日: 2007年7月2日
【無理に哲学】

2007/07/02(月) 05:02

日ユ同祖論

だいぶ前の話になりますが、日ユ同祖論にはまっている人を見た(”見た”わけなので、遠巻きです)。

一応、日ユ同祖論をカンタンにナンチャッテしておくと、
この論者達に言わせると、日本人とユダヤ人ってのは、民族として祖を一緒にしていることになっていて、かなり深くはまっている人は四国の剣山には、失われたアーク(モーゼの十戒)が埋められたりなんぞと主張していてる。

ついでに、この論の周辺では、キリスト教は、聖徳太子以前にすでに日本に入ってきていたという論まであったりする(聖徳太子との生涯がキリストと似ているという指摘なんぞもある)。

ロマンとしては大変面白い歴史解釈で、誰もが一時ははまるものだけど、その論の根拠のなさはとっくに論破されていたりする。

・・・・・・と、ここまではご存じの方も多いことでしょう。

中学生の頃には、ノストラダムスを中心にこういうのにずいぶんはまった記憶がある。カッパブックスあたりを中心にこういう話ってたくさんあった。

ところが、社会に出てみると、これがしっかり現役で、いい大人がはまっていたりして面白い。

まぁ、真偽はわからない。
笑っているコッチが誤っている可能性もあるけれど、あまりにも根拠が幼稚またはナシなので、相手のしようもない(笑)。

最近だと、「月に人類が行っていない」話が大受けだったけれど、もしや、あのバカ話も信じている人はいたりするのかな?←ちなみに、むかーーし、アメリカで論争は終わっています。

そこで、ニヤニヤしながら哲学。
「ロマンは、時に、人から論理性を奪う」

論理とはエゴの裏返しでしかないんだけど、非論理もエゴの裏返しっていうところが面白い。
結局、どっちもエゴだから、この手の話は一生消えないわけね。

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