【TAROの日記】

2016/10/12(水) 08:35

柿100個

とりあえず、今年は庭の柿が100個取れたそうだ。
いつもは1000個は取っているので桁違いに少ない。

理由はわかっている。枝を剪定したためだ。
柿の枝が伸びすぎて、少し庭が暗い感じになったので剪定をお願いした。
収穫よりも明るさを取ったわけである。

しかし、毎年2000個近く取っても、人に上げたり、オークションで売っているわけで家族で食べる量はしれている。
正直100個で十分。そもそも、毎年、収穫には大量の時間と体力を要するので、毎年これくらいの方が助かる。

この間行ったポートランドで見たものは、我が家の柿の次元で語られることも日本では多い。
塩梅を大事にしましょう・・。人生はお金だけではないからね・・。という文脈である。

しかし、それは本当だろうか?

ところで、昨日、「しくじり先生」をビデオで見た。
番組の中で野沢直子が言っていた。
アメリカに住んで8年も経ったころアメリカ人の笑いのセンスの悪さに気づいた・・。

私も、ポートランドで、アメリカ人の音楽のセンスの悪さに気づいた(前から知ってたけど、今回は思い知った)。
特に、1月にタスマニアを旅して、あのセンスがめちゃくちゃひどかったオーストラリア人のセンスが、驚くほどに上がっているのに恐れ入ったので、それはそれは対象的な驚きだった。
ちなみに、最近、ハイエイタスカイヨーテなどを筆頭に、オーストラリアから信じられないようなセンスの良いバンドが登場している
ことも、実際に、現地に行って理解できた。

逆に、アメリカは、今も、ロバート・アルトマンが『ナッシュビル』で描いたままの景色が佇んでいる。
あれは土着の国民性なのだ。
そして、そう理解すると、ポートランドのギクシャクな感じ(我々日本人から見てのもの)もわかる。

ただし、日本にもそういうところはたくさんある。
私の住む田舎もそうだ。
そして、そういう場は居心地がいい。
お金もそんなにいらない。
人口統計的に言うと、それは未来でもある。
しかし、それは本当に未来なんだろうか?

・・・100個程度のちょうどよい数の柿を見ていたら、そんなことを思った。
なにやら、批判的なグチみたいなことを書いたが、もしそれがリープフロッグだったら、どうなるか?
んーー、暗黒だな~と思いつつ、でもその可能性は感じるのだった。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


2016年10月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31  
ページトップヘ