2020年11月24日 第802号

目 次
  1. TAROの独り言
  2. TAROくんの独り言拡大版
    ・・・ホームページを作る
  3. まーけ塾レポート
    ・・・【第四週】縮小経済は当然の方向へ
  4. Q&A
    ・・・子育てについて
  5. しょせん人の言葉  しかし、気になる言葉
    ・・・『アリストテレス』
  6. 砂漠の中から本を探す
    ・・・『牛乳配達DIARY』
  7. 構造で映画を見る。時々、いいかげんに映画を見る。
    ・・・『続・荒野の用心棒』
  8. TAROの迷い言
1. TAROの独り言

わが家的には、コロナは過去な感じになってきた。
でも、茶わん洗いだけは残ってしまった。
今でも食べた後は、茶わんを洗っている。

(TAROの迷い言へ続く)

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2. TAROくんの独り言拡大版

■ホームページを作る

「何を今さら・・」ですが・・・・・。
ホームページを作りました。

皆さまには、数日内に、次のご案内を送らせていただく予定です。


もはや、ホームページを新しくする・・なんてことに、
新規性はゼロです。
お知らせする必要もないところです。

まー、しかし。
もう10年以上放りっぱなしのホームページ。
それに手を付け、なんとか仕事を完遂できたのは、
当社にとっては“事件”です。

だから、何も言わないでおく・・ということはできません。
やっぱり、「新しくなったよー」と言いたい。
気分は、小学校3年生くらいな感じです。

・・・・・・・・


こんな感じではじまって、


同時に、皆さまにお知らせがあります。

【〇〇に無料で参加しよう!キャンペーン】というのを
企画しました。

・・・・・・・・


とご案内は続いていきます。
結構、長い文章です(毎度すみません)。

生活しているだけでも、ゴミはたまっていきます。
棚なんて、気を抜くとすぐに乱れていきます。

それが仕事になると、もっとです。
どんどん、どんどん乱れていく。
さらに、状況にも追いつけなくなっていく。
定期的に大掃除をしても、抜本的な解消はやってきません。

誰だって、パソコンの中身はゴチャゴチャのはずですから
推して知るべしですが、そんな裏側は、外の人には分かりません。

鬼門は、ホームページです。
そのまんま、「ダメ」がさらけだされていきます。
作った当初のコンセプトは守られず、パソコンが得意だという
スタッフによって、確実にヤバいものに塗り替えられていきます。

さらに、時代性とのギャップもジワジワと蓄積していきます。
そんなことはパソコンが得意なスタッフには思いも及びません。
ですから、それはそれは見事に、陳腐化していきます。

トップはそれに気付いていないわけではありません。
でも、手を付けられない。
棚の掃除と一緒です。

棚は、大掃除でなんとかなります。
ホームページはそういうわけにはいきません。
そして、月日はたち、
あっという間に15年くらい・・・・(当社の場合)。

そこで、2018年暮れに手を付けはじめました。
もはや、ゴミの塊と化した、納豆の糸のようなものさえ見え隠れする現行のホームページを改良するなんて、あり得ません。

ゼロスタート。
これしか道は残されていません。

私は、スケッチブックを広げて落書きをはじめました。
しかし、どうにも思うようにいきません。

「これは、お金を使わないと動かないなぁ・・」
そう思って、すぐに金子くんを呼びました。

金子くんは映像の専門家で、元社員。
インタビュー映像を作らせたら、かなり良い仕事をします。
お客さまのホームページ制作でも、
彼と組んで実績を残してきました。

そこで「俺をインタビューしろ!」。
こうして金子くんの仕事がはじまりました。
しかし、最低でした。私が相手なので、ビビったのです。
お金は払ってあげましたが(映像制作、まとめ作業もあるので結構な金額です)、使えるところはゼロ。

