【おすすめの本】
「書店風雲録」 田口 久美子 (著)2004/02/10(火) 04:18
「書店風雲録」
田口 久美子 (著)
本の雑誌社 ¥1,600
「池袋リブロ」または「西武ブックセンター」 この響きは、本好きにはたまらない響き。
私も「西武ブックセンター」時代から1980年代後半くらいまでは、ずいぶんお世話になった本屋である。
当時、あそこが発信したものが、今現在、薄まった内容で広まっている事実にどれくらいの人が気づいているだろうか?でも、そうなんだよね。
その「リブロ」の風雲録正直なところ、70年代から80年代に「リブロ」のお世話になった方々以外にはあまり勧めない。あくまでも、こだわりの人にお勧め。
読んでると時代の臭いがする。時代には、臭いがあるんだよね。もう2度と嗅げない臭いだけど・・。
今は亡き「WAVE」と共に、堤さんが発信しようとした「文化」には、時代の臭いがあったと思う。あの頃のあのたたずまいに「帰ってこーーい」と叫びたいのは私だけ?
こうやって昔を懐かしんでみると、本も音楽もあの頃からどれくらいの進歩があっただろう?もしや、神田昌典と椎名林檎ぐらいだったりしないか?あ!黒木亮と”さかな”も入れよう。
革命的な進歩で考えれば、そんなにいない。
むしろ後退したのでは・・。
90年代は不毛だっだのかもしれない・・。
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