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2008年05月 アーカイブ

2008年05月14日

2008年04月01日 125号

今週の目次 <$MTEntryTitle$>

1.TAROの独り言

「あんたのサイフが届けられてるよーぉ」・・・

2.理想は、ハイジのおじいさん・・・【第18回】「トイレ掃除がなぜいいか?」

ぶっちゃけた話、身体の動きを変えてしまえば人間なんて変わるというのだ。
主体性も何もない。人間なんてそんなもの・・・・・らしい。・・・

3.まーけ塾レポート(2008年3月開催)

「アルゼンチンで美容整形を受けてタンゴを習い、ブタペストで歯を治療して市内観光を楽しむ」(『ニューズウィーク』2008.3.5号)というように治療とバケーションを組み込み、さらに格安ということですから、この動きはまだまだ伸びそうです。・・・

4.Q&A

『ひとりでは生きられないのも芸のうち』とは!!
いい題名ですね。・・・

5.しょせん人の言葉  しかし、気になる言葉

「メルロ・ポンティ」

6.砂漠の中から本を探す

ないしょ

7.構造で映画を見る。時々、いいかげんに映画を見る

『ラスト・コーション』

8.TAROの迷い言

9.プレゼントコーナー

2008年05月15日

2008年04月08日 126号

今週の目次 <$MTEntryTitle$>

1.TAROの独り言

どうして運動を始めたら太るのか?・・・

2.コブラツイストは、ツボに効く・・・「欠如の発見」

そういう風に考えると、「わからないもの」に出会った場合の人の態度は2つということになります。

(1) ワクワクする、または発奮する
(2) 絶望する・・・

3.まーけ塾レポート(2008年3月開催)

リクルートの部下面接法
この間も、新しいスタッフの面接をしたのですが、私たちは、こうした面接をすることで、新しいメンバーのキーとなる部分をすでに掴んでいます。・・・

4.Q&A・・・お気に入りライブ

これは難しいーーーーーぃ。
時期によって、聞き手の気分が違いますからね・・。・・・

5.しょせん人の言葉  しかし、気になる言葉

「オビ=ワン」

6.砂漠の中から本を探す

ないしょ

7.オラペディア

「高級腕時計」

8.TAROの迷い言

9.プレゼントコーナー

2008年05月16日

2008年04月15日 127号

今週の目次 <$MTEntryTitle$>

1.TAROの独り言

場所は、文教堂渋谷店。・・・

2.TAROくんの頭の使い方・・・間違い(9) 体質に合わないことをしたがる

やればできる・・・・こともあるが、やってもできない・・・・こともある。
ここら辺のサジ加減は重要だ。・・・

3.まーけ塾レポート(2008年3月開催)

どんな偉い学者や実務家がこき下ろそうと「戦略プランニング」は使えます。これは私がいつも声を大にして言っていることですから嬉しい限りです。・・・

4.Q&A

いつも新しい言葉を使っていますが、最近のお気に入りの単語はありますか?・・・

5.しょせん人の言葉  しかし、気になる言葉

「ドラッカー」

6.砂漠の中から本を探す

ないしょ

7.TAROの迷い言

8.プレゼントコーナー

2008年05月17日

2008年04月22日 128号

今週の目次 <$MTEntryTitle$>

1.TAROの独り言

ここのところ談志が外している。
どうも調子がよろしくない。・・・

2.自由に向かう不自由の体験的お話・・・完成前の家で飲み会

そうした作業の中、少しずつ完成してきた一部屋で宴会をやることになった。
山の道具や寝袋を持ち込んで、まだできていない家で宿泊である。
お友達を呼んで、テントの中でいつもやっていることを新しい家の中でやった。
酒に酔っ払いハイな気分で、未完成の家の中でバカをやるのが楽しかった。もちろん、初めてのお泊りもワクワク。・・・

3.まーけ塾レポート(2008年3月開催)

日本には、「主婦」がいなくなった。

これがダイエー崩壊や『主婦の友』の休刊の理由でしょう。・・・

4.Q&A・・・プライシングについて

たしか一昨年前だったと思いますが、そのCD対談の中でプライシングの重要性について触れられました。
わが社は通販で今年3商品の新規販売を考えておりますが、これからの市場環境を考えるとプライシングはとても重要だと感じております。・・・

5.しょせん人の言葉  しかし、気になる言葉

「これが世界史の謎だ。」

6.死ぬまでに古典の一冊くらい読んで死ね!

『人類はなぜUFOと遭遇するのか』 カーティス・ピープルズ(著)文芸春秋
UFOマニアにとって、避けることのできない大古典です。

7.オラペディア

「幸せ」

8.TAROの迷い言

9.プレゼントコーナー

2008年05月18日

2008年04月30日 129号

今週の目次 <$MTEntryTitle$>

1.TAROくんの独り言拡大版

「独り言拡大版」2つの質問とあらら・・。
何が言いたいかというと、もう「空腹と欠乏」を避けるために仕事をする時代は終わっているということ。
ニートという存在は当たり前のことで、彼らの方が進んでいる可能性がある。・・・

2.今週のお勧め品

ニュースレターシリーズCD 第10号

『経営者のあなたが一番危ない・・。ウツは人ごとではありません。』
多くの方は、人事とおもっていますが、これほど身近なものはありません。はっきり言って、明日はあなたの身です。・・・

3.マイページのご案内

この「週刊 岡本吏郎」も、ご登録時より現在までのメールマガジンの本文が、マイページから確認いただけます 。・・・

2008年05月19日

2008年05月07日 130号

今週の目次 <$MTEntryTitle$>

1.TAROの独り言

妻と娘がプレゼントにTシャツをくれた。・・・

2.理想は、ハイジのおじいさん

私が何でもかんでも「シンクロニシティー」と騒ぐ行為をオバカ!と言っているのはご存じの方が多いと思うが、ご本尊のユングがそう言っているのだから当然のことなのです。
では、ペドワックとシンクロニシティーを分ける境界はどこにあるのだろうか?・・・

3.まーけ塾レポート(2008年4月開催)

先週の電話相談なんか易の相談ばかりで、私はプチ易者みたいになってしまいました。
まぁ、はまるのはよくわかりますけど・・・

4.Q&A

最近東京ミッドタウンは失敗だったという声もありますが、岡本先生はどう思われますか?・・・

5.しょせん人の言葉  しかし、気になる言葉

「エンゲルス」

6.砂漠の中から本を探す

ないしょ

7.構造で映画を見る。時々、いいかげんに映画を見る

『人のセックスを笑うな』

8.TAROの迷い言

9.プレゼントコーナー

2008年05月20日

2008年05月13日 131号

今週の目次 <$MTEntryTitle$>

1.TAROの独り言

最近、弁当のおかずの質が高い。・・・

2.コブラツイストは、ツボに効く ・・・「時間という次元」

1954年には、経営にとって時間という次元の存在がとても重要であることは与件になっていた。
しかし、いわゆる経営書とかビジネス誌と言われるようなものが、こうしたことを念頭に置いたことはない。・・・

3.まーけ塾レポート (2008年4月開催)

企業の業績は、創業経営者の引退を分岐にして低迷がはじまる。
イヤ〜な問題提起でしょ!・・・

4.Q&A

昔々、映画だってロックだって不良の文化でした。
今では、ラップさえ普通になってしまいました。

5.しょせん人の言葉  しかし、気になる言葉

「ギャッシング」

6.砂漠の中から本を探す

ないしょ

7.オラペディア

「自分探し」

8.TAROの迷い言

9.プレゼントコーナー

目標

目標

まだ、決めただけなのに、もう実現しているような錯覚に陥って、行動してしまう勘違いの道具。
しかし、人間社会に生きるのであれば、ある程度の目標は必要でもある。

先に良いホテルに泊まる。良い服を着てセルフイメージを高めた方が、目標に近づくよ!なんて話がよくあって、目標が先か、目標を織り込んで行動しちゃうのが先かはよく議論されるところ。

ただ、目標折り込み派の言っていることは、良いホテル→成功とか、良い服→成功という因果関係を言っていることになるから、どこかずれている。

こんなことを言うと、目標折り込み派は良い服→セルフイメージアップ→積極的行動→機会増加・・・・・・・・・・・・・・→成功 と言うような訳のわからない因果関係を言いそうだが、だいたい一因一果ってのが単純バカだってことを分かれよ、このーぉ。と言うことです。

それはそれとして、私は昨年暮れに自分用の図書館を手に入れることを決め、鋭意調査交渉に臨んでいますが、まだ見つかりません。

しかし、本の購入量は、断然増えました。決めた段階で増えました。織り込み済みというわけです。安易な目標は危険というわけですね。

目標というのは、まずは自分を信じないと言うところから始めないといけないということでしょうか?どうもそんな感じがしますね。どうでしょう?


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『オラペディア』 とは、あの『ウィキペディア』のむこうを張り、独断と偏見の辞書を製作・・ってところです。
『オラペディア』の「オラ」はもちろん、田舎言葉の「おら」から、「ペディア」は「ウィキペディア」からいただきました。

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起業家が最初に雇用を起こすタイミング

起業家が最初に雇用を起こすタイミング

Q.
岡本先生、はじめまして、Aと申します。

現在、創業11期目、やっと自分の食いっプチを稼げるようになりました。
業務としては、コンピュータソフトメンテナンスです。
いまだ孤軍奮闘という状態です。

食えるようになったと同時に時間が無い、健康が崩れそう、という問題点が出てきました。

あとはお客様から
「あなたが倒れたらうちのシステムはどうなるの?旅行にもいけませんね?」
といわれます。営業上も問題ありです。

雇用を起こしてコピーを作るべきだと思いますが、仮に20万円の人件費を起こしたとしても、材料費、経費、などを見込んだ3倍の60万円を稼げるほどキャッシュフローが無いです。

過去の成長曲線起動に乗った時期から換算すると2010年がピークのようです。2010年雇用では準備が間に合わないです。

起業家が最初に雇用を起こすタイミングはいつなのでしょうか?

