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超訳 国語辞典『オラペディア』

ア行

  • あきらめる

    過去を後悔の対象にすること。

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  • 意識

    浅く聞く。早く食べる。浅く見る。
    そして、浅く理解する。
    このことのどれかをやめてみる。
    “吟味”ということを意図的に行う。
    そうすると経営は変わりはじめる。
    もちろん、人生も変わる。

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  • 生きていると生きていく

    清水博先生のコトバ。

    「生きている」ではなく、「生きていく」。

    オカモトの「生きていく」の定義は、「抵抗すること」。

    なお、具体的な「抵抗」の工夫については、
    2017年5月の『マンスリーCD』で話している。

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  • いさぎが悪い

    もちろん、「いさぎよい」の反対語。
    もう勝負が決まっているのに、ダラダラと、ナヨナヨと
    あきらめの悪い姿をさらすこと。

    だったら、「あきらめが悪い」「往生際が悪い」と言えば
    良さそうだ。
    そもそも「いさぎが悪い」という言葉は間違っている。
    そりゃその通りです。
    でも、あくまでも「いさぎよい」の反対語として使いたい。
    そういう空気の時って、あるでしょ!

    関連語:「あきれてものがいろいろ言える」

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  • 意識

    意識とは、
    単に、内側から見える『深さ』のことです。

    (ケン・ウィルバー)

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  • 癒し

    1990年頃に生まれた日本語。
    最初に使った人は、上田紀行さん(らしい)。

    この言葉が生まれた時は、白眉でした。
    しかし、今はあまり使いたい言葉ではなくなって
    しまいましたね。
    意味としては今も昔もそれほど変わらないのですが、
    言葉の向いている方向が変わってしまったと
    言うのでしょうか・・。

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  • 生きる

    満たされないことによって満たされ、
    依存することによって自立を果たすこと。

    (エマニュエル・レヴィナス)

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カ行

  • 外応

    世界のちょっとした知らせ。

    戦国武将などは、“外応”をよく利用したと聞く。

    例えば、鳥が鳴いたので出陣するとか、
    風が吹いたので良い知らせと考えたとか・・・。

    『中庸』の一節にも“外応”の利用のことが書かれている。

    「至誠の道は、以て前知すべし」

    物事は、前もって予知できるという。
    神霊の“はたらき”がもれなく働いていて、
    人々の左右にあるというのである。

    私も戦国武将に習い、
    世界のちょっとした変化をキャッチするようにしている。

    「外応」によって中止した新規事業や方向転換は多数ある。

    (参考:『ビジネスパーソンのための易経入門』朝日新書)

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  • 変える

    当事者が、大きな時間と技術を割く必要のあるもの。
    しかし、この「当たり前」をできぬまま、運命の時間は過ぎていくケースが多い。

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  • 学習

    「学習」を制することが、人生を制する。
    私たちは、常に「学習」しているのだから・・。

    そのために、何もかもがフィードバックしていることに
    意図的でなくてはならない。
    「学習」とは、知識を詰め込むことではない。
    すてきなフィードバックを起こすことだ。
    そのフィードバックを「欲望」という。
    欲望は関係性の中で育つ。

    だから、明日の私は、今の私がフィードバックした結果だ。

    なお、創発は、学習がないと有効にならない。

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  • 価値観

    言葉の意味のこと。
    価値観が変わる時は、言葉の関連付けが変わる。

    例えば、2000年代に入って、「サラリーマン」という
    言葉の関連づけは、ずいぶん変わった。

    植木等は、「気軽な稼業」としたのに、今は、
    「リスクヘッジできていない人・・」的な意味に
    なっている。

    大正時代は、「あこがれ」という言葉との関連付けが
    強かったが、昭和になって、それが「食えない仕事」に
    なった。

    ちなみに、岡本という男は「気楽な修行の場」と考えて、
    サラリーマンになり、「もはや、成長ができない場」と
    思ってやめた。
    ここには、価値観の転換はない。

    しかし、多くの場合は、言葉の関連付けの変更は、
    価値観転換を伴う。

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  • 危機

    長期間に渡って蓄積されてきた圧力を突然自覚したり、圧力に対して突然行動を起こしたりすることである。

    (ジャレド・ダイアモンド)

