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2004/05/01(土) 10:27

パーティー参加者へのお礼手紙

このたびは、「口から出任せパーティー」にお越しいただきありがとうございました。
みなさんのおかげで何とか無事終了することができました。
多くの方々からご参加いただき、お一人お一人と十分お話をすることができなかったことが心残りですが、楽しくやらせていただくことができました。ありがとうございました。

今回のパーティーはあくまでも遊びです。
こんな所では止まってはいられません。
それどころか、本来ならばパーティーをやる身分にさえないと思います。

確かに本は売れているようですが、それは私の実力とはまったく関係のないことです。
世の中には、もっともっと凄い方々がたくさんいらっしゃいます。もっともっと凄い本もたくさんあります。しかし、凄い人だからといって多くの人たちに知られるわけではありませんし、品質が高いからといって売れるわけでもありません。それが本当のところです。

では、その真実を前にして私はどうしたらいいのでしょうか。
答えは一つです。
大した実力でもないのに1冊目が売れた。運が良かった。
でも、それをそのままにしていたら地獄です。
その差を埋めなくてはいけません。
それが、大したこともないのに順調に本が売れていった人間がやるべき唯一のことだと思います。

正直、大変だな~と思います。
登っても登っても頂上は遠くなるばかり。
一つの峰を越えると更に険しい稜線が待っていてその向こうに忽然と頂が見えるという感じです。

そういえば、そんな登山を若い時にしたことがありました。
あまりの疲労に山小屋の幻影を見ました。それが幻影だとわかったとき、自分の弱さを恥じました。

今回の旅も同じことが起こるかもしれません。
まぁ、それは仕方がない。人間なんて弱いものです。笑われるのも人生です。
それでも、前へ進みます。
引力で物が下に落ちるように、人には、前に進むしかない習性があるようです。
あれ?これって、パーティーの時に神田先生が読んだ神父さんの言葉と似てますね。
でも、きっとそれだけが唯一の真実なのかもしれません。

       さて、理屈はいいや。次に行こっと・・・・・。

2004年4月30日

                             岡本 吏郎

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