充分なキャッシュフローが得られたときからなのでしょうか?それとも成長曲線・見込み・計画で走るべきなのでしょうか?

よろしくご指導のほどお願いします。

A.
「起業家が最初に雇用を起こすタイミングはいつなのでしょうか?」というご質問ですね。
では、この質問にダイレクトに答えてしまいましょう。

原則は「最初から雇う」です。
したがって、Aさんは最初のスタートを間違えてしまった可能性があります。

確かに、人を雇わないというビジネスモデルがないことはありません。
先般も、人を雇わないビジネスモデル(個人事業で年収が1億円近くあると思われます)で稼いでいる方とお話をしましたが、相当特殊な仕事です。そして、私なんか比べものにならないほど忙しい。

単価を業界標準よりも高くすることで維持していますが、そろそろそれも限界で最近思い切った判断をされたようです(お金があっても時間がないのは、将来を考えるとやっぱりマズイですからね)。

ただ、この方も、優秀な人をアウトソース先として何人もかかえています。その一人と一度会う機会がありましたが、緩やかな連帯を感じました。
社長とスタッフという関係はないですが、その方の仕事を支えるチームの一員という感じが匂い立ちました。まぁ、勝手な想像ですが・・。

いつも言っているのですが、私は仕事を始めた最初に「給与規定」を作りました。社員がまだゼロの時に、こうした社内の整備を全部してしまったと言うことです。なにせ、仕事が動き出したら、そんな余裕はなくなりますからね。

そして、赤字を覚悟・・なんてことではなく、赤字が当たり前・・という気分で人を雇っていきました。
だって、私のような変わり者と気が合うやつなんて滅多にいませんからね。どんどん入社してもらって、どんどん辞めてもらわないと、いい人に出会えないではないですか・・。
今でもそうですよ。いつも人は余裕を持っておくようにしています。
しかし、スタッフに言わせると「人が足りない」のだそうです。
余裕を持っていれても、人を入れると仕事が増えちゃうんですよ。
これは、本当に不思議なんですが、事実です。
きっと、この文章をお読みの他の経営者の方々で経験のある方はうなずいていただけると思います。

どうも世の中の常識って逆なんですよ。

たとえば、別に仕事もないのに、私がある制度について勉強していたことがあります。
そうすると、その勉強したことを頼みにくる人って多いんですよ。

当社が初めてコンサルティングの実験を終えて、本格的な参入を決めたときは凄かったですね。
朝礼で「今日から、既存のお客さま以外にもコンサル業を行う。これ料金表ね!」と宣言して1時間後、電話が入って、午後に面談して三ヶ月の個別コンサルを受注しましたからね。
そして、いつもこんなんですよ。

理屈はわかりませんが、人を入れるとなぜか仕事がついてくるんです。
100%の保証はできませんが、私や私の周りの経験ではそうです。

さて、そんな精神世界的な思考では経営なんてできませんから、ビジネスモデルとして考えてみましょう。

ビジネスモデルを作った場合、当然、経営計画書というものを作ると思います。
計画書を作れば、一人では仕事ができないことなんてすぐにわかりますよね。

だから、結局雇うことになるはずです。
自分一人で何でもやっていたら効率悪いですもの。

私なんてキップも買えない、自分の予定もわからないような手のかかる男です。でも、それくらいではないと今の業務はこなせません。
そして、私にしかできないことに専念できるからキャッシュが生まれるんです。

さて、Aさんには選択が3つあります。
・このままでいる
・ちょっとだけ変える(一人くらい雇用してみる)
・大きく変える(どうせ、気の合うやつはすぐに見つからないと悟ってガンガン雇用する。そして、自分は営業に専念する)。

この3つです。
どれも選びますか?
この3つの選択で5年後がどうなっているかよーーく考えて選択してください。

極端なことを言うと「得意なことはやらない」というのが経営者の仕事ですから・・・。

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【第18回】トイレ掃除がなぜいいか?

【第18回】 「トイレ掃除がなぜいいか?」

西南戦争は当初西郷軍が有利に見えた。
政府の農民軍は、薩摩の武士にまったくかなわず逃げるばかりだった。

政府側は、「やはり農民の軍隊ではダメだ」と思い、武士の投入を考えたが、武士の投入に断固反対したのは山県有朋だった(らしい)。

最近は、ナンバという歩き方は誰もが知るようになった。
甲野善紀がブレークしたことが大きいと思うが、狂言などでは昔から見られる歩き方だ。
ナンバという歩き方は、江戸時代までの日本人の歩き方。今の私たちは、手と足が同時に出る歩き方をしたら笑われる。小学校の頃に、行進をしていると、時々、右手・右足、左手・左足が同時に出ることがある。それはとても恥ずかしいことだった。
しかし、その歩き方(=ナンバ)は、元々の日本人の歩き方だった。

明治に入り、日本人は民族的な身体性であるナンバを捨てた。
近代化のためである。

明治政府は、西洋が近代化をはかる過程で行ったことを、そのままマネしたと言われている。
西洋は、民衆の身体を変えることで近代化を図ったというのである。

山県有朋は、日本の近代化も同様に進めるために、ナンバを捨てた。そして、国民軍を作った。
西南戦争は、そうしてできた近代日本軍の最初の実験場となった。
そのため、山県は従来の軍隊(=武士)の利用は避けたかったというわけである。

こうしたメカニズムを、論理的に明らかにしたのはミッシェル・フーコだった。

ぶっちゃけた話、身体の動きを変えてしまえば人間なんて変わるというのだ。
主体性も何もない。人間なんてそんなもの・・・・・らしい。

そして、私たちも小学校でそうした身体の動きを習ってきた。
特に、体育館やグランドでやらされた足を前に出して手を組む座り方などは典型である。
今考えるとあれほど屈辱的な座らされ方はない。

学校の廊下の右側通行などを筆頭に、学校の中には私たちを身体から管理しようとする仕組みがいろいろあったというわけだ。

トイレ掃除を経営に入れると経営が良くなる・・という伝説はかなり真実性がある。
私の周りにもそうした人はいる。トイレ掃除により作られた身体には、人を変える力があるわけだ(と言っても、全員の経営が良くなるわけではない。あいかわらず、一部の成功者だけの引用であることは変わらない)。

会社全体で毎朝掃除をすることは、言い方は悪いけれど、北朝鮮のマスゲーム同様なのだ。
映画『ガンホー』は、アメリカの工場労働者がラジオ体操をやるシーンで終わる。
あの映画のテーマは、フーコが紐解いたことの映像化ってわけだね!

自分を変えるのはカンタンである。
身体を変えればいい。
言い方を少し変えると、早起きをして朝から働けばいいのである。

根拠はあるのだ。

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2008年05月21日

理想の経営者は・・・

理想の経営者は・・・

Q.
いつもありがとうございます。さっそく質問させていただきます。

著書「儲かる会社の社長の条件」の96ページに貸借対照表のことが書いてありますが、(「資産を小さくしながら会社を大きくする」といった矛盾)とありますが、余計な物を購入して資産を大きく見せかけるくらいなら税金を払った後に残る繰越利益剰余金(自己資本)を増やしたほうがいいよという意味なのでしょうか。

また貸借対照表の右側を先生の考えておられる理想の経営者はどのようにもっていくのかヒントをいただけると幸いに存じます。

A.
ご質問ありがとうございます。

このご質問に答えるのは難しいですねー。
セミナーで丸一日かけて説明する内容ですから・・・・・。
さて、どうしようかなーぁ?

ご指摘のように余計なものを購入しないというのは「小さくしながら大きくする」要素ですし、棚卸しや売掛金などもそうですね。

ただ、ここで重要なのは、「小さくしながら大きくする」「大きくしながら小さくする」という感覚です。

税金を払った後の税引き後利益を大きくすることは結果として得られるとは思いますが、それが目的かというと少し違います。

現在、会計関係の本を書いているのですが、この本の第二部は、「小さくしながら大きくする」とは表現していませんが、会計の大きな役割を説明し貸借対照表の右側の展開をテーマにしています。
そこでは、理想的な企業と一般的な企業の違いなども書いていますので発売されたら読んでやってください。

理想の経営者ということでもないですが、株式投資の視点の一つとしても貸借対照表の右側の見方は大事です(ニュースレターをお読みの方は、過去に2回にわたって書きましたのでご存知のことと思います)。

ところで、「理想の経営者がどのようにもっていくのか・・」ということがご質問でした。
「どのように・・」というのは、一般論では答えられませんが、まずはご自身の業種業態における典型的な貸借対照表の右側を顧問の税理士さんにでもお願いして手に入れてください。そして、『裏帳簿のススメ』に書いたような構成図表に組み替えてください(この説明は、メルマガの形態では限界がありますのでご容赦くださいね)。

次に、自社の貸借対照表を構成図表にして比べてみましょう。
これが同業種の平均的な姿と似ていたら、マズイです。
そうなっていたら、80%を占める普通の企業です。

ですから、これを変えることになります。
しかし、それはケースバイケース。
コンサルタントなんていう職業が成り立つのは、こういう部分がケースバイケースだからですね。

