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宴の終わり

大島村の菖蒲高原にはじめて行ってみた。

菖蒲高原は我が家から車で1時間くらい。
しかし、妙高高原などの有名観光地が近いので行くこともなかった。

行ってみると、そこには、バブル期後の残骸があった。
今では、あまり触れられることはないが、バブル崩壊の後、地方の役人はみんな踊った。
私の住む村もそうだし、隣の村もそう。・・というか、踊らなかった役場はない。

東京ドームにトラックで雪を持ち込むイベントをやった町があった。
あそこは、踊り子の中でも先駆的な町で、山の奥にスキー場までつくってしまった。
みんなが温泉を掘り、宿泊施設をつくった。
周辺に、そういう施設がたくさんできたので、よく遊びに行った。
無茶な公共事業ではあるが、周辺住民も楽しめるのだから、ありがたい・・と思っていた。

もう随分前、そんな施設の一つから相談を受けたことがある。
すでに、ピークを過ぎた施設は、民間の力を入れて立て直しを考えていたようだったが、改革には人々の縄張り的なものもからむのでコンガラガッている印象を持った(相談されましたが、お話を聞いただけでした・・)。

その数年後、また別の施設からも相談を受けた。
再建の案として、某大手コンサルタント会社の名前も出ていたように記憶している。

正直なところ、「御冗談を・・」と思った。
再建なんてあり得ない。どう清算するかが焦点だと思った。
ところが、利害関係者がとても複雑な感じになっている。
理想はわかるけれど、その曖昧な仕事ぶりに驚いた。

その施設がどういう紆余曲折を経たか知らない。
今はないので、なんとか精算できたのだと思う。

・・・・・・

誰もいない菖蒲高原を車で走る。
コテージがいくつか見えて、一番上に建物。
「営業中」とあるので、中に入ってみる。
がらーんとした大きな部屋に、男の人が一人。
「なんですか?」
と聞かれる。
「すいません、ちょっとトイレを貸してください・・」

この男の人は地元の人ではないという。
一台だけ停まっていた車は、横浜ナンバー。
この車の所有者なのだと思った。

夏には、子ども会の団体とかが来るという。
野外舞台は草だらけ。
大きな建物の中をのぞくと物置になっていた。

別に、ここが特別ではない。
宴の終わり。
ただ、それだけ。

追記
廃墟と化した野外劇場を見て、利賀村を思い出した。
ホームページで活動を確認すると昨年のコロナ騒ぎ前までは活動が続いていたことがわかる。
関わる人の違い・・という言葉がすぐに浮かんだ。
本気度の違い・・と言ってもいいだろう。

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クマ

「11月10日に、この付近でクマが出没しました」系の看板をよく見るようになった。

昨年までは、「この付近で、クマが出没しました」という看板だったはず。
クマは頻繁に出没するようになったのだ。

数年前には、我が家の近くで出没し、ひとり暮らしのおばーちゃんの家に侵入・・なんてこともあった。

ときどき、家の周辺を軽く走る。
広い広い田んぼしかないランニングコースで人影を見ることは滅多にない。

この誰もいないコースの楽しみにも変化が起きた。
遠くに人影を発見すると、緊張がはしる。
特に、秋に入って日が暮れるのが早くなると、人とクマの区別がまったくつかない。
近くまできて、人であることを確認してホッとする・・ということを繰り返している。

ウイルスは昔からいた。
クマだって昔からいる。

それが頻繁になっただけ。
そして、それが本当の私たちの現実らしい。

車にひかれたタヌキの死骸を今日は2つ見た。
ここ数年、キジが我が家の庭をどうどうと歩くようになった。
テンが庭を横断していたこともあったな・・・・・。

気づいてみれば、周辺の畑を耕す人も少なくなった。

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たんま

オフィスで、思わず
「たんま!」と言った。

んー、ここでは使えたんだっけ?

そこでスタッフに確認した。
「“たんま”って言葉は通じてる?」

「わかりますよー」の返事。
同時に、
「久しぶりに聞いたなー」

“たんま”は、私たちの地方の方言らしい。
「ちょっと待って!」の意味で使う。

地方人によくあることだけど、この言葉は全国共通であると、私たちは思って育つ。
それが、東京などで、通じない経験を通して方言と知る。
同時に、だんだん使わなくなっていく。

さらに、使わなすぎて、どこで使ったら通じるのかがわからなくなってくる。
だから、さらに使わなくなる・・。

こうして、言葉は滅びるのだろう。
“たんま”の寿命は、私が死ぬ前に尽きるのかもしれない。

言葉はどんどん変わる。
それはいい。
抵抗したって仕方がない。
私たちには本居宣長のマネなどできぬ。
粛々と、言葉の変化に従っていくしかない。

しかし、言葉のニュアンスの微妙さ。
「ちょっと待って!」では表現し切れない“たんま”の微妙さ。
それがなくなっていくというのは、同時に、何かを失っていることでもある。

日本語特有のあいまいさ、ニュアンスは、どんどんなくなる。
英語のような紋切り型、そういうものになっていく。
それは共同体が過去のものになっていく過程の現象なのかも?
企業は今その静かな嵐の中にいる。

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カマキリ

長岡のカマキリおじさんの予測はよく当たった。
カマキリおじさんは、カマキリが卵を産み付けた高さを計測して、降雪予想を無料で配布していた。
私は、1990年代まで、その冊子を手に入れていたと思う。

カマキリおじさんの本名は思い出せない。
長岡市の中小企業の社長さんだったと記憶する。

昨年、我が家の屋根の近くにカマキリが卵をつけた。
「こんな高いところに・・・。今年は大雪だー!」
と言っていたけれど、そんなことはすぐに忘れてしまった。

そして、12月。
降り積もる雪に翻弄された。
あんなひどい雪は人生ではじめてだった。

そういわけで、今年はカマキリが気になって仕方がない。
卵っていつ頃つけるのか?
よく考えてみたら、それも知らない。
11月にはさすがにつけていると思うのだけど、今のところ見当たらない。

だいたい、仕事ばかりしていて、外に出ることも少なくなっている。
毎年同じところにつけるわけではないのだから、もっと歩き回らないと、見つかるものも見つからない。

だいたい、カマキリおじさんは、100個近くのカマキリの卵を丁寧に観察していたわけで、たった一つくらい見つけても何もわかりゃしないのにね・・。

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選挙

今回の選挙も、年金制度について、どの党も触れない。
消費税を5%とか0%・・と力強く主張する前に、よーく検討した方がよいものがあるのに、ここだけは選挙では絶対に触れないというのはインチキだ。
でも、今の日本はシルバー民主主義だからね・・。

なお、年金制度がどれだけこの国の経済力を落としているかは今更ここでは書かない。私は得している側の国民でもあるしね・・(笑)。

格差の主張もちゃんと統計を見ていないのか、無視しているのか・・。
おそらく年金制度同様に無視しているのだろう。

・・というか、キャッチコピー選挙では、あまーーい嘘が一番。
商売の世界では、いろんな広告規制があるというのに、選挙ではやりたい放題だ。

しかし、ネットでたくさんのエモいキャッチコピーや詐欺的嘘を見せられてきた国民はわかっている。
だから反応しない。
むしろ、より現実的になる。
それが今回の選挙の結果なのかも?

とりあえず、選挙が終わってホッとした。
これで政治家が口先で語る嘘を聞かなくてすむ。

ところで、争点にならなかった年金問題。
この爆弾がこのまま維持される限り、経済は動かない。
自民党が主張する給料の引き上げは大事だが、これだけではダメだと思う。

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