【TAROの日記】
2013/05/30(木) 08:27
テレビの出演依頼
最近、とても多い。
だから、どうなんだぁ・・ってことでしかないんだが、とても多い。
昔からポツポツはある。
でも、連続していると謎だ。
最近の傾向は、どうもバラエティー系らしい企画というところ。
雑誌か何かで、私達のような人種はギャラも安く便利なのだ・・という記事を読んだことがあるけれど、そういうことなのだろうと思っている。
そういえば、この間は、政府筋(という表現でいいのか?)からも依頼があった。
最近、本を書いてないし、そんなに目立ったことも最初からしてもいないし、どういうことののだぁ?????と思っている。
世の中には、私のようなツチノコよりも目立っている人は多いのにな~。
ただ、みーんなが断って、私まで話が降りてきている・・という可能性はある。
「まー、しかたないので、オカモトね」みたいな感じである。
もし、こういことなら私は案外嫌いではない。
ババを引いて人に渡すのは昔から得意技。ババを引いて一発逆転というのはスカーっとする。
しかしだよ、私は忙しい。
そして、50歳も過ぎて、自分がイニシアチブを取れない所でウロウロするのは考えただけでも嫌である。
波打ち際は危ないのだよ・・と教えてくれた師匠の言葉を思い出すな~。
【TAROの日記】
2013/05/29(水) 08:27
ユダヤ人
意外に、ユダヤ人を人種だと思っている人は多い。
ユダヤ関係の陰謀説などが書かれている本を見ても、ユダヤを人種だとする前提はよく見られる。
まー、そういう本を見るのがユダヤ認知の最初の人が多いからかもしれない。とにかく、多くの人が人種だと思っている。
私みたいなのが「違うよー」と言うと、みんなが驚く。
ヒトラーのユダヤ虐殺を例に、「いやいや、民族でしょ。だって、彼はアーリア人種の優位性とか言ってるじゃない」と誇らしげにいう人もいるけど、んーー、そういう人には、よく調べてね!と言うしかない。
しかし、陰謀説のせいか、ヒトラーのせいか・・という理由は置いておいて、私たちはそういう思い込みをする傾向にあるのだとは思う。
例えば、スキタイと聞くと民族だとやっぱり思ってしまう。
匈奴とかもそうだな・・。
まー、スキタイや匈奴はまだ広い意味での国家だったから、ひと塊のイメージが強い。だから、=民族だと思いがちなのは仕方ないところもあるけれど、日本人は特にそういうことに無頓着だ。日本だって、日本民族の単一国家なんかではないわけで・・。しかし、私はたちはどこかでそう思っている節がある。
だから、「ユダヤ人は優秀だ」というのは笑ってしまう。
でも、こういう記述は多いよな。
そういえば、日本人は危機に強いというのも笑える。
一時、テレビやビジネス書などで、そういう記述が多く見られて、つまらんなーと思っていたけど、最近は少し減ったか・・?
でも、このラベリングは逆手に取ると使える。
・・というか、そのためにラベリングはあるんだろうな。
朝、アリストテレスの『詩学』を読んでて、そんなことを思った。
そかし、どうして、そんなことを思ったのかは謎だ・・。
【TAROの日記】
2013/05/28(火) 08:33
北朝鮮とミサイル
子供が「どうして北朝鮮はミサイルを打つのか?」と聞いてくる。
ゲーム理論で説明してやろうと思ったけど、拒否られそうだったので、普通に説明をしてやった。
ただ、そこから父の暴走がはじまった(子供はかわいそうだ)。
「・・・では、誰も戦争をしたくないのだから、戦争は起こらないのか・・というとそうではない」
そして、「そんなことはない」と言って、話はクリミア戦争や第一次世界大戦や中国共産党の話まで突入。
高校1年生は、クリミア戦争も中国共産党もよくわからないというのに、ナイチンゲールは知っていたので、そこら辺で引っ張りながら、戦争は誰もしたくないのは常だけど、不可抗力で起きたりするから問題で、それは優劣の混乱から起こると言うと、結構心配な顔をしていたので笑ってしまった。
でも、笑ってられるかどうかは実は誰にもわからなかったりする・・。
魔の問題は難しい。
『ゲド戦記』の前半のテーマでもあるけれど、誰がどこで魔がさすかなんてわからなくて、もしかして、この日本はすでに魔がさしちゃった可能性はある。ま、政治家の目的が本来の所にないのだから、私が勝手に思っている「魔の第一法則」にぴったしあってたりするのだ。