ただ、自分の会社のことですから、こうした作業を行うだけでいろいろ浮かぶと思いますよ。

ちょっと、メルマの場で答えるのには限界のご質問なので、ど真ん中をお答えできず申し訳ありません。
とりあえず、上記の作業をやってみてください。

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【第19回】ヌミノーゼ

【第19回】 「ヌミノーゼ」

ちょっと思い立って「シンクロニシティー」について勝負をつけておこうと思いました。おつきあいください。

シンクロニシティーという言葉が生まれたのは、私たちの周りで起きる偶然には何らかの意味があるのではないかとユングが気づいて研究したことにはじまる。

ユングがシンクロニシティーの体験として語っていることを確認してみよう。

私が治療していたある若い婦人は、決定的な時機に、自分が黄金の神聖甲虫(スカラベ)を与えられる夢を見た。彼女が私にこの夢を話している間、私は閉じた窓に背を向けて座っていた。

突然、私の後ろで、やさしくトントンとたたく音が聞えた。振り返ると、飛んでいる一匹の虫が、外から窓をノックしているのである。私は窓を開けて、その虫が入ってくるのを宙でつかまえた。それは私達の緯度帯で見つかるもののうちで、神聖甲虫(スカラベ)に最も相似している虫で、・・・・・どこにでもいるハナムグリの類のコガネムシであったが、通常の習性とは打って変わって、明らかにこの特別の時点では、暗い部屋に入りたがっていたのである。

『共時性:非因果的連関の原理』より

実は、ユング以前にこうした偶然を調べていた科学者がいる。

パウル・カンメラー。彼は無神論者だったため、意味のあるよう偶然は、「慣性の法則」のような力が働き起こるものだと仮定した。
そして、100例に及ぶ偶然を収集し『連続の法則』という本で発表した。

ユングは、このカンメラーの研究に対して批判し、「無意味な偶然の集合とは区別されねばならない意味のある偶然の一致は、元型的な基盤を持っている」と考えた。

つまり、ユングはカンメラーが「おおー、これは凄い!何か意味があるぞー」と騒いだ100例の偶然を「そんなものは意味がない」と言ったというわけである。

この態度は、現在、なんでも「シンクロニシティーだ!!!」と騒ぐ者を「ペドワック」という造語を作り批判するドーキンスと同じ態度である。

私が何でもかんでも「シンクロニシティー」と騒ぐ行為をオバカ!と言っているのはご存じの方が多いと思うが、ご本尊のユングがそう言っているのだから当然のことなのです。
では、ペドワックとシンクロニシティーを分ける境界はどこにあるのだろうか?

例えば、エドガー・アラン・ポーの小説で描かれたR・パーカーという人が他の男たちに食糧として食べられてしまうという話が46年後に本当に起きてしまった偶然は?

暗殺されたリンカーンの秘書の名がケネディーで、ケネディーの秘書の名がリンカーンの偶然は?

この2人の大統領の次の大統領がどちらもジョンソンの偶然は?

身近な例でもいい。

「相談したいなーぁ」と顔を浮かべていた人が、乗っていた列車に途中の駅で乗車してきた偶然は?

昨日友人と議論になったことが、翌朝テレビで特集されて問題が解決してしまった偶然は?

さて、そうしたいろいろな偶然は、ただの偶然?それともシンクロニシティー?

統計学的には、偶然は意外に起きやすい。
私たちがそれを知らずに、ただの偶然をシンクロニシティーと騒ぐことはきっと多い。

ドイツの宗教哲学者オットーは、「ヌミノーゼ」という造語を作った。
「ヌミノーゼ」とは、人間が神に接した時感ずる「一種の薄気味悪い感じ」のことである。

私たちは、そんなに多くはないが、この「ヌミノーゼ」という感覚を体験したことがある。神など信じていないけれど、そうした何かの存在を理屈抜きで感じてしまう時がある。
一種の薄気味悪さを感じて友人と顔を見合わせることも、経験したことがあるだろう。

私は、偶然に出会い「ヌミノーゼ」を感じた時を「シンクロニシティー」と呼びたい。
それは人生において、それほど多く起こることではない。
しかし、それは間違いなくある。

そしてそれは、私たちが現実世界の理屈だけでは生きられないのだよ・・というメッセージに聞こえる。
「シンクロニシティー」は、ある次元からの警告。私はそう理解している。

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2008年05月22日

朝青龍

朝青龍

気に入らないことがあったらスネること。
スネるなんて、昔は未成熟の子供だけがするものだった。
しかし、現代ではある程度実績を残した者が使うと有効な手段になる。

誰かに「アイツ、大人のくせにスネてる」と言われたらおしまいだが、心理学者とか精神科医なんていう奴が出てきて、それなりの病のネーミングをしてくれたら完璧。
したがって、お抱えの精神科医なんかがいたら最高に利用できる。

ちなみに、昔は汚職政治家のためのウルトラCだった。


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将来は今より良くなっていく?

将来は今より良くなっていく?

A.
岡本様

独立・起業した時とほぼ同時期に「会社にお金が残らない本当の理由」を偶然手にして以来、 様々な場面で岡本様の意見と自分の意見を照らし合わせ、参考にさせていただいております。

ただ、一点だけずっと引っかかっている疑問があります。
岡本様は、以前著書か、何らかの機会(すいません)に 「皆が今日より明日を良くしようとしているのだから、将来は今より良くなっていく」という事を仰っておられました。

その当時よりここだけは私自身「そうかな?」と生意気ではありますが疑問視しています。(今でもそうです)
岡本様は本当に今でもそうお考えでしょうか。

私は、飲食業ということもあり多くの一般消費者とアルバイトと接する機会が多いですが年々、「人としての質」の ようなものが低下しているように感じます。 「今日より明日を良くしよう」と考えている人達とは思えませんし、 アルバイトにしてもこの数年単位でさえ、礼儀や勤務に対しての意識が低下しています。 今のご意見をお聞かせ頂ければ幸いです。

Q.
ご質問ありがとうございます。

さて、「皆が今日より明日を良くしようとしているのだから、将来は今より良くなっていく」という話ですが、どういう文脈の中で話したり書いたりしたか忘れているので、Hさんが聞いた文脈とは離れて回答します。ご容赦ください。

Hさんがおっしゃるように“皆”というのはちょっとひっかかりますね。
私は“皆”とは思っていません。それは今の時代だけではなく、いつの時代もそうでしょう。いつでも“みんな”というのはないと思います(ですから、発言時の“皆”は限定した“皆”のつもりだったと思います)。

ただし、現在のような“自己愛型社会”では、この“みんな”が危ない存在でしょう。
さらに、この自己愛型社会が生んだ“自己愛”は、未来にループしていきます。この“自己愛のループ”は、次の世代に今までよりも大きな問題を出現させることでしょう。

しかし、そうは思っていますが、時代感としては、「将来は今より良くなっていく」と思います。これは、「そうなる」という予測とか予感ではなく、イデオロギーに近いですけどね・・・。

ですから、“自己愛ループ社会”というのも、時代が良くなっていく前触れだと思っています。
時代は、極から極へとかわりますから、どうしても極端な“自己愛型社会”を一度経験しておかないと良い時代はやってこないのではないでしょうか。

残念ながら、世の中に目立つ「明日を良くしよう」という動きもほとんどが“自己愛”の裏返し。ボランティアな人ほど“自己愛”が強いのが現実です。
こうした偽ボランティアもぜーんぶ一度経験した後。そこが楽しみなんです。

問題は、私たちが生きている間には、今の状況のままの可能性が高いことです。
戦後の“自己愛型社会”は、はじまってから35年くらいです。
時代は早くなっていますが、終了までには後35年はかかるかも?

でも、「将来は今より良くなっていく」というイデオロギーなしでは人間は生きられませんよね。
40代後半に入った私は、最近老後の心配をしはじめていますけど、それは後ろ向きな心配ではありません。「いかに老後を楽しく過ごすか?」という心配です。
そういう心配じゃなければ、人生暗くなってしまいますもんね・・。

ウダウダ書いたのでまとめましょう。
マクロ的に考えて、私は「将来は今より良くなっていく」と思っています。
また、個人的にも「将来は今より良くなっていく」と思って生きるようにしています。

そして、先進国の人々は、現在起きている“自己愛ループ”を脱出していくと思います。確かに、バイト君たちは、ループの呪縛にある存在です。でも、この構造がわかるだけで解決する部分もあります。
これは、同族会社の兄弟抗争や若者の自殺問題、いろいろな家庭問題もそうだと思います。 そういう点で、今は、指導者が育つ最高の環境下もしれませんね。

それと、ループの中にいない若者もいる事を見逃してはいけません(昔も同様に、ループの中の人と外の人がいました)。彼らは、人類の歴史上の知恵の集積を簡単に手にし、それを利用する存在になっていくのではないでしょうか?