でも、このダメな仕事が起爆剤になりました。
私の脳みそは高速で動き出しました。

余談ですが、私たちは仕事が息詰まると、ランサーズなどを通して
ギグワーカーに、ネーミングや、デザインなどを依頼します。
もちろん、彼らの仕事は信用していません。
過去20年くらいの経験で、採用は1回もありません。
しかし、このダメな仕事がいいのです。
ダメな仕事を見ていて、「違うなー」と感じたと同時に
こっちの脳みそがフル稼働をはじめます。
過去にこのやり方で、たくさんのネーミングやロゴなどを
制作してきました。

金子くんの普段の仕事は見事です。
今やっている仕事でも見事に方向づけのきっかけを
作ってくれました。
しかし、そんな彼でもプレッシャーには弱い。
やっぱり、私自身がゼロからやるしかないのです。
彼のダメな仕事を目の前にして、その覚悟も決まりました。

そこからは大車輪です。
コンセプトを決めて、トップページのラフをデザイン。
そこに、文字のはめ込みを自由にできるように、プログラムを作ってもらいました。
そのプログラムを動かしながら、どんどん下流のページの方向が
決まり、原稿も100ページ近く書いたと思います。

この段階で、半年が経過。
そして、担当が構造の制作に入ります。
写真撮影も同時に行っていきました。

デザインの制作がはじまったのは、そこから半年後。
開始から1年が経過しました。
そして「年明けにはアップするぞー」という勢いでした。

しかし、完成したものをチェックすると、
どんどん変えたくなります。
当然、ミスも大量。
そもそも、担当者間でのチェックには限界を感じます。
そこで、すべてのチェックを私自身が行うことにしました。
その期間は、1カ月半以上を要したと思います。
とにかく大量。
今までの方向を変えるようなレベルです。

そして、私の大量の訂正指示をデザイン担当が完了したのが
2020年3月。
私が、そのチェックをはじめたのが5月。緊急事態宣言のおかげで、じっくりチェックと制作に時間を使えました。

私は、このチェックが終わればアップできると考えていました。
「6月頭にはアップね」などと言っていました。

ところが、甘くはありません。
このときのチェックでも、各サブページのコンセプト変更が大量。
もう嫌になってきました。
私の原稿追加、差し替え作業が続きます。

2020年10月7日。
最終チェックが終わりました。
同時に、最終訂正箇所6つ。
3つは、結構大きな変更です。

でも、終わりました。
時間ができたら、総チェックを行う予定です。
しかし、総チェックを待っていたら、来年になってしまいます。
ですから、アップすることにしました。

2年が経過しました。

これから、この新しいページのメンテナンスの仕事が加わります。
私が2年前に考えたコンセプトは、すでに、お客さまのホームページにも応用されはじめています。
そして、陳腐化もすでにはじまっています。

でも、この2年がなければ完成しませんでした。
2年はかけ過ぎですが、仕方がありません。
これを教訓に、どうしていくか。
そこを明確にしておかないと、また同じ時がやってきます。

ホームページは、鬼門です。
あらゆる欠点が表出する看板です。
トンデモないものを私たちは必携しなくてはならなくなったもの
です・・。

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3. まーけ塾レポート

【第四週】縮小経済は当然の方向へ

今月の記事を拾うと、こんなところでしょうか・・。

・アップルのターゲティング広告制限
・ウォルマートの会員制
・自販機依存のコカ・コーラ
・東京ディズニーランドの価格政策
・モールの空洞化
・リゾート会員権
・佰食屋相変わらず
・リストランテ・ペスカトーレ移転

すでに起きていることですが、
コロナ禍で動きはより明快になりました。

特に、宿泊の明暗は一番分かりやすいですね。
当社のお客さまでも、インバウンドから距離をおき日本人旅行者の
リピートに熱心だったところは、コロナ禍でもそれほどの影響は
なく、むしろ昨対で100%を超える月もあります。

会員制のリゾートホテルはそれの代名詞ですね。
とにかく、安心。

日本中が沈んでいた5月に、
わが家族もエクシブの軽井沢に行きました。
レストランを100%稼働していなかったせいもあり、
外へ食事に行く人たち多数。
スタッフに聞くと、「いつもより入っている」という話でした。
あの自粛のど真ん中で、そんな感じでした。

旅はしたい。
でも不安。

答えは簡単ですね。

そういえば、当社のお客さまのリフォーム屋さんで好調なところも
同じです。
ライバルは、チラシを入れまくって、ディスカウントに血眼になっているようですが、こっちはお客さんが来すぎるので、チラシもあまり入れられない状況。

勝負ありですね。
今は、価格よりも安心。
こんな簡単な答えが、売上至上主義というウイルスに侵されすぎて
いるせいで、ライバルたちは分からんようです(笑)。

勝負は、昨年まででついちゃっている。
それがコロナ後の世界なんでしょうね。

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4. Q&A

Q.

