カテゴリー: TAROの日記
【TAROの日記】

2018/02/27(火) 08:46

1億円

新記録を出して、1億円。
誰もが「それは、ちょっと多いんじゃない?」って思うだろう。

まー、金額はいい。
我々素人は、相場もわからないし、努力の価値も見積もれない。

でも、仕事柄のせいもあるけど、直感的に思ってしまう。
「この人、大丈夫かな~?」

仕事では、1億円なんてそれほどのお金ではない(大きいけど・・)。
でも、生活の1億円は大金だ。
そして、そんな金額に縁のない人が、それを突然手にすると余程じゃないとやられる。
イケイケドンドン時代の日本は、農家などの土地をたくさん買収して、道を作った。
お金は大量にばらまいて不幸な人を作った。
私の脳裏には、そんな不幸な人たちの顔が何人か浮かぶ。

もちろん、誰もがそうなるわけではない。
なる人は、絵に描いたように不幸になるし、ならない人は何も変わらない。
そして、その差がどういうものかは、それなりにわかっているつもりだ。

今回の人がどっちかはわからない。
だいたい、そんなことを考えるのは余計なお世話。
だから、以後考えるのはやめる。

この間、私に「○○円まで、個人の貯金が貯まりました」と報告に来た人がいた。
うれしそうだった。
本当に、がんばっていると思う。
ジワジワと進む。才能がない者にはこれが一番。そして、ジワジワの数字は底堅くて強い。
でも、きっと才能のある者も同様だ。
1億円の人は、才能の人なのか、努力の人なのか、両方の人なのかはわからない。でも、同じだ。ジワジワがいい。

ところで、税金である。
きっと手取りが振り込まれて、びっくりして、その後、申告でびっくりして、更に地方税の納付書が来て死ぬんだろうな・・。

使いすぎには注意しましょう(これにて、余計なお世話終わり)

 

【TAROの日記】

2018/02/26(月) 08:57

ボードゲーム

ボードゲームが流行っているらしい・・・・・・。

我が家では、子どもたちが小さい頃、大晦日にボードゲームをやることが掟になっていた。
そのため、年末に向けてボードゲームを探すのが私の仕事。10月くらいから探索を開始し、”とっておき”を購入する・・という時間を10年以上過ごした。
何と言っても、年末の行事なので、ハズレられない。
経験を積んだ家族に、「面白い」と言わせるのは、結構大変だった。

昨年の年末は、子どもたちが大量のボードゲームを押入れから出してきて、あーでもない、こーでもない・・とやっていた。そして、懐かしのボードゲームをみんなでやることとなった。とても懐かしい時間だった。

その理由を、今日のNHKのニュースで了解した。
テレビを見ていて思った。
「私みたいな親がそれなりにいて、そういう親から育てられた子どもたちが流行らせている・・?」

本当の理由はわからないけれど、それも一因のような気がする。
世間が、ボードゲームなんて相手にしない頃から、ネット上には、ボードゲームの情報がそれなりにあった。まだネット初期の頃だったから、情報は限定されていたが、その分濃厚だったと記憶している(完全に、パソコン通信の延長でしたね)。

そうしたコアな情報を参考に、ゲームを探すものの入手不能のものが多かった。
でも、限られた情報や品揃えからでも、根性で選択していると、まずハズれることはない。結構、シンプルだけど面白いゲームがあった(逆に、複雑なのは、微妙なんものもあった)。

ゲームそのものをしたいとは、あまり思わないけど、ゲーム探索はやりたいなーという気分が湧く。今考えてみると、子どもたちが小さかった頃のあの十数年は、とても貴重な期間だったんだなーと今は思う。

なんてったって、探索というのは、面白いのだ。
そういうわけで、今も、探索は続く。
現在は、空間系ツールの探索に旅立とうとしている直前。情報収集にイザ出陣と思いながら、忙しくて何もできないでいる状況。それでも、人生は探索なので、やらないではいられない。仕事の優先順位なんて、本来、探索より低いべきだと思うね。

 

 

 

【TAROの日記】

2018/02/13(火) 08:52

第三勢力

精進料理の良い店があると聞いて行ってみる。

小さな自宅の一部屋を開放して、趣味でやっているらしい。
お香と3年番茶の匂いが好感度を高める。

おいしい料理を食べて、全部で1000円。
お客は、私たちしか居なかったが、そのうち2組が入ってくる。一組は常連のようだった。
おそらく、私たちもこれから常連になる。

