2001年頃、「コンテンツビジネス」という言葉が少し流行りはじめました。
セミナーの内容をカセットテープやビデオに収録して売ると儲かる・・というのです。
この時の空気感が私は嫌いでした。
そして、あの頃発生した“あの”空気感は今に続いています。
当時は一部の者が語り、実行していたことも、今では誰もが知っています。
そんなわけで、私は、音声や映像を収録して売る・・ということに消極的でした。
ところが、ある日、一本の電話をもらいます。
電話の内容は、「あんたのセミナーは、ビデオにして商品化しないのか?」というものです。
そして、「その気はない」と答えると、電話の主は言います。
「参加したいけど、参加できない者のニーズというのもあるんだ・・」
この電話をきっかけに、マーケティングの1日セミナーを収録。
そして、今に続いています。
しかし、そもそもが消極的なことには変わりはありません。
それどころか、
「ビデオと現場では得るものが違う。 便利に騙されてはいけない!」
とアナウンスする始末・・・・・・。
便利なものは利用すべきです。
しかし、便利には死角があります。
そこを十分に了解いただき、こうしたコンテンツを利用いただくと良いと思います。
なお、今では『実践のためのドラッカー解読シリーズ』や『ビジネス易経シリーズ』のように、
最初からコンテンツ制作を意図したものもあります。
こうしたものは、音声収録という方法があったからこそ日の目を見たものでもあります。
ですから、ケースバイケースであることも言うまでもありません・・。