【無理に哲学】
意識的で無意識的2009/09/11(金) 04:31
では、ジョージ・マーティンという
職人の言葉で締めくくりましょう。
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ボーイズが、「これまでと違ったもの」
を求めたことで、
彼らは、意識的にも無意識的にも
「商業的なもの」から逸脱することに
なったのです。
(ジョージ・マーティン)
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”意識的”に、”無意識的”が味方をすれば
そりゃ、無敵です。
そして、
ビートルズはそれをやっていた。
それは、4人の発言からも明かです。
彼らがアクセスしていたところは、どこなのか?
月並みには、”A・フィールド”という言葉が
浮かんだりしますが、
あの頃の彼らには、そのアクセス権が与えら
れていた・・というわけです。
あの頃というのは、
だいたい、リボルバー期からサージェントペパー期。
その後もホワイトアルバム、アビーロードという
名盤を生み出しますが、この頃がチームの創作
としては、ピークだったでしょう。
あの頃の音楽がどうして今の音楽よりも魅力的なのかは、
単に、私たちの音楽体験が増えてしまったことも要因ですが
それ以上に、空気の封入がうまかったのでしょう。
彼らのこの頃の仕事は、
クリエイティブ世紀と言われる時代の理想型なのかもしれません。
2009年のデジタル・リマスターの意味を、そんなところに
置いておこうと思います(個人的には・・)。
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