【TAROの日記】

2014/11/10(月) 08:30

設備産業と日本国

星のや京都に泊まった。

昨年泊まった星のや軽井沢では、食事が私たちの舌に合わず、世の中で静かに流布する「星のやで食事はしてはいけない」というルールを知ることになったが、京都の宿は食事が申し分なかった。

さらにスタッフも悪くなかった。
これも軽井沢では、雑誌などで社員教育について熱弁している社長さんの言とは真逆だったので、意外だったりした(一回の経験とは恐ろしや!)

しかし、一人約10万円。
んー・・・・・・という金額である。
それなりに満足したが2度目はない。

星のや施設は3度目。
今回は満足したけれど、お値段が高い。
軽井沢は設備は素晴らしいけど、ソフトがまったく追いつかず、北海道の買収施設は問題外だった。

私には、前宣伝とのギャップを感じる。
「あそこで、お金を払うなら、もっと安くて良いサービスの宿はある」という言葉もよく聞く。

設備産業は基本的に借金を返さないモデルだ。
売上が上がり、利益が上がる。その上昇モデルにお金は出される。

あくまでも予測だが、この企業はアナウンス効果を十分に利用しているように見える。
おそらく財務諸表はそれほどよくない。それを維持するのに、期待を使っているのではないか?

今回、京都に泊まって、そう思った。
巨人企業と思うので実名を上げて好きなことを言っているけれど、星のやがそうではないとしても、そういう企業は多い。

・・・とこのことを考えると日本国のことが浮かぶ。
日本も借金は最早返せない。
これも借金を返さないモデルだ。
だから、GDPの成長が絶対に必要で、そのために成長戦略が叫ばれている。

しかし、これがどうにもうまく動かない。
アナウンス効果にも限界があるから、実態を動かさないといけないのだけれど、どうなっているのか?

同じことを、星のやにも感じた。
お金を引っ張るためのアナウンス。それはいい。しかし、実態が伴っているのか?
非常にコストの高い、ちょっと良いサービスでは、限界が来る。

成長戦略を叫ぶのは簡単だ。
企業の夢を語るのも同様だ。

しかし、それだけで終わるならば、ウシジマ君の登場人物たちと何も変わらない。

この感想を備忘記録にして、これからの時の経過を見ていこうと思う。

「設備産業と日本国」へのコメント(1件)
  1. 宿の良し悪しは非常に難しいと思う・・・と思うのは私だけだろうか?
    世界には別に飯なんかまずくても、主の好き勝手にやっている宿を見て感動する客もいるし(私のこと)サービスが良すぎて居心地を悪くする客もいる(私のこと)。
    しかしそれにしても、現実がたいしたことがないのに、何でTVでは星のやばかり取り上げられるのだろうかね????

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