さてそうすると、ゲーム理論で見るとOKでも、違うんだよな~というものは多いと思うんだが、こんな生意気を言うとナッシュに起こられるか?そもそも均衡というのは難しいものだよな・・。
【TAROの日記】
2013/05/27(月) 08:27
子供のバンド
昨日、高校3年生になった次女のバンドのライブを見てくる。
出音が一音鳴った瞬間、前よりうまくなったなーと思ったけれど、ボーカルの子の歌とギターが下手なのは相変わらず(笑)。
それでも、バンドの音になっていた。
ただし、選曲が無難だったことが大きいとは思った。
後で聞いたら練習時間がなくて仕方なかったということだけど、ほとんど練習が要らないような曲が5曲も続くと、おじさんは少し首を傾げる。&どれも曲調が一緒でさらに首を傾げ、5曲のうちオリジナルが2曲あったと聞いてもっと首を傾げた。
さらにさらに、うちの次女は、最近、父の影響でクリーンな音が好きで、持っていったエフェクターもシゲモリのルビのプレミアムだったりする(こんなの使う高校生はいないだろうな・・)。これとマーシャルの相性は抜群で、なかなか暖かな厚みのある音なんだが、もう一人の娘のギターが思いっきり歪んだ音&爆音のために、リードギターの音があまり聞こえない・・というギクシャクな感じ。
Gがちゃんと押さえられない歪みギター娘のナンチャッテ・トーンが、次女のシゲモリ音の上をかぶさっていく様には、さすがにずっこけた。
最近の高校生はオリジナルを作りたがる。
次女のバンドの前に出てきたエレピ弾き語りの子は、全部オリジナルだった。ピアノがもの凄く上手く、声もいい。最近の高校生はすごいな~と思ったけれど、残念ながら曲調がみーーんな一緒。この子にはファンもいるようで、ファンの子達の彼女を見る目が少し怖かった。おじさんが曲調が一緒だ・・などとほざくとエライ目に合いそうだけど、あれだけの曲を書くのだから、間に、それこそキャロル・キングやらリッキーやらを入れたら凄いことになっている・・と思った。
そして、うちの次女たちのオリジナルは、とってもJ-POPなどこにでもありそうな曲で、こんなの作る暇あったら、もっと基礎練習しろよ!と思ってしまった。
作曲でも何でもすればいいとは思うが、先人の音をしっかりコピーする方が重要だ。
基本も知らないで、いろいろやりたがるのは、現在の日本の普通の景色で、ビジネスの中でもたくさん見られることだ。
それをとやかく言うのはただのおじさんだけれど、みんながそんな感じだからこそ、きっちり基礎をやって、古き良きブルースなどをたくさん聞くような高校生がいたら、凄いことになっていると妄想したライブだった。
ただ親バカを承知で書くならば、次女の力の抜けたカッティングとウォームな音で丁寧に弾いているソロはうれしかった。
まー、単に親の言うことを聞いているな・・と思っただけかもしれないが、悪くない(やっぱり、親バカだ)。
ついでなので、ベースの子の最初の方も褒めておくし、練習不足が見え隠れしたけど、ドラムも高校生としては悪くなかった。キーボードは目立たないけどバンドの要だとも思った。
次回は、チャック・ベリーとかボ・ディドリーとかやってくれるとうれしいな(無理だな)。
でも、凄く目立ってかっこいいと思う。
J-POPなガールズバンドなんて掃いて捨てるほどいるからね・・。
【TAROの日記】
2013/05/24(金) 08:24
エベレストと80歳
本人は、偉い。
私が言うまでもない。
ただ、私は、本人が本人の足で登ったことよりも、80歳のおじさんをサポートする人材の豊富さとかに感動する。
どんなに本人が自分の足で登ろうとしても、一流のサポーターがいなくては無理。
80歳。
最近は、そう遠くない未来に見える。
私が80歳のときに、「これやりてー」と言った時に、一流のサポーターが集まることはない。
そりゃ、有名人のおじさんと自分を比べても仕方がないけれど、そんなことを思う。
人はそれぞれに生態系を持ち、その生態系の中心にある。
その生態系に品質があるとすれば、それは中心がすべてを決める。
もちろん、品質は比べられない。
でも、本人が自分の生態系に満足しているかしていないかというのはある。
私は、ずっと自分の生態系に満足して生きられるだろうか?