例のラーメン屋もそうだが、商売よりも品質を優先した小さな店は良い。そんなこと言うまでもないのだが、最近チラチラとそんな店が目立ち始めた。

料理は素人がコストを無視して作ったものが一番。もちろん、全盛期のすきやばし次郎のような寿司は素人に無理だが、素人のコスト無視料理にかなう料理なんてそんなにない。

料理の第三勢力は大して儲からないが、一定の常連客を掴み息の長い商売になるだろう。地方の名店が後継者のないまま閉店に追い込まれている悲しい流れの中で、希望の持てるお話だ。

さらに、この手の店の潜在力。これからの日本市場で無視のできない潜在力がある(と私は思っている)。
こうした店の向こうに新しい市場が見える。

【TAROの日記】

2018/02/09(金) 08:52

ここはどこ? 今日は何日?

自分のいる位置がわからなくなる・・というのは恐怖だ。
私は、地図好きのせいもあって、そういう場合の恐怖感はより大きいかもしれない。

山登りがほぼ生活の一部だった頃、自分の位置を見失うなんて考えられなかった。山の遭難には、純粋な遭難のほかに、単なる迷子というのも多くて、それら全部を”遭難”と表現することに、若いころはとても抵抗があったことを思い出す。

でぇ、現在、私は遭難一歩手前かもしれない。
今年に入ってから、今までにない次元で仕事が大量に降ってきて、一時は「もう無理」と思った瞬間もあった。

今は、その”はざま”でじっと耐えている感じ。
大きく深呼吸して、優先順位を確認。余計なことを考えている暇があったら、とにかくこなす・・という態度で次々といろんな仕事に取り組んでいる。

もちろん、このブログなど書いている場合ではないけれど、あまりにもずっと書いていなかったので、一言グチでも書いておこうと思って、それを実行している。

さて、洗面器に顔を突っ込みますか・・。
今度はいつ顔をあげられることやら。

【TAROの日記】

2018/01/19(金) 08:57

駅から7分

今朝、新聞に載っていたマンションの広告。
「駅から7分」が気になった。
そして、「無理だろうなー」と思った。
さらに、駅までの徒歩には、経験しないとわからない不快も伴う。

場所は悪くない。
好きな場所だ。それに○○もある。

買おうと思いついた人は現地に行って何を見るのだろうか?
マンションそのものは当然として、後はその周辺をちょっと・・。
それだけ見たら、もう疲れちゃうから、後はいい加減なものだろう。
それに心が購入に動いていれば、何を見ても良き解釈にしかならない。

よく考えてみると、不動産の購入って大変だ。
人気の物件ならば、決断も急がねばならない。
でも、住む場所である。安易には決められない。
隠れた条件が大量に潜むうえに、隣の人は選択できない。

ぶっちゃけ運である。

ビジネスで物件を借りるときには、周辺を聞いて歩く。基本だ。
お店のおばちゃんなどに、「隣ってどんな感じです?」って聞きまわる感じ。
上記の物件であれば、朝の通勤時間に駅まで行ってみるのは必須で、そんなことが大量。

そんなことを書いていると、今私が住んでいる村を決めるときに、いろんなことやったのを思い出す。そういえば、村中を案内してくれた役場の人はお元気だろうか?

家選びは暇でないとできない(・・というかあらゆることがそうだ)。
だから、もし住む場所の優先順位が高いのであれば、おそらくナニカを犠牲にしないといけないと思う。実際、私は当時そうした(大変だった・・)。

とりあえず、駅から7分は半分嘘だよ。
相当歩くのが早い私が言うんだから間違いない。
どうして、「半分嘘」なのかは、朝6時と朝7~8時と夜12時頃歩いてみればわかります。
もしかしたら、条件が整っていても無理の可能性もあるので、「半分嘘」どころか、「嘘」の可能性もあります。

この物件が気になっている人、がんばれー。

【TAROの日記】

2018/01/18(木) 08:46

大卒内定率86%

14%の人たちのことが気になる・・。
テレビや新聞の報道をどんな気持ちで聞いているのだろうか?

自分の就職活動中を思い出してみると、このような内定率発表の記憶はない。
そりゃ、当たり前だ。私は就職も決まりヌクヌクと遊び呆けていた。
でも、内定が出ていなければ、こういったニュースは嫌でも聞こえてきそうである。

ところで、内定が決まらない14%の人たちってどんな人たちなのだろう?
ハナから就職する気がない人は分母に入っていないだろうから、やっぱり就職する気はあるはずだ。そして、イメージしてみると、ステレオタイプの姿が浮かんでしまう。あまり良い印象ではない。でも、私が該当者の親ならどうだろうか?

