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『特別セミナー』第一回(2011年)のご案内

いつもご愛顧いただきありがとうございます。
ビジネスサポートあうんでございます。

このメールは、『特別なセミナー』のご案内です。

まずは、このセミナーに対する私オカモトの考えを
思いつくままに書いてみようと思います。

昔、師の高橋和尚から言われたことがあります。
「おまえ自身に出会ってみな・・」

この言葉を聞いた時、私は身じろぎました。
そして、その場から逃げたい気分になりました。

しかし、この言葉は、流行の「自分探し」とどう違うのでしょうか?

「自分探し」という言葉には、逃避のニュアンスを感じますが、
和尚の「おまえ自身に出会ってみな・・」の言葉を聞いた時は、その逆でした。

どういうことかと言うと、薄々感じている「逃げている自分」に
気づいてしまったのです・・・・・・・。

和尚は、その問いを私に言うだけで、後は何も言いません。
しかし、この一言から、私の仕事などに対する取組み方が少し変わったように
思います。

そして、私は、“あること”にいつの間にか気づいていました。

この言語化できない世界観。
あえて、言葉にすれば、
「おまえ自身に出会ってみな・・」の世界観が、短い自分の人生を
制する根源だと気づいたのです。

みなさまと出会った頃は、ちょうど私が、個別・長期のコンサルティング契約は既存のお客さまで募集停止した時でした。
そして、より多くの方々とのお付き合いをはじめたわけですが、
ここ数年、そうしたやり方の限界を痛感するようになりました。

そこで、『Dファクトリー』の開始、『個別相談』の復活を
実行したわけですが、みなさまとの接触頻度を増やしていくと、
相談いただくことの根底に、「おまえ自身に出会ってみな・・」の問題が
根強くあることがわかってきました。

もちろん、そうした問題には、『Dファクトリー』『個別相談』の中でも
対応させていただいてきましたが、もっと根本的に
「おまえ自身に出会ってみな・・」の場を作ることができれば、
才能あるみなさまが、もっと飛躍していくきっかけを作れるはずという確信を
持っておりました。

しかし、私の時間がありません。

いや、言い訳でした。
時間は作ればありますが、こんな大変なことを私一人で行うなんて金輪際イヤだというのが本音です。

しかしながら、毎月毎月『Dファクトリー』や『個別相談』で、
みなさまと出会い、語らっていると、最早、このことを共通認識とし、
共通価値観としていかないわけにはいかないと思うようになりました。

正直、このレターを書く今も、やりたくはありません。
そもそも、身体が持つか心配です。

それでもやることに決めました。
セミナーの内容は書きません。
この私のレターを見て、ピンと来る方のみ来ていただければ結構です。

「一期一会」
利休の高弟、山上宗二の言葉です。
宗二は決して、ヒト、モノ、コト、トキとの出会いのことだけを
言いたかったわけではありません。

「自分自身との瞬間の出会い」
「自分自身とのたった一度の出会い」

そのことを「一期一会」という言葉に込めました。

そんな「一期一会」の場を、みなさまと作りたいと思っています。

2011年7月6日
岡本吏郎