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ローストビーフ

ローストビーフが地盤沈下。
コロナ禍で、デリバリーが盛んになった結末の一つ。
ミシュラン星のお店を筆頭に、みんながローストビーフ・・・。
できることから考えてしまう罠である。

売上が急減した焦りはわかる。
でも、助成金が出ているわけで、ここは“コンテンプラチオな時間”にせねばならぬ。
そもそもの構造的な問題があるはずなのだ。
それは、業界では10年以上前から問題にされてきたこと。
それが後回しにされてきたのだから、現状を土台に考えてはいけない。

では、どうしたらいいか?
それは私もわからない。
でも、「わからない」ってところから考えるのがビジネスの面白さだと思う。
もちろん時間はかかる。
今までのツケを払わされている状況だとしたら容易ではない。
もしかしたら、構造の問題は解決が不能の場合もあるだろう。

・・・・・・

ローストビーフって好きだったなーぁ。
名前の響きもいい。
私のような田舎者は、大学生になるまで知らなかった食べ物だ。

食べたいものが減るのは悲しい。
それをみんなが促進している。
売上至上主義が生む景色の悲しさ。
高性能をあてにして隘路を進む愚行。
大げさだけど、歴史の繰り返しが見えてくる。

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「2人以下90分以内」

聞いた時、笑った。

次に思った。
「どうしてワイドショーに突っ込まれるようなことを無防備で毎回発表しちゃうのか?」

バカなの?

それはわからない。
私のような凡人には理解不能な事情があるのだろう、きっと・・。

ちなみに、似たようなことは韓国もやっている。
「首都圏で5人以上の集会禁止 違反者には罰金」

この韓国の施策を見ると、フランス革命を思い出す。
「市民が4人以上の集会禁止 違反者は銃殺」

だれも、コロナになんか罹りたくない。
お酒は楽しく飲みたいけど、人が開放感に浸って騒いでいる場所はノーサンキューだ。

だから、そういう人の動きの情報がほしい。
それさえあれば、人は工夫する。

もちろん、今の規制でも人は工夫する・・。

工夫って言い方は違うな。
だって、揚げ足を取るようなレベルのことがいくらでもできちゃうからね。

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口が悪いコンサルタント

昔、『朝日新聞』に「口が悪い経営コンサルタント」と紹介された。
「新聞が、こんな書き方をするんだー」と驚いたが、自覚があるので文句はない。

ところで、『朝日新聞』は、この印象をどこで知ったのか?

そんな疑問を当時持った。
一次情報はあり得ない。
二次情報もほぼない。
三次情報もちょっと考えられない。
だって、私の周辺の人達が、私ごときを話題にする・・というのはちょっと考えづらいのだ。

新潟の地元で、言われたことがある。
「○○さんが言ってましたよ。岡本さんはアメリカナイズした人だって」

笑った。
私は、かなりアメリカから遠い。だいたい英語が嫌いだ。
アメリカから運ばれてくるビジネスのノウハウをケチョンケチョンに言うのを得意としている。

だいたい、○○さんを知らない。
会ったことはもちろんない。

名前とは、呼ばれるためにある、一応・・。
どう使われようが文句の言いようもない。
おそらく、自分のアイデンティティらしきものは、自分とはあんまり関係ない。
一つの公共物だ。
有名人じゃなくても、そう。床屋のおばさんの名前も公共物。
それが証拠に、家の中でフルネームを呼ばれることはない。

でも、私はこの件について100%了解できないので、狭い世界でウロウロしようと決めている。このブログも、常連様用。一見様お断りのつもりではいる・・・・・。

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事情

映画『アメイジング・グレイス/アレサ・フランクリン』が
『Bunkamura ル・シネマ』で満席が続いていた。

緊急事態宣言下で、席を一つずつ空けた満席ではある。
でも、日本でアレサ・フランクリンがこんなに人気があったのか?と不思議だ。
同館で上映している『ファーザー』がガラガラだったので、なおさらそう思う。

『ファーザー』の集客力がアレで、 『アメイジング・グレイス』がコレ。
んーー、あり得ない・・と事情を知らぬ私は思う。

事情。
なんだろうか?

音楽好きを自負している人なら、曰く付きの映画を見ないわけはない。
2018年から待っていた人もいたことだろうし、それこそ70年代から待っていた稀有な人もいるかもしれない。
でも、数は知れている。
だいたい、音楽ドキュメンタリーは、少数の同志で見るものだ。と私は経験から学んでいる。熱い数名というのが通常なのだ。

事情、わかるとうれしい。
しかし、そのうち不思議に思ったことも忘れてしまうことだろう。

『街の上で』は、若者で満席だった。
席を空けていなかったから、本当の満席だ。会場に若者が溢れていた。
「おそらく、SNSだな・・」と私は月並みに思った。
「TOHOシネマズがやっていないからかも?」とも思った。
今泉という監督の旬も感じた。

ハブに恵まれた創作物は幸せだ。
時々、不幸も起こるけど、たくさんの人に見てもらえる。
でも、ハブって何なのだろう?
ネットワーク理論のいうことは了解だけど、そういうんじゃないんだよなーって思う気分が私にはある。
だから、ハブではなくて、事情と言いたい。
もちろん、世にはびこる“後付け”はノーサンキューなので、事情は事情のままがいい。

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近所のコーヒーショップ

都内でサードウェーブ系のコーヒーショップを開くのが流行ってずいぶん経つ。
私が住むマンションの近くにも、一昨年開店した。

開店してすぐに思った。
「こりゃ、数ヶ月しか持たないな・・」
そう思った理由はともかく、私のこの手の予想はあまり外れることはない。

数ヶ月するとお店は迷走をはじめた。
コーヒーショップだけでは成立しないらしく、夜はお酒を出したり、小さなイタリアンに変身したり・・・・・。

そこに、新型コロナが襲う。
お店はほとんど閉店。
東京都からの「感染拡大防止協力金」でずいぶん潤ったことと思う。

そして、最近、お店は閉店した。
不動産を借りて行った初手が大失敗だったわけだが、新型コロナに救われたの図。
撤退の言い訳も用意されているし、万々歳だったことだろう。

・・・という例もある。
協力金の難しさだ。

でも、どんな政策をとっても誤差はでる。
人生には、ある種のツキというものはある。

それを個別にとやかく言っても仕方がない。
ツキにはツキの意味があるかもしれないし、そのツキが当事者の将来を奪うかもしれない。

最低限言えること。
どんなに便利な世の中になっても、基礎訓練ができていない者は市場から淘汰される。

最近、登山道具が発達しすぎて、実力のない者が簡単に冬山に現れるらしい。
そして、最近の槍ヶ岳の滑落事故もそういうことの悲劇の一つだそうだ。
山は、道具ではどうにもならないことを突きつけてくる。

もちろん、商売も同様だ。

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