・・・・・などとモンモンと考えてしまった。

しかし、56年間も生きると、86%が決して勝ち組とは言えないことを知っている。むしろ、気の毒に思う。
それに気づき、脱出を図る者もいるだろうが、その全員が良い思いができるわけでもない。

日本がダメになってしまったのは、政治のせいもあるけれど、それ以上に企業の責任が大きい。私は、大手のサラリーマンと話すと、よくそんなことを思う。
確かに、その存在は大きく、組織力も凄いとは思うが、そういうところに所属する人たちが吐く“言葉たち”には、とてもとても違和感を感じている。寝言を言っているのか?と思うこともシバシバ。

そういえば、この間、大学院に入学した友人(中小企業経営者)が言っていた。
彼は、授業中に某大手サラリーマンの寝ぼけた発言に怒りを覚え、持っていた本を投げつけて、「ふざけるな~」と興奮して言ってしまったらしい(ちなみに、こういう行動を起こした人は他にもいる)。

まー、そんなもののようです。

余計なお世話かもしれないけど、
14%、がんばれー!

【TAROの日記】

2018/01/15(月) 08:57

バランスという冗談で、アンバランスを笑う

今日が、新潟のオフィスでの実質の仕事始めだ。
4日に出勤して以来の久しぶりの新潟オフィス。いつの間にか、1月も半分過ぎてしまった。

あまり特別なことが好きではない身としては、毎日、淡々と退屈な日々が続くことを望んでいるけれど、現実は真逆。やることだらけだというのに困ったものだ。

野村萬斎の『マクベス』が、能のシテとワキの構造を使って、マクベスの本心とunfinishedを描いたように、私の本音も、特別なことが好きで好きでたまらないのだろう。

でも、萬斎『マクベス』に従うと、黄泉の国から蘇る私は、毎日、淡々と退屈な日々を過ごすのかもしれない。
そしたら、ギターはもっとうまくなるんだろうなーと呑気に思いつつ、それは悪くないと思う。

バランスなんて言葉は、冗談でしかないので、私たちの人生は振れる。振れまくる。それはそれでいい。問題は、どう振れるかで、トレードオフな人生を、いかに、満足して生きるかで、結局は、優先順位ってことになるけれど、そのことに関しても、結局は半分は冗談でしかなくて、私たちは、トレードオフな人生を、ある程度トレードオフしないで生きるのが正解なのだろう。

まー、そう考えると、今の状態でいいのかな?

この文章の書き出しで、一瞬、引退も考えたけど、それは、もっともっと冗談な話だな・・。

【TAROの日記】

2017/12/28(木) 08:50

もう一回回りたい!!

メリーゴーランドに代表される回転ものは、ゴールが近づくと、「もう一周!!」と叫びたくなる。
子供の頃は、みんなそうしていたと思うし、大人になった今でもそう思う。

「一年早いねー」という言葉には、人それぞれにいろんな意味を包含しているはずだけれど、私の「1年早いねー」は、子供の頃のそんな気分が一番大きい。

もう一回回りたい!!

別に、やり残したことがあるわけじゃない。まったく同じことを繰り返すのでもいい。とにかく、もう一回回りたい。

おそらく、来年も同じことを思うだろうし、今までもそうだった。
そして、そう思える一年だったならば、「まー、いっかなー」とも思う。

回転木馬も、メリーゴーランドも、そして人生も・・。
乗ってみたらとても短い。
そして、人生は、お金を出しても、もう一回乗れない。

地球は回り続けているというのに、ずっと乗っていられない。
子供の頃のデパートの屋上の景色と一緒だ。

今年も大変お世話になりました。
もう一回回れないので、次に行きましょう!
きっと、来年も面白いですよ。
そして、もっと面白くしましょう。
来年もよろしくお願いいたします。

岡本 吏郎

 

 

 

【TAROの日記】

2017/12/26(火) 08:50

税理士資格

当社のスタッフ二人が新たに税理士の資格を取得した。

資格と実力はまったく関係ないので、私は税理士資格の取得に重きを置いてこなかった。

しかし、税理士の資格の価値が落ちれば落ちるほどに、逆に、資格がないと仕事がやりずらくなってきているのだから皮肉だ。
さらに、価値はどんどん落ちるのに、試験の方はどんどん難しくなってきているのだから、大変だ。
そこには、現代人の置かれている矛盾が象徴的に佇んでいるようで笑える。

