どんどん、どんどん乱れていく。
さらに、状況にも追いつけなくなっていく。
定期的に大掃除をしても、抜本的な解消はやってきません。
誰だって、パソコンの中身はゴチャゴチャのはずですから 推して知るべしですが、そんな裏側は、外の人には分かりません。
鬼門は、ホームページです。
そのまんま、「ダメ」がさらけだされていきます。
作った当初のコンセプトは守られず、パソコンが得意だという スタッフによって、確実にヤバいものに塗り替えられていきます。
さらに、時代性とのギャップもジワジワと蓄積していきます。
そんなことはパソコンが得意なスタッフには思いも及びません。
ですから、それはそれは見事に、陳腐化していきます。
トップはそれに気付いていないわけではありません。
でも、手を付けられない。
棚の掃除と一緒です。
棚は、大掃除でなんとかなります。
ホームページはそういうわけにはいきません。
そして、月日はたち、 あっという間に15年くらい・・・・(当社の場合)。
そこで、2018年暮れに手を付けはじめました。
もはや、ゴミの塊と化した、納豆の糸のようなものさえ見え隠れする現行のホームページを改良するなんて、あり得ません。
ゼロスタート。
これしか道は残されていません。
私は、スケッチブックを広げて落書きをはじめました。
しかし、どうにも思うようにいきません。
「これは、お金を使わないと動かないなぁ・・」
そう思って、すぐに金子くんを呼びました。
金子くんは映像の専門家で、元社員。
インタビュー映像を作らせたら、かなり良い仕事をします。
お客さまのホームページ制作でも、 彼と組んで実績を残してきました。
そこで「俺をインタビューしろ!」。
こうして金子くんの仕事がはじまりました。
しかし、最低でした。私が相手なので、ビビったのです。
お金は払ってあげましたが(映像制作、まとめ作業もあるので結構な金額です)、使えるところはゼロ。
でも、このダメな仕事が起爆剤になりました。
私の脳みそは高速で動き出しました。
余談ですが、私たちは仕事が息詰まると、ランサーズなどを通して ギグワーカーに、ネーミングや、デザインなどを依頼します。
もちろん、彼らの仕事は信用していません。 過去20年くらいの経験で、採用は1回もありません。 しかし、このダメな仕事がいいのです。
ダメな仕事を見ていて、「違うなー」と感じたと同時に こっちの脳みそがフル稼働をはじめます。
過去にこのやり方で、たくさんのネーミングやロゴなどを 制作してきました。
金子くんの普段の仕事は見事です。
今やっている仕事でも見事に方向づけのきっかけを 作ってくれました。
しかし、そんな彼でもプレッシャーには弱い。
やっぱり、私自身がゼロからやるしかないのです。
彼のダメな仕事を目の前にして、その覚悟も決まりました。
そこからは大車輪です。
コンセプトを決めて、トップページのラフをデザイン。
そこに、文字のはめ込みを自由にできるように、プログラムを作ってもらいました。
そのプログラムを動かしながら、どんどん下流のページの方向が 決まり、原稿も100ページ近く書いたと思います。
この段階で、半年が経過。
そして、担当が構造の制作に入ります。
写真撮影も同時に行っていきました。
デザインの制作がはじまったのは、そこから半年後。
開始から1年が経過しました。
そして「年明けにはアップするぞー」という勢いでした。
しかし、完成したものをチェックすると、 どんどん変えたくなります。
当然、ミスも大量。
そもそも、担当者間でのチェックには限界を感じます。
そこで、すべてのチェックを私自身が行うことにしました。
その期間は、1カ月半以上を要したと思います。
とにかく大量。
今までの方向を変えるようなレベルです。
そして、私の大量の訂正指示をデザイン担当が完了したのが 2020年3月。
私が、そのチェックをはじめたのが5月。緊急事態宣言のおかげで、じっくりチェックと制作に時間を使えました。
私は、このチェックが終わればアップできると考えていました。
「6月頭にはアップね」などと言っていました。
ところが、甘くはありません。
このときのチェックでも、各サブページのコンセプト変更が大量。
もう嫌になってきました。
私の原稿追加、差し替え作業が続きます。
2020年10月7日。
最終チェックが終わりました。
同時に、最終訂正箇所6つ。
3つは、結構大きな変更です。
でも、終わりました。
時間ができたら、総チェックを行う予定です。
しかし、総チェックを待っていたら、来年になってしまいます。
ですから、アップすることにしました。
2年が経過しました。
これから、この新しいページのメンテナンスの仕事が加わります。
私が2年前に考えたコンセプトは、すでに、お客さまのホームページにも応用されはじめています。 そして、陳腐化もすでにはじまっています。
でも、この2年がなければ完成しませんでした。
2年はかけ過ぎですが、仕方がありません。
これを教訓に、どうしていくか。
そこを明確にしておかないと、また同じ時がやってきます。
ホームページは、鬼門です。
あらゆる欠点が表出する看板です。
トンデモないものを私たちは必携しなくてはならなくなったもの です・・。
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