【無理に哲学】
自己2009/11/16(月) 04:25
エゴが「私」という思考を支えるには、
その対極の思考である「他者」が必要だ。
(エックハルト・トール)
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・・ということは、エゴがないと
他者もいらん?
強引に、逆にする必要もないですが、
エックハルト・トールは、エゴを敵視しすぎの
感じがあると個人的には思います。
エゴにも大小があるような気もするし・・。
他我問題は、哲学の中心テーマでも
ありますから、
これからは、あまり近寄らないことにしましょう。
「自分自身を知れ」がもしも破滅への処方である場合には、自己を忘れること、自己を誤解すること、自己を小さくし、狭くし、凡庸化することの方が理性の働きそのものだといえるであろう。これを道徳的に言い直してみるなら、隣人愛、すなわち他人と他物のために生きるといった程度のことが、最も堅固な自我性を維持するための保護手段になり得るのである。
フリードリヒ・ニーチェ『この人を見よ』
自己論について、あれこれ考えながら、本をいくつか読んでいたら上記の文章にぶつかってしまい、びっくり箱を開けた様な気分になっております。
見当違いかもしれませんが、「苦痛をかいくぐるような臆病さと、驚くほどの無邪気さで、捉えられた自己論」という感想を持ちました。