【苦しめTAROお仕事LIVE】

2015/01/20(火) 08:32

存続

1階のラーメン屋のおじさんが朝から入り口のドアを直していた。
しかし、ネジ山が壊れていて直せない・・とぼやいている。

考えてみると、この事務所が建築中に引っ越しを決めて12年。
お互いに、事務所ができてから今日まで無事にいるわけで、建物もいろいろ壊れてくるようだ。

この建物には当初4社が入居。数年後にもう1社が加わった。
お互いの業績はわからないけれど、今日まで無事に来れたのはなによりだ。
一緒にお酒を飲む機会もないけれど、一回くらいお祝いをしてもいいのかもしれない・・。

こうした田舎ではスタートアップ企業の存続はとても難しい。
インターネットが現れて、前よりは多少マシになったけれど基本的には変わらない。
したがって、ずっと存続している企業はそれだけで貴重だ。

ただし田舎で事業をうまくやるというのは一つの王道だ。
田舎では旅人ビジネスはできない。
市場にオプションが多いからだ。
もちろん、都会の方がオプションは多い。しかし、旅人も多い。だから、旅人を市場にできる。そして、旅人にはオプションという概念がない。
ところが、田舎では誰もがオプションを持っている。旅人ではないのだから、当たり前だ。
つまり、オプション率(?)が高いのである。
そして、ネットのせいでそれはさらに大きくなった。

だから、田舎の存続企業には、優良な会社が多いのではないかと思う。
知識不足の経営者が多いで、バランスの悪さは目立つが、潜在力はあると思う。

要は、お山の大将にならないことかもしれない。
生まれ変わりというアイデンティーが唯一の存続条件だから、一般的な田舎経営者は、存続の基礎力を持ちつつも致命的な欠陥も持っていると言えるかもしれない。まー、世の中、どこでも、そんな矛盾のてんこ盛りだから、今更言うことでもないか・・。

とにかく、この建物にいる5社が今もがんばっているのはうれしい。
引っ越すところもあるかもしれないけど、これからも頑張って行きたいよね。

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