今はとても満足している。
わがままを続けてよかったと思っている。
おそらく、これからもわがままで、そのわがまま度はさらに上がるはずだ。
最近、縁なきものに無理な遠慮はいらない・・ということを発見した。
昨日書いたベンサムの運用を間違っている若者のおかげである。
よーーくトレースすれば、わからない方がおかしいのに、私は今月に入るまでまったくそれに気づかなかった。バカである。
でも、気づいてしまったのでこっちのもの。私は遠慮なく生態系を広げる。
80歳が見せてくれたものはいろいろある。
でも、そこんところが彼の一番の勲章だと思った。
自分の欲が人に迷惑をかけないどころか、サポートする人々にも満足を与えるというのは素晴らいい。
・・というかそれを欲という。
欲は、長い目で見て人を良くするものだ。
単に人に迷惑をかけ、傷つける欲は、欲とは言わないと思っている。
もちろん、人は人だから、人に迷惑をかけることも傷つけることもある。
ただ、それにはいつも一定の条件があると思っている。
しかし、そういうことを含めて、全てが変数でアメーバで無常だ。
だから、結局はどうでもいいのだとも思う。
80歳のエベレストも今日から過去だ。
【苦しめTAROお仕事LIVE】
2013/05/23(木) 08:36
ベンサムの計算
ベンサムは、「快楽と苦痛は数学的に計算可能」と言った。
さらに、道徳や立法さえも快楽計算で決定されると言った。
では、ベンサムを信じて「計算してみよー」と考えると、多くの人間は計算そのものを誤ってしまうということに気づく。
計算ミスばかりではない。方程式そのものの選択を誤ることはさらに多い。
・・・というようなことを昔、『週刊 岡本吏郎』でも書いたことがあったような気がする。
今、近所で、とんでもなくバカな功利計算をしている若者がいて、彼の方程式選択の過ちに驚いている。
私はかなり彼を過大評価していたようだ。
ただ、この方程式の選択間違いというのは、もしかしたら教育というもので何とかなるものではないのかもしれない。
今、そういう動きを目にしてそう思う。
また、こんなことも思う。
功利計算の多くの解は、「ぐっと我慢」という入り口が重要なことが多いが、私の過去の「ぐっと我慢」は馬鹿らしいことだったのか?
何のてらいもなく、方程式を間違う現実を見ると、まーそう思えても仕方がない。
さて、功利計算で最も大きい変数は時間だ。
しかし、人は時間を待てない。
そして誤る。
そもそも人生は短い。
待ってられない。
でも、短い人生の時間を長く感じさせるのは、時間を変数ととらえることができる場面だけだと思う。
どういう時間を過ごすか?
という問いは高級かもしれない。
目先で困っていたら、こんな問いは出ないかもしれない。
でも、私達が人生をまっとうに過ごそうと考えたら、この問いが最初に立って当然ではないか。
昔、サラリーマンを辞めた時やその他いろいろな場面で、たくさん我慢したことを思い出しながら、そんなことを考えた。
【TAROの日記】
2013/05/22(水) 08:26
結構それなりになってびっくりする
今回の長期出張は、それなりに遊びも楽しかった。
ライブは3本行ったし、芝居も見た。
ちなみに、芝居は長塚の新作。今回は、毎度のテーマをよりわかりやすくしたものと理解。でも、私は今までのように、見ている者により考えさせるものの方が好きだ。ここ数年の路線をそのままあのソリッドな感じで突き進んでほしかったなーと思いつつ、次のが楽しみだったりもする。
ところで、バンド遊びもした。三ヶ月ぶりか?
そこで、初心者Aの上達度に驚いた。
こっちがかなわなくなるほどにうまくなったわけではないけれど、この人のギター歴のうちの最初の4年はなんだったのか?と思った。
ここ1年、バンド遊びに、ローディー(笑)として参加してから、改善が急激に進んでいる。
これは、私たちがあーだこうだとライブでアドバイスをしていることが大きい。年数回とはいえ、初心者には良い刺激のはずだ。
そして、演奏も見ている。私たちの演奏などアマチュア下手の典型だけど、それでも生演奏を見せられているというのは大きい。
それに、私たちは下手だろうがなんだろうが、楽器との付き合いは長い。芸もいろいろ持っている。それを見せられば否が応でも無意識は稼働する。
プロがうまくなった理由は、簡単だ。
すごい演奏の近くに常にいたから。これが大きい。
もちろん練習は大事だけど、すごい演奏の近くというのはもっと大事だ。
初心者Aに悲劇があるとすると、理屈はいろいろ知っているけど、演奏がイマイチの我々と付き合っていること。
本当は、理屈なんか知らないけど、良い音を出す奴と付き合うともっと上達は早い。
それでも、私たちのようなカスな環境でも上達する。
まずは、環境を用意することの大事さである・・・・・・・・・・・と思った。
4年間、ヤマハの教室にかようよりも、私たちと遊んだほうがよかったのだから、そう考えていいでしょう。
もちろん、ヤマハで基礎を積んだと考えることもできるが、あーいうところでは、基礎さえ身につかないのだな~というのが1年前の私たちの感想なので、それはない。
