有料メールマガジン『週刊 岡本吏郎』

『週刊 岡本吏郎』は、有料メールマガジンです。

ビジネス書では遠慮をして書けないことやコンサルの現場で
痛感することを毎週配信します。
また、メールマガジンの特性を利用しインタラクティブな「 Q&A 」や
会員制勉強会『まーけ塾』のレポートなどもお送りします。

今週の『週刊 岡本吏郎』 2025年4月22日 第1040号

1.TAROの独り言

息子が一人旅でヨーロッパをウロウロしてきたらしい。
ユースホステルを泊まり歩いたとのこと。

ベネチアでは1泊2千円。
ローマが一番高くて6千円だったという。

生成AIがあるので、同室の外国人とのコミュニケーションもほぼ問題なし。
アメリカ人とイーロン・マスク論を戦わせたりしたらしい・・。

(TAROの迷い言へ続く)

2.TAROくんの独り言拡大版

■ 往生の話

今回は、質問に反応します。


岡本先生、こんにちは。
ワイガヤへのご招待ありがとうございます。そして、ワイガヤ企画が今年も開催されると知り、寝かせていたものを提出します。

往生についての質問です。
昨年、母が亡くなって姉と共に葬儀などの慣れない手配を行いました。
何とか葬儀や一連のことを終えてぐったりしながら、自分の時は残された人が困らないように、後始末をきちんとしておこう、と強く思いました。

また、最近読んだ安田登さんの著書の中に、中島敦『名人伝』の引用で、『紀昌は静かに、誠に煙のごとく静かに世を去った』という一文があり、こんな風に逝きたいと感じています。
別に、蒸発したり行方知らずになりたいのではなく、いつものように布団に入って眠るようにあの世へいけたら良しです。

一方で、西行法師の「願わくは花の下にて~」にも憧れますし、良寛さんの最期の言葉が、「阿(あ)」だったという逸話もすごいと思います(「阿」は密教でいう大宇宙で、宇宙に帰(き)することだそうです)。

現実的には認知症などの問題もあり、人それぞれだと思いますが(成り行き任せの人が大半なのかも)、岡本先生は、何か願いをお持ちですか?

【追伸】
ちょうど、易の水雷屯の話を聞いて、産道を通る苦しみは生まれる時だけでなく、死の際も同じ苦しみがあると知りました。
これは、生まれる時は物理的な苦しみで、死ぬ時は肉体はないから精神的な苦しみだろうと思い、加えて、魂だけになり次のステージへ上がるための産道は、きちんと役目を終えた人はするすると安産で、今生でやらかした(業の深い)人はとてもきついのだろうなどと考えてしまいます。

何だか別の沼にも足を取られそうなので、ここら辺で引き上げます。


あのですねー、死んだら本人は何も分からんのですよ。
死んだことさえ、分からないんですよ(きっと・・)。
「あ」って言おうが、「ぽん!」と言おうが、どうでもいいんです。
死というイベントは、どちらかというと残された者のイベントです(と思います)。
だから、独居老人が、アパートで静かに死んでいくことは、それはそれでいいのだと思います(大家さんは大変ですけど・・)。


************ 以下、続く ************

3.まーけ塾レポート

■ 【第四週】相続人なき遺産

古い友人からメールが来ました。
「母と離婚した父親が遺産のことを相談したいと家に来た。でも、相続したくない。どうしたらいい?」という内容。

もちろん、相続放棄のことは知っていての質問で、友人の悩みは、お父さんのストーカーまがい行為の方。しつこく電話してきたり、家にやって来るようで、この行動をなんとかしたい・・というものでした。

身内のことですから、テクニックには限界があるし、警察もどこまで相談に乗ってくれるか分かりませんが、まずは、#9110に電話してみることをアドバイスしました。


************ 以下、続く ************

4.Q&A

エンディングノートの作成

5.しょせん人の言葉  しかし、気になる言葉

(近田春夫)

6.砂漠の中から本を探す

『二階堂地獄ゴルフ』(amazon )

7.TAROの迷い言