どう考えても、彼らは私たち世代よりも凄い立ち位置にあると思います。
団塊の世代は学んだ知恵を社会の中でほとんど利用できなかった世代でした(かわいそうに・・)。
そして、団塊の世代よりもおバカな私たち世代(断層〜エイティーズ(?))は、バカなりに知恵と社会がマッチする時代を享受してる最中です。
次の世代は、その私たち世代の試行錯誤を傍目で見ている最中。んー、うらやましい・・。
でも、私の世代(新人類世代)も、団塊、断層の諸先輩方のやり様を学ばせていただいた世代ですからね・・。世の中ってよくできているなーぁと思います。

ですから、私は下の世代を信頼し、自分のことも信頼していこうと思います。
それに、あんまり大上段に構える必要はないかも?
だって、小さな周辺の世界しか自分が直接かかわれる所はないんですから・・。
「そこだけでも・・」という功利主義が、人類の最大幸福につながる・・というベンサムの考えは好きですね。

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その後の笑えるクレーマーたち集(2008.02)

(6)その後の笑えるクレーマーたち集

2008年2月のまーけ塾は下記の通り行いました。
毎週この中から一項目抜粋して掲載します。

(1)新しい鉄「CGM」
(2)『エンゼルバンク』のワークは使える
(3)フェムトセルの意味
(4)ヤップ島のお金
(5)商圏の変え方
(6)その後の笑えるクレーマー集
(7)使えるお菓子
(8)ヤフーのオープンID
(9)大量在庫というリスクヘッジ
(10)残存戦略
(11)『アンドロイド』の驚異
(12)仮想空間のモバイル化
(13)インターネットという商圏
(14)「家ナカ」マーケット
(15)増えた「4時台から仕事
(16)日本の労働分配率の推移

(6)その後の笑えるクレーマーたち集

私たちはクレーマー対策を卒業しましたが、最近、週刊誌では特集花盛りです。
そこに笑える事例がいろいろ出ているのでご紹介しましょう(週刊『ダイヤモンド 2008/1/26号』『エコノミスト 2008/1/22号』より)

・「雨水」と書いてるマンホールを「うすい」と書き換えて、「孫の名前が踏みつけられている」とクレームした臼井さん

・このクレームに反応してしまった市役所

・その話を知って、クレームを言い出した別の臼井さん達

・自己紹介が苦手な子供に自己紹介はさせるな!という親の言うことを聞いてしまった小学校

・その小学校がバカなのは、全員が名前の書かれた紙を置いて、数秒間、みんなの前で順番に立つという自己紹介が行われた(バカだねーーー)

・理不尽な保護者の要求に悩まされ焼身自殺の保育所所長

・その所長の遺書「私の苦しみをそっくりお返しします」

・クレーマーを殺害した牛丼屋店長

・トイレの漂白剤で壁紙を拭いて、変色したと怒鳴り込むクレーマー

・・・・・何だか書いているうちにバカバカしくなったのでやめます。

どれも、構造がわかっていれば対応できるものばかり。
しかし、無知というのは恐ろしいことです。

でも、クレーマーの言い分に毅然とした対応が取れない、力のなくなった現場の人に一番の問題があるのでしょう。

しかし、「うすい」は面白すぎる・・。

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『ラスト・コーション』

『ラスト・コーション』

歴史が人を翻弄する。そうしたドラマは、映画のいくつかの軸の一つ。
この『ラスト・コーション』もそうした人物たちの物語。

ただし、この物語の主人公は翻弄された流れの中で自らの意思を出す、最後に・・。

どっちにころんだって負けは決まっている。でも、自分で負けを選んだ主人公。
人はいつダブルバインドに陥いるのか?それを考えさせる。
だから、本当に意思決定ができたのは、入り口の一回だけ。本当に、人生って残酷だよな。

その入り口で、彼らは目的を持った瞬間に自らの人生をコントロール不能のものに変換した。
さらに、目的に対して、技術が幼稚な彼らには暴走しかなかった。あさま山荘事件と同じ構造は明らか。
入り口には、いつもダブルバインドの罠が待っている。
これが怖いんだよーぉ。自己実現なんてどう考えてもダブルバインドじゃないかい?

中国映画の艶を前面に、濃厚なベットシーンを絡めて、絵物語は一人の勝者もないままに終わる。
心理学がタイプAに勝者が少ないことを説くことが、こういう映画を見ると実感できる。個人の目的というものが、世間に翻弄されていることでしかないことも実感できる。

答えはない。
でも、自分を「主人公」とした段階で、ノーコントロールになる現実は理解しておくべきだな・・とあらためて感じてしまいました。

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メルロ・ポンティ

メルロ・ポンティ

私とは状況の可能性である

(メルロ・ポンティ)

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やりきれない思い

やりきれない思い

Q.
内田樹さんの「ひとりでは生きられないのも芸のうち」を読みました。
「人間は自分が欲するものを他人から与えられることでしか手にいれることができない」とのことでした。
そして、「その人がいなくては生きてゆけない人間の数の多さこそが成熟の指標になる」とのことでした。
この指摘に、今まで単純に自立と依存ということで考えて、自立の方が断然良いと思って生きてきた今までの自分には、こうゆう考えもあるのだという驚きました。
でも、よくよく考えてみると内田さんの言っていることって当たり前のことだったなと思います。当たり前のことってどうして忘れ去られてしまうのでしょうか?

私は、国家資格をもっていますが、仕事上の組織に属する人間です。最近、今の組織から抜ける人が多く、私もその環境の悪さに嫌気がさし、辞めることを考えていました。
気になることとしては、いくつかのわだかまりです。
その一つとして、自分は自分のことだけを考えて、組織のことをあまり考えてこなかったのではという思いです。
私は、自分で決めてその責任を背負って猪突猛進型(今ではその気力はないですが)に突っ走ってきたつもりでいました。
その時は皆のためにとは思っていましたが、もしかしたら自分自身を欺いていたのかもしれません。
少なくとも組織の一部の人からは自己中心的としか思われていなかった節があります。
今まで踏ん張ってなんとかやってきましたが、今回は今まで通りの踏ん張りが効かなくなったので“逃げる”という選択肢も大切だとも思います。
しかし、ここを別の形式で踏ん張って通過できれば何かを得られるのではないか、自分を変える大切なイニシエーションになるのではないかという気もしています。
そのせいか今までまわってこなかった(一度拒んだ事もある)管理職がまわってきました。イニシエーションなんか関係ないとやってきた人間が、今更こんなことを感じるなんて不思議な気もします。
拝金主義、成功ブーム、個々の力を磨くこと、自己責任やそういった意味での個人主義から“反転”が始まっているように感じています。
そのブームの渦中にいるとそれが永遠の法則かのように思ってしまっていたのですね。
もう少し悩みつつ、このなんともやりきれない気持ちと付き合ってみます。
もしお言葉をいただけたら幸いです。

A.
ご質問ありがとうございます。

『ひとりでは生きられないのも芸のうち』とは!!
いい題名ですね。

「人間は自分が欲するものを他人から与えられることでしか手にいれることができない」「その人がいなくては生きてゆけない人間の数の多さこそが成熟の指標になる」

このテーマは、この間終了した『仮面ライダー電王』がドラマの半分経過した頃からテーマにしたものであり、多くの哲学者が発見したことであり、レヴィ=ストロースがそれにトドメを打ったことですね。

さて、「もしお言葉をいただけたら幸いです」というご依頼、ありがたいことです。
なんと言っても、「このなんともやりきれない気持ち」をお持ちの方とこうしてコミュニケーションを取らせていただけるというのがうれしいです。

最近、困ったことは、「このなんともやりきれない気持ち」というのを持ち合わせていない単純バカが多いことです。物事を非常に単純な因果モデルに変換して、人生を歩く。それはとても楽なことでしょうが、あまり人間的と思えない。少なくとも、私はそういう方とはあまりコミュニケーションはしたくありません。

先日も、ITでプチ成功した若者が当社にやってきて、人の価値観を自分の価値観のように語られてお帰りになりました。
きっと、この人は、こうして偉そうに人に語らないと生きていけない。ということは、承認する人が少ない。つまり、未熟だ・・ということなんですが、自分の存在を、他人から与えられた単純公式でしか語れない・・。寂しいことです。
こういう人にも、「このなんともやりきれない気持ち」を語ってもらえたら、お互い楽しいコミュニケーションができるんですけど・・。

コミュニケーションとは難しいものです。
「自分で決めてその責任を背負って猪突猛進型に突っ走ってきた」人が、案外、苦手なのもコミュニケーションです。

きっと、Sさんは、その時々で、やるべきことを精一杯おやりになってきたことと思います。
ただ、コミュニケーションのスキルが少し足りなかった。ですから、「少なくとも組織の一部の人からは自己中心的としか思われ」ということが起こりますが、それは、ご自身が悪いのではなく、単に少しスキルがなかったということでしかありません。つまり、この点でご自身を責める必要はありません。

もちろん、「自分は自分のことだけを考えて、組織のことをあまり考えてこなかったのでは」という点もそうです。
利己的感情の総和が組織の発展になるのが当たり前であって、組織員が個人の利己的感情を否定したらカルトになってしまいます。ですから、この点でもご自身を責める必要はありません。

・・・・・・、何となく書き始めてしまいましたが、こんな感じでミトコンドリア的反応を続けたいと思います。

私は自分で勝手なことをやっている男ですが、「踏ん張りVS逃げる」というテーマと毎日戦っているところがあります。究極の『エイリアンVSプレデター』ですね(映画見てないけど・・)。

実は、今は踏ん張っている最中なんですが、逃げたいですね。でも、逃げられない・・。踏ん張りたいんではなくて、踏ん張るしかない・・という感じです。
でも、いつもこんな感じですから、「仕方がないな・・」と思っています。

そんな男が感じている発達課題は、「捨てること」です。
きっと、それがイニシエイションです。

イニシエイションというのは基本的に喪失ですよね。
何かを差し出して、何かを得る。それが基本です。

供物は何か?
ここが重要です。

だから、案外、「“逃げる”という選択肢も大切だとも思います」ってところに意味があるかも?
「ここを別の形式で踏ん張って通過できれば何かを得られるのではないか」というのはイニシエイションではない可能性がありますよ!
ここは、フラフラと「このなんともやりきれない気持ち」を持ちつつ再考してみましょう。

