フリーからの逃走

小林秀雄は処女作『様々なる意匠』で言った。

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言葉の発明は素晴らしい。
その言葉が生き生きとした社会関係を生み出した。

その代わりに、人間は「様々な意匠」をもった言葉の魔術に
たぶらかされるようになった。

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1929年の言葉は、ずっと有効で今に至る。
では、ずっと続くのだろうか?

この状況をさらに悪くしたのはインターネット。
インターネットは、古代の鉄器にあたる。
だから、あっという間に広まった。今も広まり続けている。
そして、支配層の優位性を奪った。
同時に、暴走がはじまった。
言葉の魔術も、暴走した。濫用された。

魔術の民主化。その景色は、それはもう悲しいほどに醜い。
そんなことを経て、言葉の回避がはじまる。きっと・・。
言葉からフリーになるために、私たちは有料を好むようになる。
「フリーミアム」が時代遅れになる。

私たちは、2003年にそのことに感づいて、いろんなことをやってきた。
そして、今がある。

だから、思う。
フリーからの逃走は、すでに2003年にはじまっていた。

そして、あれから18年。
際限のないデタラメから、今度は大勢が逃避をはじめる(じゃないかい?)。

Netflixを「帝国」と人は呼ぶ。
帝国ならば、そのうち大砲を手に入れる(と思う)。
大砲の時代が来る(んだと思うよ!)。

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