日: 2014年7月18日
【TAROの日記】

2014/07/18(金) 09:14

消費が堅調・・・という記事

消費が堅調・・・という記事に違和感を覚える。

今の日本で本当に消費は堅調でいいのか?と単純に思えてしまうのだ。
あの神武景気を失速させた金融引締めは、スエズ動乱がきっかけだった。
エネルギー価格の高騰とそれに伴う輸入超過による外貨不足を恐れてのものだったと記憶している。

当時とは違い、今は外貨保有高は潤沢だ。
エネルギーが高騰しても、すぐにどうということはない。
しかし、山岳地帯などを除けばオランダ並みの国土しかない日本。その日本にはオランダの約7倍の人が住んでいる。
ある面、商売をするには効率のよい環境にあるわけだけれど、この人口分のエネルギー消費を抱えながら、今の日本が安泰に行くには、いろいろ不具合があると思えて当然ではないだろうか?

だから、石橋湛山内閣時代の金融引締めの時と同じような発想が私には浮かんでしまう。
もちろん、当時の考え方が正しかったとは思えない(当時も議論になった)。
しかし、今度はどうかもわからない。

だからこういう時は単純に考えたい。
輸出が失速している状況下で、狭い国土の1億2000万人は今までと同じ消費習慣で生きていけるのか?

経済成長の重要性は了解している。
しかし、エネルギーという軛は気になるところだ。
私には、日本人全員が、1953年の炭鉱の人達に思えてならない。

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