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『ブルーノート』のちょっと裏話

『ブルーノート』の裏話を聞かれることが多いので、ちょっとだけ披露します・・。

2月22日のライブでは、ポスターを16枚作りました。
オープニング用に、アニメも制作。
これ以外にも制作物はいろいろ作りました。

その中でも、ポスターとアニメは、品質をどこらへんにするかで悩みました。
ポスターは、当初だいぶ陳腐な感じを目指しました。
しかし、いろいろあって、結局は紙質をあげて、それなりのものにしました。

各ポスターのキャッチコピーは、かなり過激なものを作ってから、現実に向かって着地させていきました。1枚だけですが、気に入ったキャッチのポスターをお持ち帰りした方もいらっしゃいます。

アニメは、線が素人っぽく出るペンを使って、なるべくローファイを目指しました。
見ていただいた方々には、あのシュールさが伝わったかわかりませんが、会場が会場です。
あそこで、会場と真っ向勝負はあり得ません。
だから狙いは、「ふふ・・」とか「なんじゃ?」というあたり。
そして、この狭いところをゴールにしての主題歌の打ち込みと歌です。
打ち込みは、気を抜くと品質があがっちゃいます。
そこを、70年代の『P-MODEL(ピー・モデル)』を参照しながら、
でもやりすぎると好きな人にしか伝わりません。
だから、ある種の妥協もしました。そして、あーいう感じになりました。
ボーカル音を強調したため、打ち込みを気にした人は少ないと思います。
でも、結構こだわったのが、あの打ち込みです。

おかげさまで、よく聞かれるのが、
「プロのプランナーを使ったんでしょ?」
です。

いえいえ。
プランナーとコミュニケーションしている時間なんてありません。
仕事が忙しいですからね。
それに、そんなところにお金もかけていられません。
ですから、ぜーんぶ私たちの手作り。
思いつきをキャッチボールしながら形にしていっただけです。

でもですよ。
今は、アイデアさえあれば、品質さえもコントロールができる時代。
あらゆる道具が揃っていますから、やりたい放題の時代だと思います。

そんなわけで、『ブルーノート』を汚すようなマネをして遊んだわけですけど、ブルーノートのスタッフたちに受けていたのは、うれしかったですね。
ただ、女の子たちがポスターの写真を撮っている時、「一緒に入ってください」って言われなかったのは悲しかったなーぁ。

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