また、事業承継も考えねばならない。
現在、エーアンドパートナーズの持ち株のほとんどは私が所有しているが、これを彼らに分けてあげようと思っても、資格のない者には分けてあげることもできない。
仕事と資格の関係なんてどうでもいいが、株の問題は重大だ。

まー、そういうわけで、改めて、二人には「おめでとう」と言おう。
みんな、そこらの税理士よりも数倍仕事ができる。私が、税理士事務所をみんなに預けておけるのも、その実力のおかげだ。だから、資格なんてどうでもいいとは思う。

それでも、ないよりあったほいがいい。そして、ほんの少しだけど見えるものも変わってくるはずだ。
また、逆に、責任も増える。何も変わらないようでいて世間の見方は少し変わる。だから、誰もつまらない仕事を許してはくれなくなる。

 

世界はどんどん複雑になっているのに、人の気持ちは全然変わらない。
特に、企業経営と企業会計に関する経営者の気分って、目を覆いたくなるくらいに、いつも一緒で、それは救いようのないものが多い。

でも、優れた経営者もいる。
そして、私たちは、そうした方々とのご縁で仕事ができる恵まれた環境にある。
その代わり、素人相手に適当なこと言って威張っている・・という世間によくある型は許されない。
私たちは、死ぬまでラットレースを繰り返すしかない。でも、私は素敵なラットレースだと思っている。それは走る人次第だ。

【TAROの日記】

2017/12/08(金) 08:57

ブランドもの

同じ日本に住みながら、入らない情報はまったく入らない・・ってことに関しては、いつも勝手に感心している。

私は、小学校5年生から6年生にかけて一瞬歌謡曲に目覚めたことがある。ほんの2ヶ月ほどのことだったと思うが、アグネス・チャンや麻丘めぐみの曲をエアチェックして聞いていた。『明星』とかもワクワクして本屋に買いに行った。

しかし、そもそも、そういうのを聞く質ではなかったらしく、それ以後、実に、驚くほどに流行歌に疎い。

そのため、私の青春時代を対象にした懐メロ番組がテレビから流れていると別の国のことのように思えて笑える。「この曲は、1978年に第一位で・・」みたいな話が架空の話にしか聞こえなくて、ある種のSFの世界にいる気分になる(私は本当にこの国に住んでいたのだろうか?)。

そして、そういうサイレント・マイノリティーな私は、ブランドにも疎い。実に、驚くほどに疎い。

そんな男が時々ブランドものをプレゼントされることがある。いわゆる猫に小判であるが、ありがたいことである。
今年の誕生日もそうだった。どういうわけかブランドものをいろいろいただいた。猫に小判すぎて申し訳なくなるのだけど、中には確信犯的に、嫌味を込めてプレゼントをしてくれる人もいる。私のブランド無知とブランド嫌いをもて遊んで楽しむという趣旨のようだ。

そんなことで、わけのわからないデザインのジャケットをもらった。超有名ブランドらしい。
まー、それはどうでもいいんだけど、デザインが恥ずかしい。しかし、高級だけあって着やすい。癖になる。そんなわけで、毎日着ていたりする。そして、そのうち恥ずかしいデザインにも慣れてきた・・。

そんな私は、このジャケットを着ながらスタッフに言った。
「これ生地がサイコーだー。この恥ずかしいデザインじゃないのが欲しいなー」

するとスタッフの一人が答えた。
「社長、何言ってるんですか。このジャケットいくらすると思っているんですか、○○万円くらいですよ」

私は、ぶっ飛んだ。
高級ブランドってことだから、それなりとは思っていたけれど、モンゴルでブレーンバスター3連発くらいの衝撃だ!!

そして、この事実を知って以後、この変なデザインが急に良いデザインに見えてきた。ミシュラン2つ星には騙されないが、さすがにこの値段を聞いてしまうと、オシャレの最先端に思えてくる(何言ってるんですか、最先端なんですよ!)。

まー、そんなわけで、今では相棒みたいなものになっている。
外でも、家でも、布団の中でも、どこへでも・・・・・・・。

これにて、ブランド名を一つ覚えた。そして、こんなの着ている人が世の中にいる事実を知った(おかげさまで、社会勉強になっています・・・)。
さらに、自分もちょっとそれに馴染んできた。これって、中学生の時に初めてロキシーを聞いて全然わからなかった感じと似てるかも・・?

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