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『Dファクトリー』

「私たちが最も避けなくてならないことは“付和雷同”だ」

次の文章は、2010年に新しいチームを立ち上げた時の案内の抜粋です。参考にしてください。

第一回目の開始に先立ち、いくつか確認事項があります。
少々長文になりますがご容赦ください。

前置き

まずは、世間話から始めます。
『D・ファクトリー』は13名を1グループにして開始します。

13というのは、重要な数字です。
それは、一つのグループの中で、調和を保って生活していける最大の数だと思うからです。

最大の数ですから、時には、この数でも参加者にストレスを起こす可能性もあります。
副次的な生理的影響もあるかもしれません。
しかし、自己成長モデルの皆さま方については、それほど気にすることではないと考えています。

面倒な言い方をしましたが、13というのは、
適度なストレスと調和が保たれる重要数字・・と私は考えています。

“ファクトリー”という名称については、すでに説明をしていますので、繰り返しませんが、
この名称には私の切実な時代感が包含されています。

その切実な時代感を一言で言うことはできません。
しかし、その時代感には、「私たちが最も避けなくてならないことは“付和雷同”だ」という気分があります。
1789年や1968年といった時代におきた“犠牲”を避けたい。
同時に、これから起こる“創造革命”には、慎重に食指を伸ばしたいという考えがあります。

詳しくは、順次、口頭にて説明をしていきますが、
このようなまとまりのない気分が『D・ファクトリー』の起こりです。

さて、現在、皆さま方に先行した1グループは、1年の活動を終えて2年目に突入しています。

この1年は楽しい1年でした。
たくさん働き、たくさん遊びました。

この先行グループの実績は次の通りです。

  • A:革命的な新モデル開発。順調に準備進行。スプリットも良好
  • B:組織のない経営者。社員2名採用し組織化。現在、原稿を出版社に提出
  • C:かなり高額な値上げ断行。その他サービス上で起こる問題整備
  • D:新しいチャネルを発見し、これから大ブレイク確実
  • E:マーケティング・ツールの全面改訂
  • F:事業撤退
  • G:基本的スキルに問題多く、足踏み
  • H:マーケティング・ステップ全面改良
  • I:新事業開始(地域一番)。商品構成見直し
  • J:人事一新、マーケティング・ツール一新。新コンセプト確立
  • K:セールスステップ全面改良などいろいろ
  • L:新ビジネスモデル実験中
  • M:各種問題点の解決

このように参加者の1年間の実績はこんなところです。
もちろん、ここには書ききれないほどのドラマがありました。

また、グループが一つだけでしたから、テーマを作って全員で演劇やライブを見たり、
クラブで踊り明かすようなこともやってきました。

残念ながら、グループが増えるため、今までのようにはできなくなりますが、
今後も、演劇や落語、ライブなどにみなさんをお誘いすることになると思います。

具体的な進め方

では、具体的にどうやっていくかを書かせていただきます。
まずは、第一回目には、課題を一つお持ちください。
その課題に対する資料なども揃えてください。
資料は、ご自身を含めて14枚揃えてください。

第一回目は、みなさんがお持ちいただいた課題を、一通り探っていくことから始めます。

二回目以降は、希望者の課題を順番に扱っていきます。
希望がない場合は、参加いただくだけで結構です。
希望しなくても他の参加者の課題解決だけでも参考になることがたくさんありますから、
無理をして課題を出す必要はありません。

また、他の方の事例を扱っている時に、シンクロして自分の相談を扱いたくなることがよく起こります。
その場合は、遠慮をせずに、その場で自分の課題を言っていただいて結構です。

さすがに、13名が揃うと、課題は様々です。
そのそれぞれの課題に、参加者全員が積極的に関わることで、面白い問題解決が起こってきます。

特に、最近は組織コミュニケーションの質問が増えています。
組織問題をかたづけてしまいたい方々には、密室空間ゆえのお役立ちがいろいろあります。

慣れるまでは、一方通行的な展開が多くなるかもしれませんが、
自由に好きなように勝手に参加する・・というのが唯一のルールです。

なお、期待のしすぎはご容赦ください。
現在動いているグループでも、基本的なスキルが足りずに迷走している方もいます。
ご本人は、自分の現状を理解し、現在、足りないモノを埋めることを課題としていますが、
こういうケースだと数字が結果として出るには時間がかかります(それでも、得るものはたくさんあるようで、引き続き積極的に参加いただいています)。

ですから、自社の基礎体力の整備に重点を置いて参加いただいても参考になることは十分あります。

先ほども書きましたが、進行に応じて、終了後の「遊び時間」も考えています。
デザイナー達が集まるようなスタンディングのコンサートやクラブ、寄席、ライブハウス、
演劇などを見ながら(遊びながら)、ビジネスの構築を考える時間にしようと考えています。

まとめ

少々長くなりましたが、今月から『D・ファクトリー』がはじまります。
まずは、気楽にご参加ください。
他の参加者は、これからいろいろな悩みを分かち合っていく仲間ですから、
恥ずかしがらずに課題をお持ちください。

私自身、第一回目が終わらないと、今回のグループがどんな雰囲気で、
どんな風に展開していくかはわかりません。
毎回、昼休みナシ(昼ご飯はあります)の10時から19時までの長丁場ですから、
気合いを入れてご参加ください。

岡本 吏郎

この2010年の文章を読んでいると、実に懐かしいです。
最初は、昼ごはんなし。19時まで。
それでも時間がなかったと記憶しています。

この最初のご案内には、私の思っていることを全部書いてあります。
もう何も付け足すことはありません。

自らの経営を客観視する。これが唯一の成功の方法です。
だから、経営者が集まる。そして、お互いに情報開示をする。
ある面で恥もかきますが、最も手っ取り早い成功の方法です。

10年を振り返ると、多くのエポックのお手伝いをしてきたという自負があります。
そして、これからも続けていこうと力強く思っています。

ご興味のある方は、ウエイティング登録をお願いします。

重要な追伸

ここからの10年。
実は、既にプレイしていたゲームが変わっています。
プレイしているゲームが違うのですから、今までの手はどれも使えません。
さらに、プレイしているゲームがどんなゲームかはわからないのですから始末が悪いときています。

わかっているのは、最早、「変和ゲーム」にはないということ。
そして、ゲームの“ユーティル”※1 が常に変わっている。このことだけです。
だから、私たちは考え抜かねばなりません。
※1 “ユーティル”についてはこちら

さらに、旨いものも食べなきゃいけないし、たくさん遊ばなくてはいけません。
そのために、用心深く働かなきゃいけません。
正しいことを正しく、根気よくやり続ける。
常に、このことを継続しつつ、さらに、工夫もする。
大変ですよね。
でも、楽しい人生は、その先にしかありません。
お互い大いに考え、働き続けましょう。

残念ながら、現在、特定メンバーによるクローズな取り組みに移行していますが、
ご興味があるようでしたらウエイティングのお申込みをお勧めします。

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