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  • 期日

    「期日」とは仕事のできない人のために考えたお約束。

    したがって、期日ギリギリの仕事は、
    「私は仕事ができません」と言っていることと同じなので
    要注意(例外はもちろんある)。

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  • 気づき

    判断も解釈もないただ映すだけのもの。
    したがって、思考のない世界。
    だから、自我もない。

    禅の世界では「二念を継がない」という言葉があるが、
    気づきは、この二念の一念部分を言う。

    気づきさえあれば、人間は自然に変化がもたらされるが、
    多くの場合は、恐ろしさや不快から逃れるために、
    気づくことを避ける傾向がある。

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  • 騎馬革命

    BC690年ごろ、ステップからの騎馬略奪遠征がはじまった。
    馬は、古代の戦争に革命をもたらした。
    アッシリアはスキタイにより滅亡。
    町の本屋は、アマゾンに殺された。

    インターネットを騎馬と見ると、必要なものが見えてくる。
    ついでに、YouTube周辺の本質とその先も見えてくる。

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  • 基本

    ムダなものを省いて、大事なものだけを残すこと。

    (『フライ,ダディ,フライ』より)

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  • 虚業

    コンサルタントという仕事は、虚業だ。
    この仕事をはじめた時から、私はそう思っている。

    デヴィッド・グレーバーの言葉を借りれば、
    「クソどうでもいい仕事(ブルシット・ジョブ)」である。

    この自覚は重要だ。
    この自覚があるから、実業に近づけようとする。
    そこが生命線と考えてきた。

    ところが、現場の様子は結構違うことが多い。
    実業を営んでいる経営者が、けっこう虚業的なことを
    好むのだ。

    短期的なもうけやノウハウに走るシーンは、
    経営の世界の相変わらずの景色。
    そこで、面白いことが起こる。
    虚業のはずのコンサルタントが、実業を説く。
    そんなシーンが多くなっていった。

    そして、私は気付いた。
    「コンサルタントは、虚業でいいのだ・・」と。

    実業を営む経営者に、とっぴなアイデアを投げる。
    それがコンサルタントの仕事の一番大事なところだ。
    扉を開けるのだ。

    ところが、多くの経営者が、虚業を思考しがちな時代には、それだけではうまくいかなくなった。皮肉である。

    今、私は実業を説く。虚業を発想する。
    両方の球を投げる。

    そもそも。
    ビジネスに、実業も虚業もないのだ。
    あるのは、私たちの心に潜む「ごまかしの心」だけだ。

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  • 経済関係

    「経済関係」とは、「人間関係」。

    だから、新しい「人間関係」が出現し、
    そこで新しい「経済関係」が生まれる。

    もちろん、「経済関係」のない「人間関係」もある。
    「人間関係」のない「経済関係」もある。

    戦後資本主義は、「経済関係」から「人間関係」を削除することに一生懸命だった。
    しかし、最近、それはまずいと気付き、
    「カスタマーサクセス」とか「ファンベース」とか
    言い出しているが、本質がズレている。

    夫婦という人間関係の中には、「経済関係」だけで
    続けられているようなものもある。

    人生は出会いと別れで、経済もその連続。
    そこを「リレーション」などといった外来語で処理せず、
    まして「LTV(顧客生涯価値)」などと言わずに、
    「関係性」として自然に対応する。
    すると、そこに豊かさが現れる。

    【蛇足】
    学習とは、知識を蓄えることではない。
    学習は、常に、関係性の中で培われるものだ。
    もちろん、商売とは、学習である。

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  • 悔いる

    小さな初動で、“しまった!”と思えること。
    早ければ、早いほどよい。

    この悔いの遅すぎるものを「後悔」という。

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  • 決断

    断じて決める。
    つまり、「何をしないか」を決めることが決断である。

    世の中は、多くのことがトレードオフの関係にある。
    また、戦略というものもトレードオフである。

    決めることは、必ず、何かを捨てることなのだ。

    世の中には、「これを選んでちょうだいね!」というのが
    たくさんあるので、まずは雑音を無視してこれらを捨てる。
    その先から決断の一歩がはじまる。

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  • 幸福と不幸

    私は年をとるにつれて、
    幸福の反対を不幸だと思わなくなった。

    幸福の反対は怠惰というものではなかろうか。
    自分を不幸と感じるとき、自分は怠惰なのでは
    あるまいかと考えるようになった。

    そして、幸福があるとすれば、
    夢のごときものではなく、現実にひそむごとく
    小さな、ささやかな、自分でも気づかないほど
    目だたぬものではあるまいかと考えるようになった。

    怠惰な人ほど、
    とてつもない幸福を空想するものだ・・。

    (亀井 勝一郎)