「拝金主義、成功ブーム、個々の力を磨くこと、自己責任やそういった意味での個人主義から“反転”が始まっているように感じています。そのブームの渦中にいるとそれが永遠の法則かのように思ってしまっていたのです」というお話。その通りだと思います。

イデオロギーは必ず賞味期限を失います。
マルクス主義もそうして賞味期限を過ぎました。

私たちのような小者は、軸足を一つのイデオロギーに置いてはいけません。
いつも複数のイデオロギーに足をのせて、そのイデオロギーからちょっとずつ成果をいただくのがいいですよね。

大衆は、イデオロギーが好きです。
しかし、イデオロギー離れも早い。
滅び行く者は、イデオロギーにしがみつきます。「あさま山荘事件」はイデオロギーにしがみついた人たちの悲劇の話でした。

次の転換は、自己愛の強い人たちを束で葬って終わります。なぜなら、歴史はいつもそうだったから・・(ホリエモンは一人自爆。道連れをやりませんでした。したがって、ゲームは続いています)。

その日は近い。私もそう思います。
もう軸足は変えなくてはいけません。

しかし、どんな時代になっても、私も「自立の方が断然良い」と思います。
ただし、自立して生きる人間には、一つの“たしなみ”が必要です。

それが、
「人間は自分が欲するものを他人から与えられることでしか手にいれることができない」であり、
「その人がいなくては生きてゆけない人間の数の多さこそが成熟の指標になる」
でしょう。

ここに気づかない勘違いの自立は、見ていてかっこ悪いですよね。

まぁ、当たり前のこと。しかし、この「当たり前」が当たり前にわかったら、どんなに人間いいでしょう。
しかし、世の中には雑音が多すぎます。そんなに簡単には「当たり前」に気づけません。
でも、その雑音があるから、「当たり前」がわかる。それが雑音の効用です。

・・・・・・ミトコンドリア的反応ですいません。こうした楽しいコミュニケーションは、ミトコンドリア的にと決めています。

お互い、雑音を聞きながら、「当たり前」を見つける旅をしていきましょう。この旅は、結構悪くないですよね。私はおしゃれだと思います。

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お気に入りライブ

お気に入りの言葉

高級腕時計

高級腕時計

お金を稼いでいる人が、「オレって金持ち!」って口では言えないので、身につけるもの(結局言っている)
また、お金を稼いでいない人が「オレって金持ち!」とやっぱり口では言えないので(ウソになるから)、身につけて周辺の人を勘違いさせるもの。

そして、一部の高級腕時計嫌いから軽蔑の眼差しを浴びるきっかけとなる道具。
高級腕時計にダンヒルとかエルメスのスーツという組み合わせは「あーあー、やちゃったね・・」の典型だったりする。

なお、高級腕時計の分厚いカタログが我が家にも時々送られてきますが、金額を隠して当てっこゲームをすると非常識な金額に大変盛り上がります。一度お試しあれ!!

【追記】
作り手の素晴らしさは当然認めます。
あくまでも、「高級腕時計」というのは買う人と見る人の心理のことを言っています。
したがって、作られたものは名詞ですが、買われたものは形容詞です。


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『オラペディア』 とは、あの『ウィキペディア』のむこうを張り、独断と偏見の辞書を製作・・ってところです。
『オラペディア』の「オラ」はもちろん、田舎言葉の「おら」から、「ペディア」は「ウィキペディア」からいただきました。

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幸せ

幸せ

何もおきないこと。
しかし、努力しないと「何もおきないこと」を維持するのは難しい。
また、努力によっては、良い意味で何か起きたりもして、なかなか何もおきなくするのは難しい。


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『オラペディア』 とは、あの『ウィキペディア』のむこうを張り、独断と偏見の辞書を製作・・ってところです。
『オラペディア』の「オラ」はもちろん、田舎言葉の「おら」から、「ペディア」は「ウィキペディア」からいただきました。

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オビ=ワン

オビ=ワン

見たものは信じるな。誤っている可能性があるから。

(オビ=ワン)

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ドラッカー

医療ツーリズムというオフショアリング(2008.03)

リクルートの部下面接法(2008.03)

(14)リクルートの部下面接法

2008年3月のまーけ塾は下記の通り行いました。
毎週この中から一項目抜粋して掲載します。

(1) クレイ・アニメさえ格安でできちゃう! -映像最前線(1)-
(2) フラッシュアニメの時代 -映像最前線(2)-
(3) 低価格マーケットの流れ
(4) ノックイン・オプションという地雷
(5) 藤巻さんのヨーカ堂での挫折
(6) 医療ツーリズムというオフショアリング
(7) 子宮のアウトソーシング
(8) ズームという技術
(9) 写真とキャプションだけで売れ!
(10) どうして、このチラシは当たったのか?
(11) 『ぷち萌え 幼なじみ編』におじさん達萌える
(12) 地下経済の推計ね・・
(13) 行列の待ち時間
(14) リクルートの部下面接法
(15) 役に立つマネジメントツールは?
(16) 笑えるチラシ「パイナップル」
(17) 21年目の由美かおる
(18) 朝青龍問題はどこか変
(19) カストロの引退
(20) 中小企業の事業承継支援に伴う相続税の改正
(21) 人体通信実用化
(22) 太陽工機の上場
(23) チームラボの検索
(24) 感情労働という労働
(25) マガジンとサンデー
(26) 主婦の時代の終焉

(14)リクルートの部下面接法

『週刊 東洋経済』2008年3月8日号に掲載されていた「リクルートの部下の育て方」が参考になりますのでご紹介します。

(1) 面接では過去の経験をひたすら問い続ける
(2) そして、どうしてそういう行動を取ったかを繰り返し問う
(3) お客のことをどこまで理解している問い続ける
(4) 分不相応な仕事を与える

当社は、面接で(1)をやっていますが、“ひたすら”というところにまだまだ甘さがあります。

(1)を聞くと同時に、“人生で出会った最大の困難”と、“それをどう乗り越えたか”という問いを加えると大変有効です。

この間も、新しいスタッフの面接をしたのですが、私たちは、こうした面接をすることで、新しいメンバーのキーとなる部分をすでに掴んでいます。

また、(2)も重要です。“なぜ”を繰り返す。
これは具体的な思考にとぼしい新卒社員には絶えず問わなくてはならない事項でしょう。

(3)(4)は当たり前のことですが、確認のため紹介しました。
特に、(3)はだんだん甘くなっていきますから気をつけたいところです。

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役に立つマネジメントツールは?(2008.03)

(15)役に立つマネジメントツールは?

2008年3月のまーけ塾は下記の通り行いました。
毎週この中から一項目抜粋して掲載します。

(1) クレイ・アニメさえ格安でできちゃう! -映像最前線(1)-
(2) フラッシュアニメの時代 -映像最前線(2)-
(3) 低価格マーケットの流れ
(4) ノックイン・オプションという地雷
(5) 藤巻さんのヨーカ堂での挫折
(6) 医療ツーリズムというオフショアリング
(7) 子宮のアウトソーシング
(8) ズームという技術
(9) 写真とキャプションだけで売れ!
(10) どうして、このチラシは当たったのか?
(11) 『ぷち萌え 幼なじみ編』におじさん達萌える
(12) 地下経済の推計ね・・
(13) 行列の待ち時間
(14) リクルートの部下面接法
(15) 役に立つマネジメントツールは?
(16) 笑えるチラシ「パイナップル」
(17) 21年目の由美かおる
(18) 朝青龍問題はどこか変
(19) カストロの引退
(20) 中小企業の事業承継支援に伴う相続税の改正
(21) 人体通信実用化
(22) 太陽工機の上場
(23) チームラボの検索
(24) 感情労働という労働
(25) マガジンとサンデー
(26) 主婦の時代の終焉

(15)役に立つマネジメントツールは?

『ハーバードビジネスレビュー』2008年3月号の「役立つマネジメントツールはどれか」は久々に面白い記事でした。

話題の「ICタグ」や「企業ブログ」、「シェアードサービスセンター」などがあまり現場では役に立っておらず、逆に、ミンツバーグがこき下ろす「戦略プランニング」などが高い満足度にあるという事実は、我が意を得たりと思ったり、意外だったりしました。

どんな偉い学者や実務家がこき下ろそうと「戦略プランニング」は使えます。これは私がいつも声を大にして言っていることですから嬉しい限りです。

残念なのは、「バランスト・スコアカード」の満足度が低いことでした。大企業でまったく機能していない話は聞いていますから分かってはいましたが、もっと工夫をすればやりようがあるのに・・と残念です。

また、同時期では、各ツールので過去からの満足度と利用度のへ推移もグラフ化されて掲載されています。

この推移を見ていて意外だったのは、「CRM」「顧客セグメンテーション」「シナリオ・アンド・コンティジェンシー・プラニング(危機管理)などの利用度が高まってきたのが最近のことである事実です。

意外にも顧客データベースなどの整備は大企業を含め、進んでいないんですね。
しかし、2008年段階では、中小企業にも、気の利いたデータベースはある時代です。ここからは、このデータベースの使うセンスが問われてきますね。

全ては仮説と検証ですから、大胆なデータベース利用法を模索していきたいですね。

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主婦の時代の終焉(2008.03)

