『マーケティング・セミナー』

本来マーケティングとは、商品政策まで包含した言葉と理解をしています。
しかし、それがクリエイティブ作成レベルのもの、
酷いものでは「お金で売上を買う」レベルのものに成り下がっている。
最近の景色には、悲しいものがあります。

インターネットなどで見かける大げさな表現を多用したコピーなどは、
ある種の公害であり、公共の場を傷つける行為だとも思います。
そして、すでにインターネット上のマーケットは掘り過ぎて
廃墟と化す前の油田のような景色に見えるのは、私だけでしょうか？

しかし、そんなことになった責任は、私にもあると思います。
2001年から2003年あたりに、当時のブームに乗り「入門」と称して
各種のテクニックの紹介を私もしてきました。

当時、そうしたセミナーを入り口にご縁をいただいた方々は戸惑ったと
思います。
セミナーでの切り口や言い方とは真逆のマーケティング政策を
私がどんどん提案したからです。

それでも、この頃のブームでご縁をいただいた方々との二人三脚は軽く１０年を超えました。
そして、今も先手を打てていると思います。
やはり、マーケティングは創造的でとても楽しい仕事です。

基本的には、マーケティングの世界はセミナーにはなじまない世界だと思います。
他社の成功事例なんてみんなで共有してもロクなことになりませんし、そもそも、一つ一つが１回限りです。

過去に６回ほどやらせていただいたものは、セミナーの形でなんとかやれたものです。
今でも一般的に通用する普遍的な内容を持っているとも思います。

しかし、基本はダイナミクスの世界であり、コンサルタントの力の見せ所。
門外不出の世界だと思っています。