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  • 効率

    「効率」とは、本来「仕事ができる」を意味した。
    つまり、「競争力」の源泉のこと。

    しかし、最近は、コスト削減を目的としたある種の仕組み化のことを言うようになってきた。
    そのため、みんなが同じことをするので、競争力とは
    結びつかない。

    もちろん、他社にマネのできない「効率」ができれば問題はない。
    ところが、多くの企業は、似たようなパッケージを導入するだけ。
    コスト削減以上の効果はない。

    そのため、「競争力」を前提とした場合、むしろ
    「非効率」を目指すほうが良いケースが増えてきた。

    【蛇足】(若い人に告ぐ)

    若い時に、時間を気にしないでがむしゃらに働く・・・と
    いうことをしないで効率なんて手に入るわけがない。

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  • コミュニティー

    コミュニティーの時代は終わった。
    そう言いたい。

    SNSやサロンがはやろうが関係ない。
    薄っぺらな人の集まり。それはそれ。

    時代は、部族の時代。

    エリカ・バドゥは言う。

    部族的コミュニティというのは、みんな同じ服を着て、
    みんな同じ食料を食べる人達。

    私の場合、同じ部族の人は同じ音楽が理解しあえる人達。
    説明しなくてもわかりあえる関係。

    2000年代初頭のニューソウルの名盤の多くは、
    部族によって作られた。
    そして、インターネットによって、部族は世界中に広がり
    大きくなった。
    もはや、狭い世界の一部の人間の集まりではない。

    おそらく、現在、部族によって創造されたいろいろなものが、その部族の周縁で消費されているはずだ。
    そして、部族というものをキーにして、ジャンルは消える。

    コモディティーを除けば、大衆消費は死んだ。
    これからは、部族消費の時代。
    それは、過去のオタク消費に近いが、微妙にニュアンスが
    違う。
    部族というからには、アイデンティティーであり、
    生き方である。オタクにも多少同じニュアンスはあるが、
    次元が違う。
    だから、「部族消費」と書いたが、この言葉は矛盾しているのである。部族には、消費なんて概念はない。

    一般消費者としての顔と部族の顔・・。
    エリカ・バドゥの言葉は2011年のものだが、同時に
    予言でもある。

    この事態を、コミュニティーという概念で捉えては
    いけない。
    まったく真逆のものと理解すべきだ。

    そして、これは、「ヘーゲル的旋回」の一つなのだと思う。

    (『週刊 岡本吏郎』790号参照)

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  • 小者

    自分のことがわかっている人のこと。

    そもそも、世の中で、大言壮語する人や、
    「こうしたらねー、社員のモチベーションが上がったよー」
    とか・・・・・etcを言う人は、本当に大物であるか、
    ただの勘違いの輩のどちらか。後、躁の人もいる。

    どちらにしても、大物の言うことも、
    勘違いの輩の言うことも、小者には関係ない。

    なお、小者を小動物と表現する事もある。
    私は小動物という表現が好きである。

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  • 混乱する

    防衛手段の一つ(逃げの手段)。
    決定をしない・・という選択。

    だから、「考える」とは決定的に違う。

    同義語:「悩む

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サ行

  • 才能

    人は、その才能や技能というほんのわずかな突起物にひきづられて、思わぬ世間歩きをさせられてしまう。

    (司馬遼太郎)

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  • サンバを踊る

    ビジネスDJやマスコミの煽りや流行に乗って、
    おかしなことに手を出すこと。

    そうならないために、まずは、“境界線”の再確認が必要。
    そして、“境界線”からは一切出ないことを心に決めることが
    重要になってくる。

    なお、コングロマリット経営とかペンタゴン経営と
    表現される多角化経営が一世風靡したことがある。
    また、今でもそうした経営で生きのびることができた会社はある。

    しかし、基本的には、私たち中小企業に関係のないこと。
    特殊な人間以外は、それほど多くのことができるような
    能力はないというのが、現実である。

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  • 幸せ

    何もおきないこと。
    しかし、努力しないと「何もおきないこと」を維持するのは
    難しい。
    また、努力によっては、良い意味で何か起きたりもして、
    なかなか何もおきなくするのは難しい。

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  • 嫉妬

    自分のレベルを下げる行為。
    自分は努力も何もしないでいいので楽。
    そのため、努力をして相手を抜くよりも、
    こうした行為を選ぶ者が多い。

    己が努力、行動を起こさずに対象となる人間の弱みを口であげつらって、自分のレベルまで下げる行為、
    これを嫉妬と云うんです。

    一緒になって同意してくれる仲間がいれば、
    さらに自分は安定する。
    本来ならば相手に並び、抜くための行動、
    生活を送ればそれで解決するんだ。

