【ビジネス万有引力の法則】

2003/12/16(火) 05:12

「1-3-5の法則」

こんにちは、岡本です。
これから、私が多くの経営を見てきて法則化した「ビジネス万有引力の法則」についてお話していきます。

このメルマは、月に1回「ビジネス万有引力の法則」についてお話をし、残りの3回から4回は私がコンサルの現場などで感じたことなどを綴っていく週1回のメールマガジンです。

さて、今回は第1回目なので、少し概要を書いていきましょう。

「ビジネス万有引力の法則」は私の新刊「会社にお金が残らない本当の理由」の第5章に一部を書きました。
また、2月発刊予定の本の中でも触れています。そして、当社が販売しているテープ「何も知らない経営者のためのお金の法則」でも触れています。

多くの経営者は口にしませんが、ビジネスには独特の「あうんの呼吸」があります。そういったものを言語化してみたのが「ビジネス万有引力の法則」です。

本やテープでも触れた「1-3-5の法則」は、特に強烈な法則です。
かなりの経験者でも、この法則を知らない方が多いようです。

ただし、カンのいい経営者は、なぜか「1-3-5の法則」を守っています。
例えば、ユニクロ。
ユニクロは売上が1000億円になるとき、一気にドライブをかけます。
例のフリースの品揃えと原宿店です。

500億円から1000億円に行くためには、こういったドライブをかける必要が絶対にあります。
第1期成長期の中にあったユニクロは、こういうタイミングははずさないできました。体制の変更や証券取引所への上場などは、驚くほどにうまいタイミングでやっています。

逆に、この「1?3?5?の法則」がわかっていない会社は悲惨です。
例えば、5億円まで売上があった工務店は次は10億円をめざして体制を変えなくてはいけません。
しかし、これをせずに単に売上を上げていくと赤字になります。
不思議にも、7億とか8億という中途半端な売上にある会社は赤字なのです。

当然、全てではありません。
そのバランスの悪い状況の中で黒字の会社もあります。
しかし、一度、無理な形で10億近くに行って失速する会社の方が多いのです。

そして、社長は言います。
「売上が3億ぐらいの時が一番儲かった」と・・・。

実は、経営とは「勝たないゲーム」です。
勝ってはいけません。
でも、負けてはいけませんよ。

負けたら話になりません。
でも、勝ってもいけないのです。

ここが言葉で伝えるのが難しいのですが、「勝たない」からと言って、いいかげんにやっても潰れてしまいます。
そして、こうい話をすると「言いたいことはバランスだろ!」と言う人がいるのですが、そうではありません。

「バランス」なんて言葉は経営にはあってはいけない言葉です。
これについては2月の新刊にも書いていますし、ここでもいつかお話したいと思います。

話が広がりすぎました。
今日の話は「1-3-5の法則」があると言う程度でやめておきましょう。
また、この法則について、もう少し知りたい方は、私の本やテープをお聞きください。
ただ、このメルマでも、この話は続けていきます。

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