長野市に、泊りがけで映画を見に行く。
見逃してしまったエリック・ロメール初期作3本を見るのが目的だ。
足早に映画館に向かう。
すると、弁財天を祀る神社を発見。
もう何度も通っている道だけど今まで気づくことはなかった。
軽くおまいりをすると『七福神めぐり』の案内がある。
どうせ、ホテルにチェックインするまで、仕事もできないので、映画を一本見てから『七福神めぐり』をすることにする。
巡っていくと、私の前後にかすかな影。
少ないながらも、同じことをしている人たちがいるらしい。
翌朝。
早く起きて残った2つをまわる。
すると、大きなリュックを背負ったバックパッカー発見。
この人も、同じ目的らしい。
さらに、またひとり・・・・・・・。
人間って笑える。
なにか目的を与えられると、コンプリートしようと動き出す。
そんな人が朝も早くから、意味があるんだかないんだかわからないことを粛々とやっている。
目的なんてなんでもいいのだ・・。
そして、それは意味がなければないほどいいのかもしれない。
不足を埋めるような行為は、目的でも、夢でもない・・と思った。