    しかし人間はなかなかそれができない。
    嫉妬している方が楽だからな。

    (立川 談志)
    『赤めだか』 立川談春 より

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  • 自分探し

    「徒労」のこと。

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  • 趣味

    探すものじゃない。
    あっちが発見してくれるもの。

    だから、趣味に飽きた・・という現象は、
    趣味に、こっちが嫌われたことを意味する。

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  • 情報

    森鴎外がインテリジェンスを「情けに報いる」と訳したのがはじまり。
    つまり、日本には明治時代までなかった言葉。

    すでに、織田信長は情報を重視し、徳川幕府には隠密が
    いたわけだから、「情報」に変わる言葉はあったはず。
    なんて言ったんだろー?????

    その日本にはなかった「情報」が日本社会を形容する言葉になって、「今や情報社会・・」なんて表現さえ古くなって
    しまった。

    今ない言葉が次の時代を作るというわけだね。

    でぇ、情報の定義。
    私は現代のマクガフィンと考えている。

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  • 真実

    “真実はおまえの手にあまる”

    (『ア・フュー・グッドメン』より)

    そこで、脳には、否認や投影などの機能がついている。
    でも、その一部だけでも見る勇気があれば、
    必ず、事態は好転するもの。

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  • 衰退

    24時間365日、休まずに営まれている運動。
    したがって、手を休めれば、必ず、衰退の流れが足を掬う。

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  • スピちゃん

    スピリチュアルをこよなく愛する人のこと。
    最近、また増殖している模様。

    最近、一般書籍などは、スピちゃん系ばかりの印象がある。
    大丈夫か? 出版社・・・・・。

    問題の解決の基本は、その問題を味わい尽くすこと。
    ユートピアに逃げてはいけない。
    しかし、多くの人は、「救い」に飛びつき、
    それに固執している。

    健全な心を持っていれば、どうしてそれほど救いに
    固執する必要があるだろう

    (ウィリアム・ジェームズ)

    内的な変革のない外的な変革は、必ず挫折あるいは
    腐敗する

    (クリシュナムルティ)

    スピリチュアルや安っぽいヒューマニズムを考えるうえで、2人の言葉は重い。

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  • 性格

    「性格」とは、何を滑稽と思うかだ

    (ゲーテ)

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  • 絶望

    人生に必ずつきまとうもの。
    したがって、絶望を遠ざけると、小さな自己満足、
    ちっぽけな優越感に支配されてしまう。
    努力をしない人、考えない人には、絶望はない。

    逆に言えば、絶望を目指すことこそが人生。
    ヒリヒリ感こそが人生。

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  • 成長

    今できないことが、できるようになること。

    「できる」という体験は、
    「創発」を通さないと得ることができない。
    そのため、「限界」「極限」を目指さない限り、
    「成長」はない。

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  • 責任

    「レスポンシビリティ」

    これを、日本人は、「責任」と訳しました。

    「レスポンス(=反応)できる」という言葉です。

    ドラッカーは次のように言います。

    「他の者が行うことに満足はあり得る。しかし、自らが
    行うことについては責任があるだけである」

    さらにドラッカーを引用します。

    「自らが行うことについて、常に不満でなければならず、
    常によりよく行おうとする欲求がなくてはならない」

    このドラッカーの言葉から
    亀井勝一郎の言葉が思い浮かびます。

    「未完成の自覚」

    責任があると認めることは、反応することです。
    反応することとは、
    変化と成長の可能性を手に入れることです。

    逆に、責任を認めないということは、反応しないことです。
    そして、無力感と絶望感を持つことでしょう。

    しかし、私たちはあらゆる手段を使って責任を回避しようとします。それが、防衛保護機能というやっかいなものです。言い訳などは具体的な一つの例です。

    現実は、いつも私たちに挑戦してきます。
    私たちは、その挑戦に反応しなくてはいけません。
    しかし、反応するためには、目の前のことを全て容認
    しなくてはいけない。
    自分の目の前にある現実を否定すれば、反応する能力は
    失われてしまいます。
    「レスポンシビリティ」できなくなるわけです。

