【TAROの日記】

2017/01/10(火) 08:34

街が壊れていく・・

久しぶりに地元でお客様周りをやっている。
中には20年ぶりに行くようなところもあって、何もかもが懐かしい。

普段、地元を車で走ることはほとんどない。
月の半分もいないうえに、いても家と事務所の往復だけだから、自然に地元のことは疎くなる。

だから、久しぶりに車でいろいろ廻っていると、その景色の変換に驚く。
新しい道はできているし、1990年代にオープン時だけ一世を風靡したパワーセンターは廃墟に近くなっている。
建物もなくなっていたり、新しくできたり・・・・・。

ただ大きな印象は、「センスの悪い経営者たちに街が破壊されている・・」という気分。
デザインがビジネスの要諦になって久しいが、私のいるような地方都市では、そんなことはどうでもいい・・というか中途半端というか、やっぱりどうでもいい・・というか・・・。そういうものが溢れている。

デザインのミソの一つに、一生懸命素人考えを推し進めると、普通になっちゃう・・というものがあるが、その「普通になっちゃう」にさえ到達していないのだから、恐ろしい。

すでに、ビジネスは普通の人がはじめる・・というような領域にはないわけだが、それを如実に表しているのが街の景色と言っていいだろう。

いずれにしても、あらゆるモノが壊れていく。
いろいろ適当に作ってきてしまった代物は、本来は保全されるべきであった調整区域にも侵入。そして、後は壊れていくだけ。そういう状況に溢れた街は悲しみをおびて私の目に映る。

さて、でも、そういう間にあるということは、実は面白い状況にある・・とも言えるかも?
まー、この”田舎”には無理だと思うが・・。きっと、新しくできた新幹線の駅前もどんどん景色が壊れていくのだと思う。

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