【無理に哲学】

2009/09/11(金) 04:31

意識的で無意識的

では、ジョージ・マーティンという
職人の言葉で締めくくりましょう。

***************
ボーイズが、「これまでと違ったもの」
を求めたことで、

彼らは、意識的にも無意識的にも

「商業的なもの」から逸脱することに
なったのです。

      (ジョージ・マーティン)
***************

”意識的”に、”無意識的”が味方をすれば
そりゃ、無敵です。

そして、
ビートルズはそれをやっていた。

それは、4人の発言からも明かです。

彼らがアクセスしていたところは、どこなのか?

月並みには、”A・フィールド”という言葉が
浮かんだりしますが、

あの頃の彼らには、そのアクセス権が与えら
れていた・・というわけです。

あの頃というのは、
だいたい、リボルバー期からサージェントペパー期。

その後もホワイトアルバム、アビーロードという
名盤を生み出しますが、この頃がチームの創作
としては、ピークだったでしょう。

あの頃の音楽がどうして今の音楽よりも魅力的なのかは、
単に、私たちの音楽体験が増えてしまったことも要因ですが
それ以上に、空気の封入がうまかったのでしょう。

彼らのこの頃の仕事は、
クリエイティブ世紀と言われる時代の理想型なのかもしれません。

2009年のデジタル・リマスターの意味を、そんなところに
置いておこうと思います(個人的には・・)。

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