2017/06/01(木) 08:49
いつも行くお店の美容師が「講演のコツを教えてほしい」と言う。私は、あんまり講演なんてしていないよ!というしつこく言うけれど、あっちもしつこく聞くので、誠意をもって私なりに答えた。
「観ること」
実に、これだけ。そう答えた。
この答えではわからんよなー。でも、これしか言いようがなくて、いつも、こんな答え方しているものだから、私はあんまり一般向けではない人と理解されているらしい(それは、当たりなので、それでいいと思う)。
『映像セミナー』が終わった。いつもの素敵な空間で遊ぶ。それはとても楽しいことだ。ただ、このセミナーで困っていることがある。会場が暗くて、様子が全然見えないのだ。だから、やりづらくでしょうがない。
どういうカメラかで演技は変わる(これから恒例になりそうなセミナーの来年のテーマ)。
同様に、参加者の目で、舞台の上の私は変わる。微細なコミュニケーションが空間を作る。それがとてもうまく行った時には、空間に存在する何もかもが高揚する瞬間がある。
ところが、会場が暗い&最近のショボショボな目の私では、その微細なコミュニケーションが起こらない。観ることが不能なのだ。皮肉なもので、髪を切られながら「観ること」なんて言っていた数日後に、これなんだからたまらない。
しかし、同時に思う。いつまで目に頼ってるんだよって・・。もう55歳。そろそろ目に頼るのはやめるべきだろう。真っ暗なところで話すなんて滅多に経験できないから、来年はそこんところを遊んでみようと思う。
追伸
18本用意したワイン、シャンパンはサンコム1本を残して、すべて飲みあげてありました。懇親会で参加者が異常におかしくなることはよくあることだけど、今回のバカさ加減は、浮いた感じがいつもと少し様子が違って、さらに、異様な躁の状態になっている人も数名。みんな、単にすごく酔っていたのね・・。
また、面白い大人の遊びをやりましょう。まずは、来年のカトマンズ・セミナーです。
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