岡本先生に子育てについて質問です。

例えば、子どもとの接し方で意識的にしていたことなどは
ありますか。
また、子どもの可能性をつぶさないために準備しておいたことなどはありますか。

 

A.

ご質問ありがとうございます。

もう忘れました。

ただ、子育ての基本は母です。
父の役目は、母の心が不安定にならないように、
よくコミュニケーションをとってあげることくらい。
父は裏方です。
でも、思春期に入ると子どものほうが父を発見します。
ここでも調子に乗らずに母を立てながら、
子どもの質問に答えていく。
ドラえもんのポケットとまではいきませんが、
父の役目というのは、そんなところでしょうかね。
うちの子どもたちは、今でも私を便利に使っている感じです。

直近の質問は、
「この会社をどう思う?」
「最近のお勧めの本を教えて」
「面接で自己紹介をするんだけどコツはある?」
「最近、JAZZが面白くなってきたんだけど、ピアノ系のお勧め教えて」・・・・
こんな感じのものでした。

そういえば、最近、姉2人と音楽の話になりました。
ceroのライブが相変わらずいい・・なんて話からグダグダと会話を
していると、二人がGEZANを知らないという事実が発覚。
「ふざけんじゃないよ。何を聞いてるんだぁ?」と私はスイッチが
入り、無理やりに聞かせるという行動に出てしまいました。
2人の反応は、
「あ、お父さんの好みだ!分かる、分かる・・」
もう、こういうのも許される感じになってきた・・ということなんでしょうね。

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5. しょせん人の言葉  しかし、気になる言葉

偶然の一致の総和は確実性に等しい

アリストテレス

問題は、それをどう運ぶか・・というお話だね。

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6. 砂漠の中から本を探す

『牛乳配達DIARY』

牛乳配達DIARY

INA(著)
リイド社

線が時々変わる。
それがなんかいい。
写真もいい。
なんかいい。
ラストがいい。
バイトの最後を思い出す。

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7. 構造で映画を見る。時々、いいかげんに映画を見る。
続・荒野の用心棒

『続・荒野の用心棒』

いきなりイタリア語でぶっ飛ぶ!
フランコ・ネロの本当の声を初めて聞いたのだから仕方がない・・。

今では、マカロニ・ウエスタンの傑作とされている『ジャンゴ』(原題)。
私が小学生の時代は多数のマカロニ・ウェスタンがテレビで放映され、それは今のジブリ作品のようなものだったと思う。

その中でも、フランコ・ネロはもう特別。
当時は、ブルース・リーのような扱いだったと記憶する。

タランティーノが『ジャンゴ 繋がれざる者』(’12)でオマージュしてくれたおかげで、こうしてデジタル・リマスターで大きな画面で見られるなんて!!
そして、やっぱり面白い。この作品には、タランティーノのあらゆる要素があるではないか。

最初は慣れなかったイタリア語も気にならなくなってきたら、あとはジェットコースター。小気味の良い脚本がバッサバッサと話を運んでくれる。

なお、セルジオ・レオーネの『荒野の用心棒』とは全く関係ないわけだけど、当時、子どもだった私は素直に続編として見ていたように
記憶する。

日本語吹き替えのマカロニ・ウエスタンしか知らずに、今日まできてしまったけれど、もっと早くイタリア語で見たかった。マカロニな
気分がとても不思議でいい。空間まで謎に見えてきて痺れた。

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8. TAROの迷い言

(TAROの独り言のつづき)

「やめてもいい?」と言い出せない自分・・・。

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