(26)主婦の時代の終焉

2008年3月のまーけ塾は下記の通り行いました。
毎週この中から一項目抜粋して掲載します。

(1) クレイ・アニメさえ格安でできちゃう! -映像最前線(1)-
(2) フラッシュアニメの時代 -映像最前線(2)-
(3) 低価格マーケットの流れ
(4) ノックイン・オプションという地雷
(5) 藤巻さんのヨーカ堂での挫折
(6) 医療ツーリズムというオフショアリング
(7) 子宮のアウトソーシング
(8) ズームという技術
(9) 写真とキャプションだけで売れ!
(10) どうして、このチラシは当たったのか?
(11) 『ぷち萌え 幼なじみ編』におじさん達萌える
(12) 地下経済の推計ね・・
(13) 行列の待ち時間
(14) リクルートの部下面接法
(15) 役に立つマネジメントツールは?
(16) 笑えるチラシ「パイナップル」
(17) 21年目の由美かおる
(18) 朝青龍問題はどこか変
(19) カストロの引退
(20) 中小企業の事業承継支援に伴う相続税の改正
(21) 人体通信実用化
(22) 太陽工機の上場
(23) チームラボの検索
(24) 感情労働という労働
(25) マガジンとサンデー
(26) 主婦の時代の終焉

(26)主婦の時代の終焉

『主婦の友』が休刊になります。5月発売の6月号が最後です。
ピーク時には180万部を売上げていた雑誌ですが、最近は平均で16万部ほど。
今でも記事で出た場合の反応は高く、反応率の高い雑誌として押さえておきたい一冊でしたが残念です。

ダイエーの崩壊といい、これは時代ですね。

日本には、「主婦」がいなくなった。

これがダイエー崩壊や『主婦の友』の休刊の理由でしょう。

ただし、生息数の減った主婦の反応率は高いですから、ビジネスの規模さえ押さえておけば、“主婦市場”はおいしい市場だと思います。

“オタク”は一般化し、“主婦”はコア化するなんて皮肉ですね。

この逆転現象をよーく押さえておきましょう。

今まで大衆的でパイの大きかったものはコア化していきます。
決してなくなるのではありません。
コア化するのです。
だから、これからもおいしい市場です。

「主婦の店 ダイエー」は“主婦”の台頭と共に大きくなりましたが、“主婦”が一般化することで収益力を下げ(これが理由と言うより単なる投資のしすぎですが・・)、さらに“主婦”がコア化して崩壊しました。

「主婦の友」もコア雑誌として生き残る道はなかったようです。

だれが“主婦”のコアニーズを押さえるか。んー、おいしすぎます・・。

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『易経セミナー』後日談(2008.04)

(2)『易経セミナー』後日談

2008年4月のまーけ塾は下記の通り行いました。
毎週この中から一項目抜粋して掲載します。

(1) 新卒社員を2日で退職勧告!の顛末
(2) 『易経セミナー』後日談
(3) メタボビジネスの構造
(4) 戦略の前に・・
(5) 印刷屋さんのBtoCを考える
(6) クレーマーになったら大きな声を出そう
(7) また、取り込み詐欺が流行ってますね
(8) サブプライム市場の縮小はかなり深刻になってきた
(9) 液晶テレビはここまで!?次の戦略はど真ん中で・・
(10) 『ブッグトゥモロー』の私の記事より
(11) サブプライムと大恐慌
(12) 時代はフランス革命に似ている
(13) 不当表示広告調査の進捗
(14) ブックハウス神保町.comと当社の戦略
(15) 総量規制がここまで・・
(16) プロの投資家がやられたわけ(前回の質問にお答えして)
(17) ゆとり教育の歴史
(18) 社会起業家と「あさま山荘事件」
(19) マーケットデザインとこれからの市場
(20) 2008年の新制度

(2)『易経セミナー』後日談

『なんちゃって!易経セミナー』というのをやりました。
理由は、私の周辺の方々に、そろそろ無意識の構造を知っていただく必要があると考えたからです。

ある程度成功をした方々の大きな悩みは、“のりしろ”がなくなってくることです。この“のりしろ”の減少という事態は単純な“ガンバル”では乗り切れません。

ところが、みんな直線の全力疾走は得意ですが、スピード調整が苦手ときている。
そこで、易経の知識が役に立つんですね。

たった3時間でほとんどの方が、もの凄いレベルを理解をしたので、調子に乗って、6月12日には7時間コースを、12月には2日間コースの上級編を開催予定です。

「そうか、“無意識”の地図が『易』だったのか!」と参加者が叫んだ・・
『なんちゃって!易経セミナー』7時間バージョン

日時:6月12日(木)  ※VIPミーティングの前日になります。
場所:中野サンプラザ
■詳しくはこちら
   → http://www.awn.jp/archives/cat64/post_116.html

★「易経セミナー上級編」の案内をご希望の方は、件名を「易経セミナー上級編案内希望」とし、info@awn.jpまでお送りください。

先週の電話相談なんか易の相談ばかりで、私はプチ易者みたいになってしまいました。
まぁ、はまるのはよくわかりますけど・・・

最近は無意識を利用するという論調が多いですが、そもそも無意識は自然現象です。私たち個人の事情なんておかまいなしです。
ですから、この自然現象と折り合いをつけるというところが無意識とのつきあい方の最も重要なところなのですが、現在の超軽薄短小状況は、こちら側の都合ばかりを前に出した無意識利用ばかり。そういう風潮にケリを入れることができたのもうれしいところでした。

今回こうしたことを試みて、一番わかったことは“なんちゃって”の力でした。
普通ならまったく理解できない世界を3時間で中級レベルまで理解できてしまうのは“なんちゃって”(=掟破り)があったからです。

今、私が進めているある事業は、業界に大きな風穴をあけることになりそうなんですが、それができるのも“なんちゃって”の力です。
あるところで機能していた仕組みを、その業界に持ってきてみたら、全ての権威が吹っ飛んじゃうことに気づいたんです。

若手経営者がITなどの力で権威を吹っ飛ばす・・という絵を私たちは描きがちですが、そういう形ではないところで権威は崩れます。それも権威ほど崩れていくでしょう。

そんな思いを背景に“なんちゃってシリーズ”を続けます。

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欠如の発見

欠如の発見

ずいぶん前になりますが、こういうQ&Aをいただきました(2007年12月11日号)

岡本様

「儲かる会社の社長の条件」出版記念講演会では、 いろいろ考えるヒントをいただきました。 ありがとうございます。

このメールを書こうと思った直接の動機は、本日の講演会と なりますが、「週刊 岡本吏郎」でも触れているので 「週刊 岡本吏郎」Q&Aコーナーへ質問とさせてください。

「勉強のしすぎ」と「ソッタクの機」について岡本さんのご意見をいただければと思います。

自分で経験できることには限界があること、また、あたりまえ(常識?)を身に着けるために読書などの勉強は大切だと考えていますが、「勉強のしすぎ」は「ソッタクの機」を逃すことになろうかと思います。
では、「勉強の“しすぎ”」かどうかはどのように捕らえていますか?試行錯誤(実践)とのバランスということでしょうか?体の反応(もうやだ)ということでしょうか?第三者的に自分を見るということでしょうか?

こういうことを考えるのも、一方で自分の知らない世界(先人、最先端、異なる分野)が多いと感じ、たとえ自分の興味あることだけ追っていても追いつけないなと思っているからだと思いますが・・・。

よろしくお願いします。

すごーっくカンタンに回答を要約すれば、
「“知らない”を知ることこそお勉強なのさ!“わかった”を勉強するのは危険ですぜい!」
というようなものでした(全文に興味のある方は、ぜひバックナンバーを参照してください)。

この「欠如」に対する喜びについて、結構、意識的に言及したのがラカンでした。

糸巻きで遊んでいる子供が、糸巻きを取り出して「ダー」と言って喜ぶときよりも、糸巻きをどこかに落としてなくしてしまい「オー」と声を上げるときの喜びのほうが強いというのです。

まぁ、こんなものは見方次第の気もしますが、自分の心の中を探ってみても、「なんだかよくわからないもの」に出会ったときのワクワク感というのは天にも昇るような気分です。

ただし、子供が「オー」と喜ぶのは、糸巻きを落としても発見できる可能性に全幅の信頼があるからでしょう。もし、糸巻きが絶対に取る事のできない谷底へ落ちてしまえば、大泣きをするはずで、喜びどころではありません。

つまり、私が「なんだかよくわからないもの」に出会ってワクワクするのも、その「わけのわからないもの」の全貌を知る可能性について100%の自信があるからでしょう。

その可能性が見えない場合は、絶望感に襲われるか、はたまた自分に「少しずつ取り組めば、わかってくるはずだ・・」と言い聞かせて発奮するしかないでしょう。

そういう風に考えると、「わからないもの」に出会った場合の人の態度は2つということになります。

(1) ワクワクする、または発奮する
(2) 絶望する

当然ですが、力をつけることができる人間は(1)の道を選ぶ者のみです。

「わかりやすさ」の弊害をここで繰り返し書くつもりはありませんが、世の中では(2)の道を選ぶ者が多いらしく、「わかりやすさ」が氾濫。そうしたものの中には、品質について疑わざるを得ないもの、部分の切り出しに問題があるもの、そこまでカンタンにしたら意味が逆転するでしょう・・といったトホホが散見されます。

ラカンの言ったことを少々広めに解釈すれば、「欠如の発見」こそが人の力ということでしょう。

そういえば、亀井勝一郎さんは、
「真の知性とは、答えの無い問いを問いつづける力である」
と言いました。
これも同じことですね。

ところで、「欠如の発見」は人を動かすということもラカンの言ったことから解釈できます。

私が「なんだかよくわからないもの」に出会ったときに「ワクワク」するということは、その瞬間に消費が動くということです。

実は、私たちの交換行為(商売といってもいいと思います)は、この「なぞ」の提示が原点になってはじまっていることは人類学の学者などの研究でわかっています。

結局、「なぞ」を発見することと、「なぞ」を提供することが、人の生きる道と言うわけです。

時々、このメルマの内容が難しいことがあると思いますが、許してやってくださいね!