    もう一度、マルクスの言葉を引用します。

    「私の環境に対する私の関係が私の意識である」

    このことを責任というキーワードで読めば次のように
    なります。

    「私の環境に対する私の“反応”が私の意識である」

    そして、マルクスのもう一つの言葉

    「彼らがなんであるかは、彼らの生涯と、すなわち彼らが
    何を生産し、またいかに生産するかということと一致する」

    も次のようになります。

    「彼らがなんであるかは、彼らの生涯と、すなわち
    彼らの “反応”と一致する」

    (『中小企業経営者のための本気で使える経営計画の立て方・見直し方』すばる舎リンケージ P199より引用)

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  • 善人

    マックス・ウェーバーは言う。

    「善からは善のみが、悪からは悪のみが生まれると
    いうのは、人間の行為にとって決して真実ではなく、
    しばしばその逆が真実である・・・」

    (『週刊 岡本吏郎』442号 より)

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  • 戦略(1)

    ライバルが、ドヒャーと言うことをやること。

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  • 戦略(2)

    「できる、できない」という価値観を捨て、
    これをやったら、圧倒的に有利だ・・ということを
    やること。

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  • 創発

    マイケル・ポランニーの造語。

    水が100度になると気体になるように、
    物事は極限に行くと性質を変える。
    私たちが人生を歩んでいくのも、
    節目節目に極限を超えることで、
    問題解決能力の幅を広げていくしかない。
    人生の中で「創発」をどれだけ起こせるかが、
    人生の勝負所である。

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  • 組織

    「やりやすいこと」「やりたいこと」をやるのではなく、「やるべきこと」を実行する集団。
    ちなみに、「やるべきこと」とは
    「できる・できない」という次元で考えてはならない。

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タ行

  • 達成

    積み重ねのこと。

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  • tolerating uncertainty

    「答えのない不確かさ 」 という意味。

    経営では、tolerating uncertaintyが核心だ。
    経営者は、 答えのない不確かさに耐えなくてはならない。
    症状をじっくり味わって、その症状の原因を根気よく断つ。
    都合の良い薬(ノウハウ)に逃げても、一時の緩和はあるとしても、何の解決にもならない。

    言葉にすると、簡単なようだが、このことが難しい。

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  • 伝わる

    メッセージの伝達の基本は、
    「相手が知っている」ことにある。

    「私が知っていること」を相手も知っている。
    こうじゃないと、メッセージはなかなか伝わらない。

    だから、メッセージが発せられ、それが
    相手に受け止められても、伝わっているかどうかは別。
    このことを基本において、
    まずは組織のコミュニケーションは考えなくてはならない。
    そして、次に、顧客とのコミュニケーションを考えなくてはならなくて、その延長にクリエイティブ制作もある。

    もちろん、伝わらないことを利用する・・という手も
    あって、クリエイティブ作りではかなり有効。

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  • できる人

    「抽象的な話」を聞いて、
    「具体的な話をありがとう」と言う人。

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  • 道徳

    GHQの占領政策で、『修身』が『道徳』になった。
    そして、私たちは、道徳が嫌いになるように
    学校で教育された(半分だけ冗談です)。
    私たちは、ちゃーーんと道徳が嫌いになった。

    でもね、道徳を生きるノウハウと考えてみよう。
    そうすると、その辛気くささ、表現の陳腐さの後ろ側に、
    ある種のコツのようなものが見えてくる。
    そして、次のように言い換えられることに気付く。

    「世の中の構造」の道しるべ。

    道徳に逆らうことは、世の中の構造に逆らうことを
    意味する。
    雨の日に傘をささないで、ずぶぬれになるようなことに
    なる。

    したがって守るほうがお得だ。
    陳腐な表現は大目に見よう。

    ただし、あくまでも構造の示唆でしかないから、
    道徳的な人間になってはいけない。
    くれぐれも守りすぎて、道徳に人格を奪われぬように。

    人は、基本、ズルくてスケベ。それが生命力の源だ。

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  • 道徳的言葉

    床屋のおばちゃんでも言えること。
    床屋のおばちゃんには悪いが価値がない。

    しかし、経験からにじみ出る言葉が、
    道徳的な表現になってしまうことは多い。
    でも、同じ言葉でも全く違うものであるところが重要な
    ところ。

    2つの違いは、経験を積まないとわからないことが多いのが困りもの。
    今日も道徳的言葉が、世の中を悪くしている・・。

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  • 道楽

    文字通り、道を楽しむこと。

    昔、「野宿の仕方」という本を買って、野宿をしようと
    していた奴がいたけど、こういう人は、道楽を知らない
    かわいそうな人。

    確かに、入門の知識が必要なものもたくさんあるが、
    近道思考は道楽の敵。

    そういう点で、最近は、アンチ道楽的なツールが多い。
    悲しいことです。

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  • 努力

    努力じゃない・・。
    やらないと不快になる・・。

    (立川談志)