長塚には、ストーリーなんて無視して、あの路線に突っ込んでもらいたかった。
毎回見てればそのうちわかる。芝居を見るのだって訓練だと思うのだ。
4年間だめでも、その後わかるようになるのもいる。
ただ長塚新作の場合、天狗党に対する愛が芽生えちゃったというところが、こういう方向になったのだとは思う。
ちなみに、私も見ていて愛が芽生えちゃったし、彼の提起するその後も興味深い
そういえば、初心者Aのアコギで、私の隠していたアコギ偏愛魂も芽生えてしまった。
せっかく、エレキに慣れてきたというのに、またアコギに戻りそうな雰囲気だ。
これって、ヤバイ匂いがする。
ちなみに、同じギターでもエレキとアコギは別の楽器です。
かなり真逆の部分が多く。両方愛すると大変な目に合うようになっています・・。
【苦しめTAROお仕事LIVE】
2013/05/09(木) 08:36
器用について
昨日、後継者候補の教育という相談をもらった。
こんなものは答えがないのだけど、会話をしていて気になったのは、後継者候補を器用そうな奴から選んでいることだった。
後継者候補の教育というのが相談内容なのに、私はその「候補」というところにケチをつけた。
器用な人間を好くのは経営者の心の弱さだと思う。
部下として協力してもらうには、とても有効だから、ついついそうなってしまう。
しかし、後継者となると、これが案外難しい。
器用な人間には大きな欠点がある。器用なために、どこか世の中を舐めているのだ。
ちなみに、私も器用な人間だと思う。
中小企業の経営者は、ある程度器用でないとできないとも思う。
しかし、器用さがアダになることがあるのをちょっとだけど知っている。
だから、自分の器用さを利点とは思っていない。
それは、単なる特徴でしかないし、うまく利用しないと裏目に出るものだと理解している(つもりかもしれない・・)。
まー、中小企業の経営者とはだいたいそういう人間だと思う。
ところが、器用な部下は違う。
だから、部下の時はいいけれど、上に立つと問題を起こす。
そんな例は、いろいろな歴史上の戦闘のケースを見てみれば明らかだ。
・・・というのはいいんだけど、結局、私は昨日の相談には何にも答えなかったってことなのだな・・・・・。
【TAROの日記】
2013/05/08(水) 08:32
スランプ
インフルエンザ後、スランプが続いた。
周囲の状況は、そんなスランプをよそにいろんなことを頼まれて、「どうすんだよー」という感じ。
通常、スランプは秋と決まっていて、春のスランプははじめて。
これがいけない。秋は日が短くなっていく季節なので、まー寝てれば直る・・と開き直れるけれど、春の雰囲気の中だと、意味なく焦る。
焦ったってどうにもならないのだから、明るい陽気の下で遊んでいればいいはずなのに、どういうことか・・と思いながら、ちょっとジタバタする。
でも、昨日、どうも終了した気配。
何度経験しても嫌なものだ・・。
【TAROの日記】
2013/05/07(火) 08:30
バーチャル
連休は、仕事の合間に、打ち込みをした。畑もやった。
どちらも、一定の行いを淡々と続けるだけの作業。
打ち込みなどは、酒でも飲みながらやっていないとやっていられない。
畑は、逆に、酒を飲んだらやっていられない。ほんの30分も畑をやると、下半身は重くなる。運動はそれなりにしているつもりだけど、ジムなんかで体を動かすことと現場で汗をかくこととは根本的に違うことがわかる。
畑作業から見たら、ジムなんてバーチャルみたいなものだ。
逆に、打ち込みの方は、バンドの演奏をバーチャル化する作業。
この作業は、量が多くなければ、それなりに面白い。
まったく意味のない作業が繋がって全体として立ち上がってくると、なんとも言えない感動がある。
あくまでも推測だけど、アニメーターやゲーム製作者の快感は、これに似ていると思う。
そして、その感覚って家作りとかにもつながっていると思う。
そんな快感もある打ち込み作業だけど、結構大変なうえに、やっぱり生演奏にはかなわない。
私の場合、iPadの『GarageBand』で打ち込んで、マックの『Logic』にデータ移行してから音を作るんだけど、音を作る作業をしていると、何がなんだかわからなくなって途方に暮れる。まったく、私のような多動的人間には向かない。
そして、それだけ苦労するというのに、バーチャルはやっぱりバーチャルだ。
連休のよその景色(いわゆるニュースで見る景色)にも、似たようなものを感じる。
どこにも行かない私の妬みかもしれないけど、何だかみんな同じようなことを続けている。私の打ち込み作業となーーにもかわらないのだ。
考えてみたら、”思い出”というのもバーチャルだもんな~。
「エピソード記憶」に対する付加としての”経験”という要素で見てみると、少しむなしくなってくる。
でも、目の前に酒があれば飲む。それが人間なんだよな・・。
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