2006/04/25(火) 08:46
マンガ『神の雫』を読むようになってから、ワインは「開く」ということを知った。
最初は、おいしくないのだけど、デカンタに入れて空気に触れさせておくと、味が良くなることを「開く」なんて表現するのはおしゃれである。
昔、ウン万円のワインをデカンタで出されたときに、ボトルで出てこないのは、中身が違うからだろ!とウエイターに言ったことがある。
こいつはバカだ!という目でウェイターは言った。
「高いワインほど、こうしないといけないの!」
その時のウェイターの説明は短くてよくわからなかったが、その後マンガで理解した。
そんなわけで、生意気に「開いた」なんて言いながらワインを飲むなった・・?
昨日、『まーけ塾』が終わってから、ボクの書斎で飲み会を行った。
花見をするという話が、どうしてボクの書斎で飲むことになったのかは不明。
こんな飲み会アリ?という感じだったけれど、まぁ、家で飲むのは楽である。
そんなわけのわからない飲み会に用意していた秘密兵器。
1993年もののデカボトルのワイン。
どうせ飲み屋で飲むより安く上がるというので奮発した「お高級」なワインちゃん。
でぇ、開封して飲んだけど、開いてない・・・。
でも、これは、開いたら相当うまいな・・ということは十分感じた。
しかし・・・・。
「開かない」「開かない」と言いながらみんなで飲んでいたら、終わった・・。
開かない「お高級」ワインはこうして、たっぷり不満を残しながら胃袋に入った。
そこで二日酔いの頭で哲学。
「待つというのは最大の戦略である」
これって、以前も書いたような気がするけど、昨日はカラダで感じたので、再掲。
待てない人はダメです。
時間は待ってくれないなどという脅迫に負けてはいけない。
「結果」というのも脅迫。
本来、結果なんてモノには価値がない可能性もある。
結果を遠ざけると、とっても良い結果に至るという皮肉な事例も世間にはたくさんある。
待つのは戦略だが、あの場合待っていたら胃袋にお高級ワインを染み渡らせることは出来なかった。なんせTAXIがお迎えにきていたし。
そこで哲学。
「備えあれば憂いなし」
会を始める前からボトルを抜いとけばよかったノダ。