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ナ行

  • ノウハウを使う

    一回一回の「今の勝負」を、ある意味で、粗末に扱うこと。
    凡器を作るのには向いている。

    ただし、何も知らない世界を、
    ノウハウを入り口にして知ることは悪いことではない。
    いずれにしても、凡器しか作れないが・・。

    「悩む」よりも、強烈な防衛手段に、
    「混乱する」というのがある。

    なお、当社のミーティング類では、
    「悩む」は禁止事項とされている。

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  • 悩む

    防衛手段のひとつ(逃げの手段)。
    悩むことで、決断をしない・・という効用が得られる。
    「悩む」を、「考える」と勘違いしている人が多いが、
    違いますからね。

    なお、当社のミーティング類では、
    「悩む」は禁止事項とされている。

    同義語:「混乱する

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ハ行

  • 「何を恥ずかしく思うか」は人によって違う。
    だから、それが人の運命を決めていると言える。

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  • 半地下

    本人は気付いていないが、匂いのすること。
    ポン・ジュノ『パラサイト 半地下の家族』参照のこと。

    転じて、
    自己都合がミエミエで見えていること。
    時代遅れのデザインや写真などを喜んで使っていること。
    その他、センスがちょっと残念な感じ・・な状況に使う言葉。

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  • ビジネスDJ

    DJは、ターンテーブルを回して、みんなを踊らせる。
    同じ仕事が、ビジネスの世界にもある。

    コンサルタントという仕事が、拡散し、希釈化して久しい。
    その拡散・希釈化の流れの中で、一部のコンサルタントは
    ビジネスDJ化した。
    そして、自己啓発セミナーのトレーナーとの境界線も曖昧になってきた。

    ビジネスDJとは、
    「こうすれば儲かる」「この方法でアイデアを手に入れる」
    「集まって○○すると・・・」
    などとビジネス初心者を煽り、踊らせる人。

    ビジネスの秘術というターンテーブルを回した人は、
    とても儲かり、それに踊った人は、お金と時間を浪費する。

    なお、もともと力のあった人が、たまたまビジネスDJの
    ターンテーブルで踊りはじめ、成功することもあるので、
    きっかけとして有効な人もいるにはいる・・。

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  • 微差

    決定的な隔たりのこと。

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  • 批判

    最近は、「自己愛」「自己顕示」と同義。
    論理的に見える批判ほど、自己愛の匂いがプンプンする傾向にある。
    論理なんて、しょせん
    「俺は偉いんだー」にしか使えないんだって!!

    ちなみに、エライ人たちは、
    「批判」=「良いものを選ぶ力」とおっしゃっています。

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  • 表紙の元ネタ

    絶対に確かなことは存在しないけれども、
    人間の生活にとって十分なだけの確かなことは
    存在する

    (ジョン・スチュアート・ミル『自由論 [斎藤悦則訳]』より)

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  • 不幸と幸福

    私は年をとるにつれて、
    幸福の反対を不幸だと思わなくなった。

    幸福の反対は怠惰というものではなかろうか。
    自分を不幸と感じるとき、自分は怠惰なのでは
    あるまいかと考えるようになった。

    そして、幸福があるとすれば、
    夢のごときものではなく、現実にひそむごとく
    小さな、ささやかな、自分でも気づかないほど
    目だたぬものではあるまいかと考えるようになった。

    怠惰な人ほど、
    とてつもない幸福を空想するものだ・・。

    (亀井 勝一郎)

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  • 普通

    過去には、自己防衛の手段だったこともあるが、今では、
    自分を守ることができないものの一つ。

    すでに、多くの人は気づいているが、それでも、
    普通が好きなのが人間。
    ミラーニューロンの働きもあるから仕方がない。

    ただし、“普通じゃない”を目指そうとすると、過剰な者の
    餌食になるのが現代。

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  • プライド

    今の自分でずっと通用するという想い。
    だから、現状に困っている人は、プライドが高い人が多い。

    プライドが全然ないのも困りものだが、プライドが高いのはロクなことにはならない・・ということは、他人を見て
    多くの人が学習していることだが、自分への応用はとても
    難しい・・ 。

