『戦略構築合宿セミナー』
『戦略構築合宿セミナー』は、今考えると画期的なセミナーでした。
2002年3月から2008年6月まで、2泊3日の日程で累計11回。
その11回の冒頭で繰り返し言い放たれた言葉は、
「戦略の基本は、高く売ること。それ以上でも、それ以下でもない」
その一言からスタートしたセミナーは、いきなりマクロの話へと
飛んでいきます。
「まずは、人口減社会を理解しないといけない」
そして、人口減社会のキーワードをたった一つの言葉で言い切ります。
一人あたり付加価値
しかし、このたった一つのキーワードの奥が膨大なのです。
付加価値を上げるためには、次の式を見れば明解です。
付加価値 = 商品あたり限界利益 × 量
そこで、日本の多くの企業は、量ばかりを追うことになりました。
このセミナーがはじめて行われた2002年。
セミナー会場では、「量は追わない。限りなく限界利益を追う」という類の言葉が、
一日中飛び交っていたわけですが、外の世界では相変わらず量ばかりが追われていました。
そして、量を追うことを成長と表現していたように思います。
あれから約20年。
今も相変わらずです。
そして多くの中小企業が苦労をしています。
同じ苦労をするなら、自社の競争力を本質的な意味で高めるべきなのですが、
手っ取り早く広告宣伝をし、量を増やしてきたことの報いです・・。
このセミナーで行われたことは、
現在、『3M』『Dファクトリー』を中心に、より精緻な実践として続けられています。
そういう意味で、すでに内容は大きく更新されています。
戦略は時代背景で大きく変わりますから当然のことです。
現在、『戦略セミナー2020』として、
全8回の新しいシリーズがスタートしています。
第1回目で、K値というアイデアを提示し、コンビニの凋落を予告。
第2回目で、当時融和ムードにあった米朝関係を、ゲーム理論から決裂に近い状況を予告。
第3回目で、当時一世風靡していたウーバーやリフトのビジネスモデルがいかに脆弱かを指摘、
その低迷を予告していました。
ビジネスなどには、ある種の方程式があります。
そして、その方程式から外れれば、一時は順調でも凋落が待ち構えています。
それをじっくりと学んでいただこうという新しいシリーズは、このセミナーとは別のものです。
更新部分もありますが、多くの内容は、このセミナーの内容を知っているという前提で進められています。
過去に開催したセミナー 一覧
セミナー名 | 開催日 | 会場 |
---|---|---|
『圧倒的な競争力の獲得を実現する ビジネスモデル構築セミナー』 【1回目】 | 2002.3.14~16 | エクシブ蓼科 |
『圧倒的な競争力の獲得を実現する ビジネスモデル構築セミナー』 【2回目】 | 2002.7.18~20 | エクシブ軽井沢 |
『圧倒的な競争力の獲得を実現する ビジネスモデル構築セミナー』 【3回目】 | 2002.10.8~10 | エクシブ蓼科 |
『圧倒的な競争力の獲得を実現する ビジネスモデル構築セミナー』 【4回目】 | 2003.1.21~23 | エクシブ軽井沢 |
『圧倒的な競争力の獲得を実現する ビジネスモデル構築セミナー』 【5回目】 | 2003.2.5~7 | エクシブ軽井沢 |
『戦略構築合宿セミナー』 【6回目】 | 2005.1.26~28 | エクシブ軽井沢 |
『戦略構築合宿セミナー』 【7回目】 | 2005.5.17~19 | エクシブ軽井沢 |
『戦略構築合宿セミナー』 【8回目】 | 2005.10.12~14 | エクシブ軽井沢 |
『戦略構築合宿セミナー 2006』 【9回目】 | 2006.7.5~7 | エクシブ軽井沢 |
『戦略構築合宿セミナー 2007』 【10回目】 | 2007.7.4~6 | エクシブ那須白河 |
『戦略構築合宿セミナー 2008』 【11回目】 | 2008.6.17~19 | エクシブ軽井沢 |