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間違い(9)体質に合わないことをしたがる

間違い(9) 体質に合わないことをしたがる

一見、世の中は平等だ。
一見、世の中は自由だ。
そうした世の中のおかげで、私たちは自由にいろいろなものが選べる。

昔に生きたことがないので実感はできないけれど、私たちが今当たり前に自由にやっていることは、昔なら実現が大変なことだったのだろう。
そういう点で私たちは本当に恵まれている。

昔は、できることでもやれなかった。
そういう状況に天を仰いだ人はたくさんいたことだろう。
今は、逆。できないことでもほとんどのことが実行できる。

しかし、そういう時代になっても昔と何も変わらないのではと感じることはある。
たとえば、有名な漫画家の息子が映像作家として才能を発揮する姿に。
たとえば、非常に優秀な経営者2人が兄弟である事実に。
たとえば、自分は絶対に出合うことがない機会がこの世にはたくさんある事実に。

私たちが生まれながらに持つことになった家柄、血筋。
私たちが生まれながらに持つことになった才能、体質。
そんなものを意識するとき、私たちは世の中は平等でも自由でもないことに気づく。
そして、可能性さえもみんなが平等ではないことに気づく。

しかし、それは悪いことではない。
限界を知ることは良いことだ。
運動神経もないのにオリンピックをめざしたり、絵の才能もないのに画家を目指すのは悲劇以外のなにものでもない。

だが、同時に、諦めてしまうことが本来あった可能性をつぶしている場合だってあり得る。
ここら辺のさじ加減が難しい。

そこで、いつも自分の身体に「おまえの体質はどんな感じ?」などと問いながら、自分の体質を計る。自分のできることの限界を探ることになる(ちなみに、私はこうした問いをお正月に自分の身体に聞くことにしています)。

しかし、世の中には慌て者が多い。自分の「分」を計らないで、前向きな希望に向かっていく。
そして、端で見ていると「よせばいいのに・・」と思われることに突っ込んでいく。

やればできる・・・・こともあるが、やってもできない・・・・こともある。
ここら辺のサジ加減は重要だ。

そうすると、昔の不自由な時代が完全に不自由であったかどうかには疑う余地がありそうだ。
さらに、江戸時代には平賀源内のような人(←この人は多才でした)もいたわけだし、いくら不自由といっても、ある程度のバッファはあったように思われる。白土三平の『カムイ伝』のようなことばかりではなかったのではないか?
そして、自分には相応しくないものと出会う機会が少ないという安全性はあったかもしれない。

そう、今の時代の危険は「自分には相応しくないものと出会う機会が多い」ということなのだ。

不自由と安全。
自由とリスク。

こうやって言葉を並べると、あったり前のこと。今、私たちは昔なら考えないでよかったことに神経を向けなくてはならない。

自由の代償は大きい。

ところで、学校教育も自由の代償を払っている。あれは私たちの社会の縮図だ。
子供の自主性を重んじる理想主義はすばらしいことだが、それで起きた弊害は非常に多い。子供たちが基本的な作法もできなくなっている様は恐ろしい景色だ。

武富健司さんが描くマンガ『鈴木先生』には、学校で起きていることとその起きたことからはじまる様々な心理ゲームが描かれている。
連載当初、主人公の鈴木先生は、心理テクニックなどを屈指し見事に問題を乗り越えていく。
しかし、連載を重ねるにつれて、起こる状況をテクニックで観察することの限界やテクニックの効果が反対の結果を出すことなどが描かれるようになってきた。
自由というものが起こす様々な混乱を『鈴木先生』は非常に大胆に描いていると私は思う。

教育の現場の混乱は、自由と平等のはき違いからはじまり、モンスターといわれる親を出現させて混乱を続けているが、これはそのまま私たちの社会でも起きているんだよね。

限界を知ることは辛いけど、それは人の重要な防衛手段。
時にはジャンプもいいけれど、すり足の方が有効度は高い。
信長だって、桶狭間以外は全部すり足。

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TAROの独り言(127号より)

TAROの独り言(127号より)

久々にうれしいポップを見つけました。

場所は、文教堂渋谷店。

(TAROの迷い言へつづく)

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TAROの迷い言(128号より)

TAROの迷い言(128号より)

(TAROの独り言のつづき)

しかし、そんな絶不調の中でも『居残り』は凄かった。
あの『居残り』は、出来が良かったら談志の『居残り』の中で最高のものになった可能性もあった。

絶不調なのに、『居残り』をかけた談志はすごい!!
そして、導入は冴えていた。

しかし、その後はぐちゃぐちゃ。
途中、話がどこまでいったかわからなくなる始末。

しかし、中盤から下げまでは凄かった。
もったいないくらいに良かった。

一つの作品としてはダメでも、瞬間瞬間が凄かったり、構成が凄かったり、ひらめきが凄かったりというのもある。
この日の『居残り』はそれだった。

戦い方はいろいろある。
要は、今のことをやるってことらしい。当たり前の発見だけど、ぶっ飛んだ。

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『無門関』

『無門関』

『無門関』

西村 恵信 (翻訳)
岩波書店


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「関門」。
「無」という「関門」である。

でぇ、この本を師匠なしで読むのは不可能と言ってバンザイしてしまいましょう。

しかし、その何とも言えない理解不能な感覚を味わう。

それが、この本の醍醐味でしょう。

そして、いつか師匠に教えを請う。

原版の48編すべてを理解するのは、死ぬまでには無理かな?

まぁ、仕方ない。「関門」ですから・・。

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プライシングについて

プライシングについて

A.
岡本史郎先生お世話になります。

さて、メルマガ登録とゴールド会員登録をさせていただき毎月戦略スケッチを拝読しておりますが、いつも本当に役に立つ情報ありがとうございます。
また付録のマンスリーCDも役立つ情報が多くあります。

たしか一昨年前だったと思いますが、そのCD対談の中でプライシングの重要性について触れられました。
わが社は通販で今年3商品の新規販売を考えておりますが、これからの市場環境を考えるとプライシングはとても重要だと感じております。

そこでご質問ですが、プライシングについて書かれた本でお勧めのものがありましたらお教え頂けませんでしょうか?
本来であれば岡本先生に書いていただくのが一番良いのですが…

Q.
いつもありがとうございます。

価格戦略は、当社の『会計セミナー』でも3つの柱のうちの一つとしてテーマにしています。非常に重要ですよね。

本はたくさん出ています。一長一短があり、ご紹介するにはちょっと悩んでしまいますが、アマゾンで「価格戦略」と入れると最初に出てくる上田先生の『価格決定戦略』は入門的にも実務的にも良い本です。
この本を軸にして、「価格」というキーワードがつく本を何冊か見ていただければいいのではないでしょうか?
そうするとグーテンベルグ曲線等のマニアックな価格戦略上のツールも自然にご理解いただけると思います。

ただし、価格戦略とは、結局、戦略と情勢に左右されるものです。
特に、これからの情勢は私たちに単純な高価格戦略を許してくれなくなります。
日本版サブプライム問題が実際に大きな問題になるのも来年の春。なかなか嫌な雰囲気です。
こうした中で、戦略そのものの見直しの必要性も出てくる業種が増えてきます。

残念ながら、価格戦略本で書かれていることは、顧客心理学です。価格感応性というミクロな視点が基本です。
当然、そういう知識は重要で、それを知るか知らないかで企業業績は大きく変わります(今書いている本の一部にもそんなことを書いています)。しかし、感応性の知識だけでもうまくはありません。

そうした部分は、頭の良い企業の価格戦略をじっくり観察していただくのがいいでしょう。
大手ブランドの価格戦略なんて芸術的ですよ。
価格戦略という視点で、世の中の価格をいろいろ追ってみるのが一番良い勉強方ですね。きっと・・。

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TAROの独り言(128号より)

TAROの独り言(128号より)

ここのところ談志が外している。
どうも調子がよろしくない。

まぁ、この人の死に様を見ようと決めて毎回見ているので、別に調子が悪くても気にはならない。
これも晩年の談志の芸として受け入れることは十分可能。

しかし、本人の気持ちになるとたまらない。

こうして、人は幕を閉じていくんだよな〜

(TAROの迷い言へつづく)

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ヤコブ・ブルクハルト(スイスの歴史家)

『人類はなぜUFOと遭遇するのか』

『人類はなぜUFOと遭遇するのか』

『人類はなぜUFOと遭遇するのか』

カーティス・ピープルズ
文芸春秋


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以前、「Q&A」のコーナーでいただいたUFOの質問に対して、「読みましょうね!」とお勧めした本だけど、改めて「古典のコーナー」でご紹介。

この本は、やはり、このコーナーで紹介しておくべき本でしょう。
UFOマニアにとって、避けることのできない大古典です。

と言っても日本での出版は1999年(アメリカでは1994年刊)。
まだ、最近の出版であり、「古典」という表現は少し違うかもしれないけれど、このコーナーでは、「死ぬまでに読む」というテーマと書いていることが色あせないと思われるものを「古典」と考えたいので、古いとか新しいという視点は考えないということで・・。

まぁ、夢から覚めさせてくれる本って最近珍しいでしょう。
だって、UFOって誰でもなんとなく信じてるでしょ?

