【苦しめTAROお仕事LIVE】
飲み会で2014/06/10(火) 08:31
会社の飲み会で、スタッフに言われる。
「今回の本は、難しいですよー」
そうかな~?と思う。
あれ以上易しくしちゃうなんて、ありえんな~とつぶやきつつ、10年前を思い出した。
10年前の処女作は、読者の想定をかなり落として書いた。
今回の本では、読者の想定をどこに置くかで一日ほど考えた。
一応処女作の改定も狙っているから、あまり離れた読者像で書くのはうまくないかな?と思ったからだ。
それで、処女作を開いて見た。
書いてから初めて開いたと思う。
そして、思った。
「あまりにも読者をバカにしていないか・・・」
こんなに読者の想定を落とすのはあり得ないことだ。
時代の雰囲気もあって、これを選んだけれど、当時もだいぶ悩んだことを思い出した。
「わかりやすさ」ということが言われる。
ある程度は正しいと思う。
しかし、落としすぎるのは違うだろう・・・と思う。
ニーチェは、「これ全然わからないだろー」という気分で本を書いた。
彼の狙いは、価値転換。すごい挑戦だと思う。
読者の想定はあっていいが、合わせてしまったらおしまいだと思う。
4度の連続で音程が上がっていく流行歌みたいに見た目だけを追いかけても仕方がない。
そんなわけで、スタッフに言った。
「別に、本など書く必要もないのだから、これ以上に品質を落とすくらいなら、本など書かんでいい」
「俺は、書くより、先哲の智慧を拝ませていただくほうが好きだ」
一応、今回は、私なりの分子分母論を狙ったのはそこら辺の気分がある・・。
本のソムリエ?土井英司さんから高評価されてますよ!
http://eliesbook.co.jp/review/2014/06/『長く稼ぐ会社だけがやっている「あたりまえ」/
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