【TAROの日記】

2016/09/09(金) 09:18

回路

今日もdifferent pronunciation のお話。
どうも、この件について私の心は強くフックしてしまったみたいだ。

本日は、セロニアス・モンク。
最初聞いた時「ロニアス・モンク・・・」と聞こえた。
私は間抜けにも「セは発音しないんだ・・」と思った。

しかし2度目に聞くと「セ(th)ロニアス・モンク」。
最初は、Thの音が聞こえなかったようだ。

最近、こういうことがよくある。
1度目は、なんだか全然知らない単語に聞こえるけれど、2度目はちゃんと聞こえる。
例えば、camel(ラクダ)という単語を聞いた時、最初は、「アーメル」と聞こえた。
「what does アーメル means?」と聞こ返すと、相手が、「アーメル?・・・what?・・・camel?」と反応。
この2度目は、「キャメル」と聞こえる。
そして、その後はちゃんと聞こえる。
それは、なかった回路が、突如できたみたいな感じ。
セロニアス・モンクも今では「ロニアス・モンク」と聞こえたことが不思議だ。

回路というのはできてしまうと、なかった時の体験がわからなくなる。
これは英語のhearingに限らない。
何もかもがそうだ・・。

仕事も、それぞれの回路の開き具合で決まる。
何が見えるか、何が聞こえるか、何を良いと思うか、何を恥ずかしいと思うか。まー、そんなものが重なっていく。それで成立する。

上記英語のお話は、回路が2度目で開いたお話になっているけれど、通常は2度目くらいじゃ開かない。
だから、人は何度でも同じことを言われ続けることがオチになっている。
前にロクでもないことがインストールされていると、それを抜くのも用意じゃないからなおさらで、ネット以後、ロクでもないことのインストールの機会は事欠かない。

以前、ギターの初心者がネット上の情報を見て、Amペンタトニックを使ったフレーズを持ってきた。
そして、「これをやりたいので、やってみてください」と言ってきた。
私は、「今の段階でこんなの弾くと、変な癖ついて下手になるよ」と言った。
私のこの言葉を、その人がわかったのは最近のことである。あれから3年くらい経ったような・・。

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