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  • ブランド

    “らしさ”がまぶしいこと。

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  • 平常心

    私たち一般人の心はいつも揺れている。
    その逆さまが、平常心・・と言われても、
    そんなの体感が無理。

    そこで、「腹をくくる」という手法があって、
    乱れた心から一気に「腹をくくる」と
    平常心へ突入する経過を一瞬経験することができる。

    でも、現代社会ではそういう経験はあまりできない。
    だから、平常心なんてことは忘れているのでいいと思う。
    むしろ、「いつも揺れている」という理解が重要。

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  • 謀略する

    まずは引用。

    すぐれた謀略家にとって、
    謀略とはわざわざ罠を作り上げることではない。

    たまたま発生してくる事象を、それを材料として
    手もとへ引き寄せ、ごく自然にちかい作為を、
    ほんのわずかだけほどこすだけのことである。

    みえすいた作為をするのは、それは虚偽漢であって
    策謀家ではないであろう。

    『夏草の賦』司馬遼太郎より

    そのために、必要条件を整えておく必要がある。
    諸葛孔明も、ホーチミンも、そういう戦略家だった。

    私たちは、謀略しなくてはならない。

    (『週刊 岡本吏郎』776号より)

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  • 保守的

    自分はまったく変化、努力をしないで、人よりも優位に
    立とうとする行為。

    保守的というと、行動しないように見えるが、これほど、
    攻撃的な行為はない。

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  • 本音

    この「国語辞典」のベースになった単語集には、
    掲載数の4倍ほどの単語が載っている。
    しかし、お見せできないもの多数。
    粛々と、「自己検閲」が行われた。

    あらゆるものが「検閲」を通って世に出る。
    とても当たり前のことだが、
    この事実に意識的な人は少ない。
    いつだって、本当を見るのは不可能。
    「人間関係」がない情報なんてそんなものである。

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マ行

  • まぐれ

    漢字で書くと、「紛れ」。
    たまたま、運の良いことが紛れちゃうことを
    「まぐれ」という。

    紛れちゃったものだから、元々、自分のものではないので、必ず、精算を迫られるが、本人は自分のものだと思っているので、かなり厳しい精算が強いられることになっている。

    ただし、「まぐれ」をまぐれと認めて、自分の力と
    起きた「まぐれ」との差を確認することは可能であり、
    その差を埋めることができれば精算は生じない。
    そういう点で、「まぐれ」は神のプレゼントと言える。

    そもそも、人生では、「まぐれ」のように最初にプレゼントされてから、その差を埋めさせられるものは多い。
    意外だけど、努力の結果を根底とする因果関係ばかりが
    ルールではないのだ。

    日本人として生んでいただいたことなんて、その典型。
    このギャップを埋めるのは事だけど、多くの日本人は、
    その差を埋めなくてはならない義務に気づかないでいる
    らしい。

    おいおい精算が迫ってるぞ!自己実現どころではない・・と早くみんなで気づきましょう。

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  • マスコミ

    人の関心を引くためには、手段も根拠も事実も選ばない
    悪しきもの。

    そんなわけで、最近は、「マスゴミ」と呼ばれている。

    資本主義国で生活する以上、マスコミの流すものには、
    すべて“操作的”な狙いがあると考えて対処するのが○。

    ただし、時々、“真実”を伝えようというものもある。
    また、無意識レベルでのメッセージが映画やドラマなどで
    次の時代を予見させることがあるため、抽象的視点で捉えると便利なものであったりもする。

    最近は、第二次世界大戦前の大政翼賛会的なものと酷似して
    きているので、基本的に彼らの言うことはすべてデタラメと考えるべき。

    昔、鈴木商店の焼き討ちが、朝日新聞の根拠なき報道から
    起きたことは念頭に置くべきだし、大政翼賛会的報道が
    日本をどこに導いたかも頭に置いておくべきこと。

    実は、“操作的”なものはまだマシで、
    彼らの正義感こそが危ない。

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  • 魔法

    渡部昇一さんは言う。
    「“文法”はまことに“魔法”であった」

    つまり、1+1=2だって、“あ”という文字をかけること
    だって“魔法”なのだ。

    でも、世の中では、こういうものを“魔法”とは言わない。
    ありがたがられることもない。

    さらに、いきなりアメリカに留学する方が、圧倒的な効果があると思われている。
    誰も、渡部昇一の言葉なんて聞かないのだ。

    彼は言う。
    「15,16歳の学生に、文法書と辞書をあたえて適当な
    導をあたえれば、2,3年後には英米の読書階級が読む
    うな本でも正確に読むようにすることができる」

