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『401k(企業型DC)』

社会保険料の料率は約30%(目を疑うが本当だよ!)。

こういう書き方をすると、「労使折半だから、約15%でしょ」と反応する人がいるが、そういう反応をする人は、何もわかっていない視野の狭い人だ。

ちなみに、この国の平均給与は1997年をピークに減少している(2019年で月5万円も減った)。
これは、企業業績が要因?
・・・ではないのは、他の統計から明らかだ。

もちろん、社会保険料だけのせいでもないが、遠因にはなっていることだろう。

まー、しかし、世間はあまり問題視していないようだ。
コロナ禍で消費税0%の話は出るが、社会保険料のことは誰も触れない。

当社の社員に、「おまえ、30%取られている社会保険料を、何らかの理由で一時免除するって言われたら、どうする?」って聞いたら、即答で「使う!!」と言っていた。

もちろん、私も使う。一年で考えたら相当使えるからね。
でも、私の社会保険料率は30%ではない。そのうえに、半分以上の国庫補助まである。これも誰も言わない不思議。

ところで。
老人向けのお金本が巷には溢れている。
それなりに売れているのだろう。
あの内容には腹が立つ。
「社会保険制度は、破綻することは絶対にありません」
そりゃそうだ。現役世代が十分に犠牲になっているからね。

・・・・・

401K(最近は、『企業型DC』と言われている)が普及しないらしい。
あんなに、おいしい制度なのに・・。

私は、401kを役人の「ごめんなさい」だと思っている(もちろん、偏見です)。
通常、401kは、社会保険料と税金の節約・・と考えられている。
でも、私はそれだけではないと思っている。
単なるアメリカの真似ではあるけれど、役人が苦しんでいる現役世代に開けてくれた横穴だ。
制度に吸われていく私たちの掛け金。
その一部を逃してやろーという良心だ。
そして、自分の年金は自分のために積むべきだ・・という当たり前に、国が援助をしてくれている制度だ。

だから、やらないのはあり得ない(と思う)。
しかし、多くの中小企業が導入をしていない。そもそも制度そのものを知らないところも多い(顧問税理士がちゃんと仕事をしていないってことか?)。

さらに、金融機関の担当でも知識のない人が多数らしい。
手数料が安いので、そもそも導入の話には後ろ向きなのだそうだ。

繰り返しになるが、
401kは、現役世代の保険料を財源にする制度に対する小さな横穴(ちょっとだけどね)。
そして、自分のために、掛け金を積むという当たり前に国の援助が入る良策だ。
あーー、もったいない。

なお、ここでは、なるべく簡単に2つの問題を書くという欲張りをした。
それゆえに、社会保険料(年金の掛け金と健康保険料の合計)が約30%ということと年金の話を併記。おそらく誤解する人はいるだろう。
でも、一回は誤解してもいいと思う。問題の本質は変わらないからね。
あえてやっているのでご容赦を。

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