【TAROの日記】

2014/05/08(木) 08:28

朝ドラのタイトル

家の中で、今やっている朝ドラのタイトルが「花子とアン」か「花とアン」のどっちだ?という調べればすぐに分かるつまらない議論になった。

息子が「花とアン」を主張するので、「それはあり得ないだろー」と言うけれど、言い張るので、言ってやった。
「あのな、あのドラマのテーマは、アイデンティティーの獲得なんだよ。だから、タイトルは”花子”でないとおかしいの!」

花という娘が、「私のことは花子と呼んでください」と言っているお話なんだから、当然である。
でぇ、そんな話をしたところから、ドラマは、学園祭と親友の境遇を通して、アイデンティティ問題をからめ始めた。
「ほらね!」と言うと、「そう見るのか~。なるほどー」と彼は白旗をあげた。

私は『赤毛のアン』を読んだことはないけれど、このお話もアイデンティティーが絡んだ話なんだろうなーと勝手に思っている。

ところで、親とこんな会話をしている息子にもアイデンティティー問題はやってくる。
上の娘たちは、現在、その件で悩み中の可能性もある。

考えてみると、自分の相対化が確定したのはいつだったか?
アイデンティティーというと絶対化のイメージが強いけれど、振り返ってみると、アイデンティティーの確立とは相対化のことだと思う。
いわゆる、ニッチ問題と言っていいだろう。

しかし、ドラマでは、それをやるとお話にならない。
だから、絶対化としてのアイデンティティー確立が描かれていくはずだ。
だから仲間由紀恵演じる親友の境遇は、微妙なところがあると思っている。
ここを脚本がどう片付けるかで話は深みが出ると思うんだけど、どうだろう?

混迷日本とその国に住む住民に対して、朝からタイムリーなテーマを投げてくるNHKは偉いなーと思う。

「朝ドラのタイトル」へのコメント(2件)

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