    本当の“魔法”は、簡単に手に入る。
    でも、誰も見向きはしない。

    【参考文章】
    「魔法」(『週刊 岡本吏郎』2020年2月18日 第762号より)

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ラ行

  • 霊感少女

    最近の具体例では、アンチ・ワクチンを掲げる政治家や
    専門家。
    彼らは票集めやお金を稼ぐのに「陰謀論」を平気で使う。
    見え透いたうそも堂々と言い切ってしまう。
    かなり質が悪い。

    彼らを「霊感少女」と呼ぼう。

    民俗学者の近藤雅樹さんは、著書『霊感少女論』
    次のように書いている。


    彼女たちは、そのようにして、「霊感少女」のふるまいを
    見せることで、いったい、何を望んでいたのだろう。

    答えは簡単である。

    霊感のあることが、皆の注目を集め、座の主導権を握って
    主役化する鍵になるからだ。


    さらに


    「霊感少女」たちは、紡ぐべき繊維がなくても糸を紡ぎだす。
    そして、周囲の者たちの不安をかきたてる。

    職業者がおこなう占術・巫術の手続きをトレースする
    「霊感少女」たちには、他者にたいする誠意はない。
    かえって、霊感があることを確認し、
    それを誇示する自己本位な目的のために、友人たちを
    翻弄したり、犠牲にしたりしがちである。

    そして、
    自分の意のままになった他者の反応に興奮するのである。
    どこかで、人を狼狽させてほくそ笑んでいるところがある。


    昔、「霊感少女」は珍しい存在だった。
    今は、SNSなどを中心に、そこらじゅうに跋扈する。

    【追記】
    なお、2021年8月現在、もちろん、mRNAワクチンの接種が壮大な人体実験であることを否定するつもりはない。

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  • レジリエンス

    「レジリエンス」という言葉がはやっている。
    一般的には、「回復力」などと訳される。

    「レジリエンス」に必要なのは、両極の肯定。
    そして、二元論を超える工夫をしてみる。

    だから、別に元の状態に回復することではない。
    次の次元に向かっていくことが「レジリエンス」。

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  • ロバート・ルービン取引

    ナシム・ニコラス・タレブの造語。
    もちろん、アメリカの元財務長官ロバート・ルービンを
    やゆしたネーミング。

    過去の収入はちゃっかりそのまま懐に収め、
    何かが吹っ飛んだら不確実のせいにする・・。

    という意味。

    2020年春の緊急事態宣言時、泣きながら訴えている
    飲食店経営者がいた。

    「4店舗もあるんです。家賃を保証してもらわないと・・」(大意)

    私はテレビを見ながら毒づいた。
    「この間まで、俺って4店舗もやっているんだぜー!って
    威張ってたんじゃないかい・・?」

    2021年1月の緊急事態宣言でも、ある飲食店経営者が
    「これが常識だ!」という顔で言う。
    「一律の補助では、私たちのような大きなところは困ります」

    しかし、これは笑えない。
    人間なんて、こんな生き物である。
    私たちもいつ同じような訴えをするかは分からない。
    取ったリスクを誰かに埋め合わせてもらうような
    ひきょうな行為はやめよう。
    その意識がなければ、長期的な成功などあり得ない。

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ヤ行

  • ユーティル

    なんとなく思っていることを数字にすることは、
    かなり有効な方法です。
    例えば、「私の喜びは8くらいです」とか
    「敵よりも50だけ有利」とか・・。

    数字で表せない効用を、相対的な効用の数字にするのが、【ユーティル】です。
    そして、コンサルティングの現場では、
    頻繁に使われている手段です。
    効果が絶大ですから、当然ですね。

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ワ行

  • 分かっている

    「分かってるよ」「分かったよ」というのは変化への抵抗だ。

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  • わたし

    「ボクってさー、こういう男なんだよね~」
    という言葉は普通に使われる。

    しかし、マルクスにすると、こんな言葉はない。
    冷たく、「あんた、何を生産し、いかに生産したの?」
    と問われるだけである。

    私たちは、子どものころ、一人夢想した。
    「ボクってどこから来たんだろう?」
    「人間ってなんだろう?」

    しかし、この無想もマルクスにすれば意味がない。
    ロマンチックではあるけれど、それはそれ。
    「ところで、あんた、何を生産し、いかに生産したの?」
    と問われるだけだ。

    (『週刊 岡本吏郎』753号より)

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