【TAROの日記】
溝口健二2017/06/13(火) 08:50
来月中旬から、横浜の映画館で溝口健二の作品が一挙に上映される。恵比寿ガーデンシネマでの特集が10年以上も前になるから久しぶりである。昨年のカンヌで、『雨月物語』の4Kデジタル復刻版が上映されたらしいが、その流れだろう。
『雨月物語』の復刻版か・・・。涎がでてしまうな~。
最近、長回しを多用する映画が多いと感じている。しかい、感心できないものが多い。2年前に封切られたワンカットを売り物にしたアメリカ映画なんてサイテーだった。
同時に、『デゲレオタイプの女』のような溝口オマージュと思われる映画があったりもして、溝口の再映は旬だ。
一時、日本映画は、アート・デザイン系(・・とでも言ったらいいのか?)のニワカ監督がつまらない絵を撮っているものが目立った。大きな画面の前で「あーあ」って思ったものである(最近、見ないな・・。どこに行った? 単にこっちが避けているだけか)。あの時のシコリも十分に残っている感じなので、なんとか時間を作って見に行きたいものである。
最近。台湾ヌーベルバーグやネオ・リアリズモ、そしてヌーベルバーグの作品群が所々で再映されている大きな理由は、4Kデジタルのおかげだろう。これから当分楽しめそうだ。