日: 2017年4月28日
【TAROの日記】

2017/04/28(金) 08:51

「神経の太さにあきれるほかない」って言うことに、あきれる・・

その表現は、昨日の日経新聞1面『春秋』で見た。              「神経の太さにあきれるほかない」                      ナントカという復興相が「まだ、東北で、あっちでよかった」と言ったというあの騒ぎに対するコメントだ。

この発言、政治家としては問題だろう。あってはならないことは私でもわかる。しかし、一人の人間として考えたら、こう考えるのが普通だ。東北の人たちには申し訳ないが、新潟でなくてよかったと私は思う。

「こういう発言が口について出るのは、かねてからそう思っているからだ」という新聞の文章を読むと無性に腹が立つ。「お前は、聖人かよ!」って言いたい。私はただの凡人だから、かねてからそう思う。当然ではないか。そして、それは大臣でもそうだろう。発言をしてしまったこの人間はダメすぎるが、そのことと新聞の言っていることは別である。

マスコミの言う程度のことに、とやかく言うのはかっこ悪いが、こいつらのこうした聖人みたいな態度、無神経が一番気に入らない。おそらく、日経新聞以外のマスコミもこんな調子なのだろう。

私は仕事をしていて、いつも自信がない。もちろん、まったく自信がなかったら仕事なんでできない。でも、何が起こるかわからないのが仕事だから、いつも小動物のように観察を続ける。つねい自分の行動を疑ってかかっている。「正しい手」が常に打てるとは限らないと思っているからだ。

『春秋』の発言の主にそれはない。そして、自分は完璧だと思っているのだ。ほんのちょとでも「自分の所でなくてよかった」と思わなかったのだ。だって、この執筆者は「こういう発言が口について出るのは、かねてからそう思っているからだ」って言っているから間違いない。

あんた達みたいな聖人だらけになれば、世の中は良くなるんだろうな。でも、ごめんね、一般人の心はそんなにきれいじゃない。その現実をちゃんと見て論評できれば、もっと良い聖人になれるぞ、きっと(笑)。あんな人達が、「こういう発言が口について出るのは、かねてからそう思っているから」なのは承知したが、オレは、経験上そういう奴を信じないことにしている。

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