日: 2015年7月16日
【苦しめTAROお仕事LIVE】

2015/07/16(木) 08:33

過剰

モンゴルから帰ってきて、じっくり考えたい衝動がふつふつと上がってくる。

・・・が、その後のおかたずけや来週からのフジロック参戦などで、バタバタしている。
疲れもあって少しゆっくりもしたいのだけど、それさえできない。だから、じっくり考えるなんて不可能だ。
そういえば、8月発売の本の最終ゲラも今日到着らしい(あー、見たくない・・)。

ゲラといえば、今回出る本の出版社の編集者はいい。
現在二人目だが、私が昔からイメージしてた編集者は、こういう人たちだ。

具体的に褒めると、他社の編集者批判につながるのでやめておくけれど、一つだけ褒めておくと、しつこいのがいい。

とにかく、しつこい。
こっちは他にも大量の仕事があるから、そのしつこさにめげる時もあるけれど、しつこい仕事はいい。

最近は、悪い意味でのいい加減な仕事が多い。
特に、編集者関係の仕事周りにはそれを大きく感じていた。
不足と過剰は、どちらも問題があるが、丁度いいというのは幻想だからどちらかに隔たるしかない。

そして、子育ては不足気味、仕事は圧倒的に過剰がいい。過剰で失敗しても経験が残る。
しかし、最近は、淡白な仕事が目につく。目の前の結果ばかりを追いかけているからだろう。

一つの仕事が終わったら、何かが残る・・・という価値は、大量処理という概念の仕事の中で消えていく。
量稽古という言葉があるが、その言葉の可動範囲は微妙なものがある。

・・・・・・・、本日、そのしつこい人の仕事が疲れている私を追いかけてくる。
でも、そんなことの繰り返しだったから、いい塩梅で当事者たちのエネルギーが封印された本になったと思う。
ちょっとむずかしい本になってしまったけれど、エネルギー充填度は高い。まさに、本(=宇宙、根源)になったと思う。

どうも今年はいい年だ。
人生で一番忙しい年だけど、いい。
過剰こそが人生だ。

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