『易経セミナー』

『易経』をお客さまにご紹介するのはドキドキものでした。
占いとかスピリチュアルなものと勘違いされるのを恐れたのです。

しかし、それは杞憂でした。
お客さまからは、東洋の叡智として受け入れられ、
“兆しを見る”という概念も浸透していきました。
易の６４卦が、経営の話で普通に出てくるという環境は、
おそらく当社の周辺しかないと思います。

後に、『ビジネスパーソンのための易経入門』の出版も実現し、
『易経』をしっかりと定着させることができたと自負しています。

また、当社のリソースを何の遠慮もなくお客さまに投げつける。
それが『易経』の紹介を境に実現しました。

特殊な内容ですから、セミナーはどれもほぼ１回限りで終了にしましたが、
収録したDVDも長く売れ続けています。
コンテンツとしては完璧で、付け加えるものがない決定版です。
孤高の光を放っているコンテンツ群です。
でも、こんな場所で光り輝いていてもあんまり話題になることもなく、役目はある程度終わっているのかもしれません。
東洋の叡智なのに、もったいないですが、別に宣伝して広げるものでもありませんし、これでいいのだと思います。

なお、『ビジネスパーソンのための易経入門』の後に、『論語』の企画もありましたが、
現場で仕事に邁進しているうちに棚上げになって今に至っています。
もう書くこともなさそうです・・。

『ビジネス易経シリーズ』へ

※「当時のご案内」ボタンのあるものは、当時のご案内をご覧いただけます。