2005/04/17(日) 08:03
『裏。お金の現実』は、『お金の現実』の構成をそのまま使って書いた。
小見出しまでまったく同じ。
正に表と裏を狙った。
当然、まったく同じ構成で別の本を書く事なんて出来ない。
その出来ないことをやろうというのがコンセプト。
その腕立て伏せのような執筆は約2週間で終わった。
しかし、本としての完成度は5%。
同じ構成で書くには無理があるのだ。
そこで、元の構成をなるべく残しながら、小見出しを変えたり、無駄な文章の削除を行う。
コンセプトは間違いなく面白い。
『お金の現実』で言い切ったことの解体と検証。それが本のコンセプト。
あくまでもバラバラ感を出したかったからテイストも著者的には悪くない。
しかし、こういったアグレシブなものを読者はどう思うだろうか?
自分にとってこの『裏・お金の現実』はアンディー・パートリッジの『テイク・アウェイ』というレコードをモチーフしているから納得度があるが、そんなことは著者の勝手。
そこの読者との意識の乖離が不安になる。
そこでテイストを残しながら整理をする。
そして、整理には2週間を要してしまった。
完璧に直すなら少しは簡単だが、テイストを残しながらとなると話は簡単ではない。
4月18日に『お金の現実』が出るというのに、3月末にやっと原稿を提出。
ゲラチェックは4月18日の発売日になりそう。
印刷完了はどんなに急いでも4月末。
一度に4つくらいの仕事をしながらよくやったので、個人的にはよくやったと思うけど、時間は少し遅れてしまった。
でも、そんなこんなで、とりあえず仕事はほぼ終わった。
終わってみると、今回の試みも楽しかった。
「面白いか、面白くないか」が仕事の基準だから、今回の『遊(ゆう)』も満足かな?
後は、本が売れてくれれば言うことナシ。
しかし、思いつき成り行き任せの今回の試みにはD社のWさんにずいぶん迷惑をかけてしまった。
思いつきも一人じゃ出来ないと言うことになると少し考えないといけないかな・・。
こうして、6冊目と7冊目の出版作業は終わった。
ずいぶん課題も残した感じだけど、得るものもたくさんあった。
執筆に並行して現実のビジネスを一つ立ち上げた経験も大きい。
どうも、自分にいろいろなストレッチを課している間に、少し力が付いたかな?
筋肉と一緒で、人間の様々な能力は使わなければ衰える。
だから、実行する分野が増えてくると大変だ。
それでも、ビジネスの現場筋力も、執筆筋力も、戦略筋力も落としたくはない。(でも、最近、遊びの筋力は明らかに落ち始めてる・・。くやしいけれど仕方ない・・)
それぞれは関連し合いながらも別の筋力。
その筋力に絶えずストレッチをかけていくことは重要。
だから、今だに、何も終わってはいない。
ただ、一つの腕立て伏せが終わっただけ。
さて、次のトレーニングにでも入りましょうか・・。
追記
いつも、ありがとうございます。
明日から『お金の現実』は2週間のキャンペーン。『裏・お金の現実』はホームページにて予約販売を開始します。
本を書いた後のもう一つの楽しみは、キャンペーンです。
順位はどうでもよいのですが、読者の方々と一体感が得られるのはとても楽しいです。
「まったく、バカなことにいつもお付き合いいただいているな・・」と思っている部分もありますが、祭りはおバカでなければ祭りではありません。
そんな祭りにお付き合いいただけたら、とてもうれしいです。
今回も最後まで、たわいのない独り言にお付き合いいただき本当にありがとうございました。感謝!!
昨日、紀伊国屋で購入。フォトリー無しで読了。
モネタのことは、知らなかったです。いい勉強になりました。
あとがきの和尚の言葉にグッときました。
そういえば、紀伊国屋での分類は思想哲学。
?・・・・・・!なるほどと思いました。
稚拙な感想ですいません。
なぜお金持ちと貧乏人の生きる姿勢は違うのか?
財布の中身や身だしなみは多少違いますが決定的な違いがわかりませんでした。
お金の現実読ませていただきました。
謎が解けたような気がしました。
「持っている」という安心感と「いつでも増やせる」という自信のあらわれが
出来事に対して余裕を示せ、姿勢の違いになるのでは
裏ボンも楽しみにしています
はじめまして。
『凡人が勝つ世界 12のお金の現実』について質問です。
なんで、「12の?」とつけたのですか?
体系的なものに注意したほうがいい、本の中でも「7つの?」のような表現はしたくなかった(でも商業出版だから…)と書かれていたと思ったのですが。
CDの中身についてあまりかかれていませんが、興味を引かれていることは確かです。
お祭りに参加するつもりです。