【無理に哲学】
将棋2007/07/24(火) 05:04
この間、小学校4年の息子に将棋で負けそうになった。
はっきり言って強くなった。そろそろヤバイ(だいたい、ワタシは強くないのだ・・)。
しかし、この間、後一手で負けそうな所から大逆転。
親の面目をなんとか守ったが、息子は泣きながら「お父さんなんて強くないもん。先生の方が強いもん」というので、ちょっと悔しかった。
そんな背景を忘れた息子が、2週間ぶりに挑戦してきた。
こっちは、この間言われたことが悔しいかったので、今回は片手間ではなく長考で望んだ。
「お父さん、おそい!」
と言われるが、今の息子にはこうしないと絶対に勝てない。
奴の方がいつもやっているので将棋頭なのだ。
なかなか良い勝負だった。
中盤まで五分。
どちらも大したミスもなく、後半浮かんだアイデアでぶちのめす。
息子は、大泣き。
くやしくてしかたないらしい・・・。
あー、大人げなかったな~と思ったけれど後の祭。
「どうだ、先生よりお父さんの方が強いだろう」
などと追い打ち。
そこで無理に哲学。
「手加減とは、心の広さのことなのね」
手加減できなくてすいません。
私は、連珠でムスコ(ほれ、あのフォトリーでお世話になった)と対話していました。
毎回毎回、嵌め手でやっつけておりました。
ヤツが大学生になったとき、学生寮にヤツに適う相手はいませんでした。
その時、自分がいかにオヤジから鍛えられていたのかを知りました。同時に、オヤジがどういう視点で盤面を見ているのかも理解しました。
その結果、格段に腕前があがりました。
ヤツに、酒を呑ませて相手しないと、当方が負けます。嵌め手にやられます。
けっこう、心地好いものです。
(あうん・オカモトの場合は、息子さんが手加減してくれるようになるでしょう。その時にいってやればよい。
「ムスコよ、お前も本当の大人になったな」と)