ある日、足に激痛。
歩けない。
数十メートル先のマンションがとんでもなく遠くに感じる。
「坐骨神経痛」になったらしい・・初日。
私は酔いながら、
「部屋に帰ったら、テニスボールでお尻をグリグリしよう」
と思った。
翌朝、泳いだ。
お尻周辺の痛みに耐えながらプールへ行った。
プールを出てからパーソナルストレッチを受ける。
しかし、仰向けになると激痛が走る。
トレーナーが言う。
「オカモトさん、今日はやめましょう」
・・・・・・・
こうしてはじまった坐骨神経痛生活。
地獄だった。
いや、過去形ではない。
今も残痛はある。
しかし、出口が見えない状況からは脱した。
激痛で歩けない昼。
激痛で眠れない夜。
精神は崩壊寸前にあった。
ギリギリで保っている心。
もういつ崩壊してもおかしくない・・と感じた深夜。
私は、世界の問いに対して、積極的に球を投げ返すことにした。
・・・・・
もし、あの深夜、あの決断をしていなかったら・・・・・・。
大げさではない。本当にヤバかった。
2月22日のイベントもあるから、なおさらだ。
地獄への落下。
蜘蛛の糸との接触。
痛みの怖さ。
年を取った現実の厳しさ。
人生なんて簡単に転落する。
痛みに対する判断、決断。
今回はできた。
でも、次回はわからない・・。
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