日: 2011年2月24日
【TAROの日記】

2011/02/24(木) 08:32

何とも言えなくなった。

20年ぶりに、『ポンヌフの恋人』を見て、
何とも言えない気分になった。

20年ぶり・・というところで、まずは何とも言えなくなり、
あの映像に、何とも言えなくなり、
レオス・カラックスが、目の前に、ドン!と提示した物語に、何とも言えなくなった。

もちろん、この「何とも言えなくなった」は、誉め言葉。
この「何とも言えなくなった」な気分が好きだ。

ところで、世の中の人様の行いを見ていると、
時々、何とも言えなくなる時がある。

もちろん、この「何とも言えなくなった」は、最悪の嫌悪感。

感動すると、言葉が余計になる。
言葉にするのが、もったいない。

ところが、嫌悪しても、言葉が余計になる。
それは、投影がはじまりそうに感じるからなのか?
言葉を口にした瞬間、お腹から別のことも出てきそうで防衛するからなのか?

良い物だけを、何とも言えなくなって、心に貯めておければいいのにね・・。
しかし、現代社会は、嫌悪感の「何とも言えなくなった」の方が圧倒的に多いからな~。

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