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2004/02/27(金) 10:03

2冊目キャンペーン お礼

「本当にありがとうございました。」

25日の朝 山梨

4時半起床。なぜか、Sさんの家で朝を迎える。
Sさんの書斎は別棟。その書斎に泊めてもらった。
書斎なのでスグに仕事ができる。

でも、自分の本が気になる。
アマゾンに入ると5位。
しかし1時間ごとにランキングが上がっていく。
1位の「13歳のハローワーク」を抜くのに少し手間取っただけで、あっさり1位。

何か「大きな力」を見たような気がした。
確かに「大きな力」を見た。
イメージとしては、奈良の大仏の大きな手がグイグイと何かを押しているような感じ。
その大きな力がボクの2作目を1位に上げてくれた。
そして、翌日のお昼頃まで、白地にピンクの文字が一番上で輝いていた。

「何て、大きな力に助けられているんだろー」
そう思った。
間違いなく25日の朝から26日の正午にかけて、「大きな力」は肉眼で見えた。

目には見えないものが見えるときがある。
本当にそれは不思議な感覚だ。
自分一人では何もできない。
きっと、いつも何かの力に助けられている。
そういうことだと思った。

そして、時にはその力が大きくなるときがある。
でも、自分にできることは、「ただある」ことだけ。
表面的に語ることも、行動することもできない。

多くの人からもらった力の前では、謙虚しかない。
でも、謙虚さえも表面的だと思った。

「ただ、ある」
それだけだと思った。

みなさん、本当にありがとうございました。
アマゾンの1位の価値は、そんなに大きなものではありません。
単なる1ネット書店のランキングで本が売れるほど甘くはありません。
でも、みなさんお一人お一人からいただいた力には、表面的なものを越えた
大きな価値があります。
この大きな価値の前で、「ありがとう」としか言えない自分をお許しください。

「我々は“言葉”にて語り得るものを語り尽くしたとき、
“言葉”にて語り得ないものを、知ることがあるだろう」
               
                    (ヴィトゲンシュタイン)

                                岡本 吏郎 拝

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