有料メールマガジン『週刊 岡本吏郎』

『週刊 岡本吏郎』は、有料メールマガジンです。

ビジネス書では遠慮をして書けないことやコンサルの現場で
痛感することを毎週配信します。
また、メールマガジンの特性を利用しインタラクティブな「 Q&A 」や
会員制勉強会『まーけ塾』のレポートなどもお送りします。

今週の『週刊 岡本吏郎』 2024年12月10日 第1020号

1.TAROの独り言

愛想が良いすし屋には、嫌な常連客がいる。
無愛想なすし屋には、嫌な常連客はいないが居心地は悪い。

(TAROの迷い言へ続く)

2.コブラツイストは、ツボに効く

■ 言葉の縁

もう15年も前のこと。私は言い放ちました。
「あなたは、淡泊だよねー」

「そんなの知りませんよ・・」
スタッフのSは、したり顔で言った。

それは、『Dファクトリー』をはじめて数カ月たったころのことでした。
『Dファクトリー』とは、『デザインファクトリー』の略。中小企業の戦略・戦術をダイアログを通じてデザインしていく。そんな場(工場)として開始しました。当初は毎月集まるチームが一つだけありました。

最初の立ち上げで集まった13名は、行動の速い人たちです。
何が行われるのかを問い合わせることもなく、漠然とした案内だけで申し込みボタンをポチっと押す。その迅速な行動で業績を上げてきた人たち。そういう人たちが集まった・・といっていいでしょう。

しかし、参加する方々はさまざまです。
二カ月目にお一人に引導を渡しました。
「もう来ないで・・」
そんなふうに言ったような気がします。
まったく中身のないサービスをキャッチコピーだけで売ろうとするその人の姿勢。自分でもダメだと思っている技術、それを向上させる気がない姿勢。楽してもうければいいんだという姿勢。そうした姿勢の人に道理を言っても意味がありません。これはブッダと伊庭貞剛の教えです。


************ 以下、続く ************

3.まーけ塾レポート

■ 【第二週】デジタル赤字

デジタル赤字が問題になってからずいぶんたちます。
いつの間にか流行語レベル。
この言葉を知らない人は少ないでしょう。

日本のサービス収支は、デジタル支出のせいで赤字。インバウンドで汗水垂らして稼いでいるものの、デジタルで稼ぐ方は汗もかかずに収入が入るのですからたまりません。
8月に発表された2024年上半期のサービス収支は、赤字額が前年よりも15.4%縮小。これはインバウンド需要のおかげです。
でも、デジタル赤字も拡大基調が続いていますから安心できるお話ではありません。


************ 以下、続く ************

4.Q&A

読んだ本の中から特にオススメベスト3

5.しょせん人の言葉  しかし、気になる言葉

(M・ゴルバチョフ)

6.砂漠の中から本を探す

『あわいの時代の『論語』――ヒューマン2.0』(amazon )

7.TAROの迷い言