さすがに、アダムスキーがインチキということやロズウエル事件の?は多くの人が知っているとはいえ、人類初めてのUFO事件(ケネス・アーノルドの事件)からはじまり、全ての神話を粉々にしてくれるんだから大変です。

ホーキングが「宇宙人なんているわけないじゃん。なぜならね・・」と言われても、「それでも・・」と思っていた私たちは、この本で、ほぼ私たちは宇宙の孤独な生き物なんだ・・と悟ることに一旦なる。

とは言っても、じゃー、絶対に宇宙人がいないかと言えば別の話で、夢は持ちたいところです。
しかし、ウソはウソと理解しておかないのもまずいしね・・。

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特.TAROの独り言拡大版(129号より)

特.TAROの独り言拡大版

「独り言拡大版」2つの質問とあらら・・。

日本農業の崩壊が急激だ。
今まで矛盾をダムでせき止めていただけだから、結論はとうの昔に出ていたわけだけど、目の前のソレが現れるとやはり誰もが慌てるらしい。

引き金は全農が引いたと言われている。
出来秋期に支払う米の仮渡金を止めて内金方式にしたらしい。

これによって通常一俵13,000円ほど入金していたお金が一俵5,000円になった。県によっては、経済連で上乗せをしているところもあるらしいが、そんなものは焼け石に水。

まぁ、世の中の常識では、売れてもいないものに定価に近いお金を払う方がどうかしているわけで、全農の決定は別に普通というか、内金方式でもまだまだ世間の常識からは乖離しているわけだけど、この状況を突きつけられた米農家には厳しい。

しかし、こんな米農家の窮状をよそに、他人事の農家も多い。
米からとっくに脱出した人。
昔の米騒動の時に名簿を集めて守りきっている人。
1俵60,000円近い価格で特別な米を販売している人。

まぁ、全体の状況がどうであろうと、いつの時代にも「見たくない現実」を直視して、さっさと対応している人はいる。

この状況は、江戸幕府の中期以降の状況にも似ている。
米による経済を作り上げた幕府の方針。その方針に従い稲作が向かない東北の諸藩も稲作で経済の基盤を作った。それが1700年代後半の冷害により困窮。後は幕末までひとっ飛び。
とっとと貨幣経済に寄り添った西側の雄藩が力をつけたことは歴史のお勉強で習ったところ。

ところで、米農家の窮状はどうしてはじまったのか?

それは、1971年までさかのぼる。
もう、38年も前のこと。
この年に国民一人あたりの栄養摂取量はピークを迎えた。
つまり、日本は70年代始めに「空腹と欠乏の時代」から「満腹と過剰の時代」に入る。
そして、国民一人あたり栄養摂取量は下がり続け、現在の数値は終戦間近の1946年とほぼ一緒。

現在の国民一人あたりの栄養摂取量が終戦直後並なのに、どうして誰も飢えないのかは不思議だが。これは統計が間違っていない限り事実なのだ。

米は、そうしたピーク以前の1960年代末から余りだしており、減反政策は1971年に開始している。

大きな流れはとっくに決まっていたのだ。
農家の多くが言う「米を作らせてもらえない」という叫びは、どこかずれているのである。


071030.jpg

グラフを見ながら思うことがある。
農家の話は人ごとではないことにも気づかなくてはならない・・・ということ。

何が言いたいかというと、もう「空腹と欠乏」を避けるために仕事をする時代は終わっているということ。
ニートという存在は当たり前のことで、彼らの方が進んでいる可能性がある。

確かに、いつ「満腹と過剰の時代」が終わるかはわからない。
しかし、今がそういう時期で、私たちがそうした時代に合わせていかなければならないことは間違いない。

空腹と欠乏なんてない方がいいけど、そこから脱出してしまった我ら日本人の悩みは大きい。

じゃー、何で仕事すんの?という究極の問いが頭をよぎる。

ねー、農家の皆さん。どうして米を作り続けるの?
この2つの問いはベクトルが同じだ。

米が余っているのに米を作り続ける農家も、「空腹と欠乏」が終わっているのに働く私たちも同じなのだ。

「そうは言うけど、岡本さん・・」
と言われるのはわかるけど、その「そうは言うけど・・」は農家の人もおっしゃるはずだ。

ね、同じでしょ!

ヒントは、こうした窮状の稲作農家から脱出した人たちにあるのは間違いない。
気づいてみたら、彼ら農家は時代の先端にいたのである。毎度の話だけど皮肉ね・・。

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『人のセックスを笑うな』

『人のセックスを笑うな』

空いた時間とタイミングがあって、飛び込みで映画館に入る。

どんな映画なのかも、監督もわからない・・・。

でも、はじまって数十分で監督の名前は想像がついた。

「こりゃ、何も知らないで入ったにしては儲けもの・・」
と思った。

監督の名前は、

井口奈巳

あの『犬猫』で、モンタージュをほとんど使わないカットの連続で恋愛映画を作った奇才だ。

この映画でもアンチ・モンタージュは貫かれる。
それもさらに磨きをかけて・・・。

日常をつなぐと映画になる。
それを証明して見せたカメラと音。
演出を廃するという演出は、リアルの部品があちこちに配置され快感を起こす。

観客は、モンタージュなカット割りがない映画に漂い、本来映画はこういうものだと認知するに至る。
モンタージュはすばらしい発明だろうけど、そこに入る「意図」には過剰を感じることがある。だから、余計なお世話のないカット割りに慣れるとハリウッド的モンタージュが暑くらしく感じる。

この映画の「不足」は、監督 井口奈巳の「過剰」だ。
そして、観客にとっては、この「不足」が違和感になったり、主張に思えたり、策略に感じたり、名作に感じたりする要素になる。

年賀状の場面だけで使われる「過剰」なモンタージュは、監督が誰であるかがわからないと奇異なシーンだけど、あの嫌みだけがこの映画の「過剰」。んー、おもしろい。

この映画は、今年の日本映画の重要作だ。

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『安穏族』

『安穏族』

『安穏族』
石坂 啓 (著) ホーム社


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先週『静粛に、天才ただいま勉強中』を紹介したので調子に乗ってこのマンガを紹介します。

私は怒りたい!!!!!!
この名作がどうして話題にならないんだーーーーーーーぁ!!!!!

この私の怒りをわかってください。

こんなマンガが『少年ジャンプ』で連載していたことがすごいーー。

ちなみに、手に入りずらいマンガです。

100人くらい集まれば、復刊ドットコムで復刊可能かな?
どなたかがやるなら、私も投票しますよ(もう一組あってもいいので・・)

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エンゲルス

エンゲルス

心霊術師たちにとっては、自分たちが事実と称しているものが何百も化けの皮を剥がれてありふれた手品師であるとされたとしても、それは痛くもかゆくもないことなのである。個々のいわゆる奇跡が一つの残らず反証されない限り、かれらには十分屁理屈の余地が残されている。

(エンゲルスがこういうことにも言及しているんだよーという点とこの手のことの根本的構造を語っているという点でご紹介)

(エンゲルス)

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2008年05月29日

2008年05月20日 132号

今週の目次 <$MTEntryTitle$>

1.TAROの独り言

家族が液晶テレビを欲しいというので見に行く。・・・

2.TAROくんの頭の使い方・・・間違い(10)人が幻想好きと知らない

そして、自分では詐欺師とは思っていない者が迷信=幻想を利用することで結果的に詐欺師になっている場合も多い。
つまり、迷信=幻想は儲かるのだ。・・・

3.まーけ塾レポート(2008年4月開催)

15年前くらいに流行ったものはまたいけるということですね。
そういえば、スピリチュアル関係のちょっと首を傾げてしまうものなどが再び流行っているのも15年くらい前を思わせます。・・・

4.Q&A

彼らは、日本で短期アルバイト等で一気に稼ぎ、ある程度お金が貯まったら物価の安い海外へ飛び、安宿街で数ヶ月滞在し、その名の通り“こもる”のだそうです。・・・

5.しょせん人の言葉  しかし、気になる言葉

「ガイア・フ・フェン、ジェーン・イングリッシュ」

6.砂漠の中から本を探す

ないしょ

7.TAROの迷い言

8.プレゼントコーナー

2008年05月27日 133号

今週の目次 <$MTEntryTitle$>

1.TAROの独り言

数年前に、家族みんなでチャリで花見会場に行ったのはいいけれど(走行距離10kmくらいです)、次女がバカでかいぬいぐるみを当てて、そのぬいぐるみを背負いながら・・・

2.自由に向かう不自由の体験的お話・・・【第21回】仕事も終わりに近づいて・・

当然、大工さん的には「たまんねー」の世界だけど、そんな気分はこっちは知ったことじゃないので、いろいろわがままを言う。
ところが、ある日。工務店の社長が現場に。・・・

3.まーけ塾レポート(2008年4月開催)

どうも社会起業家を目指す若者を見ていると、「私は正しい。以上。文句ある?」という態度が軽やかにカジュアルに見られるなーと思えたので、こうしてまとめてもらうとうなずいてしまいます。・・・

4.Q&A

私は外食が大好きなのですが、主人はあまり行きたがりません。・・・

5.しょせん人の言葉  しかし、気になる言葉

「ショーペンハウエル」

6.死ぬまでに古典の一冊くらい読んで死ね!

『群衆心理』
ギュスターヴ ル・ボン (著), Gustave Le Bon (原著), 桜井 成夫 (翻訳) 講談社

7.オラペディア

「修業と修行」

8.TAROの迷い言

9.プレゼントコーナー

2008年05月30日

【第20回】完成前の家で飲み会

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