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27年ぶり

最近、三合参りを楽しんでいる。
年3回、吉方位とされる神社へお参り。
地図を見ながら、定められた方向の神社を探し、できるかぎり遠くへ行く。

遠くと言っても、しれている。
せいぜい車で30分以内の場所。
でも、地元だけど、知らない場所ばかり。

そこが面白い。
ある種のご近所探検の機会が、三合参りのココロだと思っている。

・・・・・

9月に今年2回目の三合参りに行った。
いろいろ地図を探っていたら、胞姫神社を発見。ここは懐かしい神社である。
27年前、脱サラしたばかりの頃に訪れた。

二人目が生まれる・・というので、営業の帰りに、たまたま見つけた安産の神様。
階段を上がる私に向かって吹き付ける海風が冷たかった。
大きな組織に所属していた自分。それが一人ぼっちになってしまった。これから大丈夫なんだろうか・・と孤独な気分が体中を覆った。

神社でお祈りしたことなんて、すぐに忘れた。
でも、子どもは無事生まれ、2年後には三人目。

27年間に起きたことを反芻。
そのすべてについて感謝し、頭を下げた。

とんでもない27年間だった。
人生とは、豊穣なものなのだ。

当時の孤独感は、なくなってはいない。
なくしてもいけないと思う。

私は一人ではないから、ここまで来た。
大きな依存の中にいる。それは間違いない。

それでも、一人なのだ。

冷たい孤独感は、温かい孤独感に変わっていた。

(追記)
知らない神社を訪れるのもいいけれど、たまには縁のあった神社を訪れるのもいい。
この後、時間的に行けないと言われていた京都の鞍馬寺を訪れることになるが、この時の胞姫神社に訪れたことが縁になったとしか思えない。
この神社は、源義経の嫡男出産伝承が起こりである。

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