日: 2016年11月29日
【TAROの日記】

2016/11/29(火) 08:37

ミシュラン2つ星に怒る!!

昔、「旨いものを食う会」というのをやっていた。
二ヶ月に一度ほど、旨い店でバカ話をして食す。楽しい会だった。
この会は、『Dファクトリー』がはじまった頃、自然消滅をする。
旨いものを食うことが、『Dファクトリー』の懇親会で行われるようになったためだ。

しかし、『Dファクトリー』は5チーム+αをかかえ、毎月やっているのが2チーム。そんなにいつも旨いものを食っていられないから、懇親会はだんだん普通になっていった。

そんなわけで、消滅してから7年。
そろそろ、またやろうか・・ということになって昨年あたりからチョロチョロやっていて、今年から定着の兆し。
そんな兆しの中で「贅沢してやろーぜ!」ということになって、麻布十番の二つ星和食へ行く。

結論。
サイテーだった。
食材はよいに決まっているから、なおさら腹が立った。

でぇ、まー、和食屋はどうでもいい。
がんばってやってください。
たとえ、私の美観と合わないにしても、その過剰さを好む人はいるでしょう。
噂によると、「業界人」という人たちの御用達らしい。
私たち、普通の人、ちゃんと家庭の味で舌のベースを作った人には無理ですが、あーいう過剰な人たち向きなのでしょう。
そして、私は過剰さをとても嫌う質なので、すいませんが縁がありません。

翌日、NHKに某有名フレンチのシェフが出ていた。
私は2回しか食べていないけど、この人の料理は好きだ。
引き算が絶妙。
微妙な塩加減は、興奮モノ。
つまらぬ創作を排除した潔さは、テレビに映る人柄にも出ているように思えた。
「適当」という言葉がジョークで使われていたけど、あれはジョークじゃないね。

ところで、腹が立つのはミシュランの調査員である。
これで裏切られること2回目。
おそらく、あいつらの舌はスーパーの惣菜で育ったのだと思う。
まー、そんな出自は、本人の責任ではない。
しかし、ああいう仕事につくのはどうなのか?

まー、人は皆自分が中心だ。
この文章を書いている私もそうで、自分の舌を中心に吠えている。
私の嫌う過剰こそが王道かもしれないし、それが「おいしい」の基準なのかもしれない。

・・・と書いても、そうは思えない。
あの時の料理、特に最後の名物料理は、食する者をバカにしているとしか思えなかった。
ただし、ミシュランってのは、JーPOPみたいなものなんだから、そういうことは言いっこなしよ!と言われたら納得である。
何も言うことはない。
でぇ、きっとそうなんだね。
文句を言って悪かった。
これ以上はかかわらないから安心してくれ!

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