【TAROの日記】

2015/06/11(木) 08:35

不老不死

息子のクラスで「不老不死の薬があったら飲むか?」と言う話題で盛り上がって、挙手を取ったら息子だけが「飲む」に手を上げたそうだ。
彼は、「どうして、オレだけなのか?」と思ったらしく、私たち夫婦にも同じ質問をした。
私たちはふたりとも「飲まない」と返事。
彼は、「どうしてだ!」と聞くので、少し実存主義の知見を話してあげつつ、初級編のお話をした。ついでに、『火の鳥』を読むことも推奨。

ただし、それは結論ではないので、「大学4年生までに、アレコレ、コレコレ、テレテレな方向の本を読んでおけば、父と議論する下地ができるので、そうしたら大いに話をしよう」と約束する。

ところで、私は、息子の前では「飲まない」と返事をした。理屈ではそのとおりだ。
しかし、それが100%本音かといえば今のところ微妙だと思った。
この件については、だいたい個人的結論は出ているけれど、それでも感情は違うところにまだある。
一言で言えば、「死にたくない」
しかし、「じゃー、死ななくていいのね」という問いに「ハイ」とも言えない。
んーー、被投性の問題は、なかなか厄介なのである。

息子が、この問題を純粋にまっすぐ考えているのは面白い。
昂じて、坊主になると言い出す可能性もあるけれど、まーいいでしょう。
一夜が開けてみると、『0.5mm』を見て、『チャッピー』を見ると別の方向が見えるかも?なんて回答の方がおしゃれだったか?と思ったりもする。
でも、高校生には、実存主義でしょうな・・・・・・・。

「不老不死」へのコメント(1件)
  1. 不老不死を扱った漫画は、藤子富士夫の「モジャ公」が秀逸だと思う。
    人は、死なない、となると、一切努力しなくなる。
    待っていれば、そのうち、望みのことが起きるから。

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